東武線快速列車の旅(2)

(2005年夏に訪問。その後ダイヤ改正等で大きく変わっているため適宜注を入れていきます)
浅草9時10分発の快速に北千住から乗車、一路会津田島を目指す。「全部乗るって言った割には浅草から乗ってないじゃん!」といきなり突っ込まれそうだが、朝早かったし一番近かったのが北千住だからというだけなので、そこは気になさらずに。まあ、大して変わりませんから!(笑)

東京では屈指の通勤路線である東武伊勢崎線、その東京側の玄関口として名高い北千住駅。この日は休日だったが、いつもは通勤客でごった返していることだろう。実際の起点は浅草であるものの、同駅が山手線や都心とは大きく離れているということから、北千住が実質的なターミナルとなっている。もっとも、そもそもの歴史をたどれば東武は元々北千住が起点で、後から浅草へ路線を延ばしたということである(なので実は0キロポストも浅草ではなく、今も北千住にある)。1階が東武線ホーム、3階が相互乗り入れする日比谷線直通のホームで間の2階にコンコースがある。ターミナルらしいマンモス駅の様相ではあるものの、迷いやすいし乗り換えにも時間がかかる。今回の路線のスタートは、そんなまあある意味典型的というか、本音を言えばあまり見たくないような通勤路線。まあ他の特急列車とかもそうだろうが「本当に会津まで一直線で行けるだろうか」とちょっと思えてくる。しかしそんなのは本当に最初だけ。ひとたび乗ってしまえば後は非日常へ一直線である。

ボックス席の窓側に早速陣取る。行楽期の休日とあって車内はごった返している。座れてよかったようなものだ。通路の反対側はよく見えない。最初の停車駅は春日部。20分ほどノンストップで走る。途中には草加や越谷といったベッドタウンの都市が続き、一つ下の準急以下(2013年現在は、急行以下)ならばそれらの駅にも停車するが、快速は停車しない。春日部とてベッドタウンという所ではあるが、東京からは30キロほど離れることになる。
その後5分ばかり走って東武動物公園に止まり、伊勢崎線から分かれて日光線に入る。北千住を出て25分くらいしか経っていないが、駅間距離が長くなり、景色も駅付近を除いて田畑とローカル色が一気に強くなってくる。
利根川を渡って、埼玉県から群馬県に入り、板倉東洋大前に停車。群馬県板倉町にあり、東武日光線では唯一群馬県にある駅。ちなみにちょっと西へ行くと館林、東北自動車道が通る。この辺まで来ると山もだんだん迫って来て、だいぶ北関東に出てきたという感じになるのではないだろうか。ついでに本数も少なくなるのだが。この辺まで来ると1時間に2、3本くらいしか電車はない。
足尾銅山の公害対策として整備された渡良瀬遊水池付近を通り、藤岡の先で渡良瀬川を渡る。栃木の市街地に近づいてきて新大平下、栃木、新栃木と停車駅が続く。新大平下はすぐ近くのJR両毛線の大平下と並んで太平山(山名は「大」ではなく「太」の字を使うらしい)の最寄り駅。大中寺という寺があり、七不思議で知られている。昔遠足で行ったことがあるがその時はバスだったか。

新栃木では県庁所在地の宇都宮へ向かう、宇都宮線が分かれる。ここからはとうとう、各駅に止まる普通列車は1時間に1本しか来ない。2005年当時は特急、快速、普通が最低1本ずつはあったが、2006年からは快速の大半がこの区間で各駅に停車する区間快速に格下げされ、ほとんど普通と統合されて本数が激減してしまっている。ちなみに今でも朝の数本は快速のまま残っている(浅草9時10分の快速も健在)。
栃木あたりまでは田畑こそ目立つものの駅周辺が宅地化されていたが、それもほとんど見られなくなる。快速停車駅である新鹿沼、下今市以外は、ホーム屋根の少ない簡素な駅が目立ち、乗客も数百人程しかいない。東京からもう80キロ過ぎて、車窓にしても広い関東平野の景色も終わり、山へさしかかる風景になる。

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下今市に到着、ここで二手に分かれ前2両が東武日光行き、後ろ4両が会津方面行きになる(さらに2両は途中止まり)。ここまでは特急並みに飛ばしてきたが、ここから先は各駅停車である。今は珍しい駅弁売りがホームで弁当を売っていた。ちなみに駅名看板、当時の写真なので「栃木県今市市」となっているが、2006年に合併して日光市になってしまった。狙ったものではないが、ある意味貴重???

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東武動物公園からここまで日光線を走ってきたが、ここからは鬼怒川線に入る。伊勢崎線・日光線は通勤路線であるし観光の特急も走る路線ということでよく整備され結構なスピードを出すが、鬼怒川線はほとんどが単線で、カーブがひしめきあっている。よって、特急も含めてほとんど徐行運転している。
下今市を出るといきなり直角にカーブする。東武といえば始発の浅草駅の急カーブも危険な程強烈だが、ここも負けていない。国道121号線と並行しながら進み、沿線にはウエスタン村や東武ワールドスクエアがある。しかし大半は鬼怒川沿いに山々の間をのそのそと抜けていく感じで、トンネルこそないものの山岳路線的な雰囲気は強い。やがて川沿いに温泉旅館が増えて温泉地ムードが強まってくると鬼怒川温泉である。すでに北千住から2時間近く乗っている。ここまできただけでも十分お腹いっぱいという感じになりそうだが、まだまだ先は長い。

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smith
学生時代に旅行好きから発展(?)して鉄道好きになり、かれこれ10年以上ヒマを見つけては主に乗り鉄を楽しんでいます。
最近は車両面などの関心も強まって少しずつ撮り鉄にもなりつつあります。興味対象についてはあまり限定せずに幅広く、程よくがモットー、のつもりでおりますが本ブログでどれくらい反映出来るか、果たしてどうでしょう?(笑)まあ基本旅中心なので主に行きたいと思う所ベースに選んでます。どうぞお楽しみに!!!

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