東武線の快速一本で北千住から会津田島までやってきた。ここでようやくの乗り換え、会津若松行きに乗る。
会津若松から先は非電化区間となり気動車のみが走る。国鉄時代ほとんどそのままといったところであるが、いくつかの駅名が変わったり、駅の新設がされたりしている。次の駅は田島高校前、高校の名前が堂々駅名になっている例は珍しいが、これも会津鉄道になって改称されたもの。
しばらくは川沿いに下る国道に沿って町や集落が続く。これまた珍しい名前の養鱒公園(ようそんこうえん)、名前の通り魚のマスの養殖をしていて、釣って食べることも出来るという。
会津下郷辺りまでは町や集落が続くが、この先は川に沿って下って行く感じで、少し山深い所を走る。
会津田島から7個目、塔のへつりで降りる。今回の旅の第一目的地だ。前々からこのルートと合わせて、奇妙な駅名で非常に気になっていた。「へつり」とは会津方言で川沿いの険しい崖を言うもので、文字通り会津線に沿って流れる大川による長年の浸食で形成された、断崖、奇岩が塔のように並ぶ渓谷である。
駅に降り立つ。会津鉄道になって塔のへつりのために新設された駅で、周囲にはひたすら林が広がるのみ。
少し歩いて国道を渡ると塔のへつりの入口。この辺りまで来ると食事処や土産屋があり賑わいを見せる。
早速自然のパノラマがお出迎え。「へつり」へは写真左下の吊り橋を渡って行く。へつりどころか吊り橋渡るだけでも怖そうだ。でも渡ってみたら意外と平気だった!
橋を渡るとそこは断崖。岩をくりぬいたわずかな通路で川沿いをおっかなびっくり進むw。スリル満点、自然の凄さも感じられた。ちなみに現在は一部崩落があったため奥の方は閉鎖されており、吊り橋周辺を少し歩いて見る程度に留まっているそうだ。私が訪問した時は皆普通に歩いていたと思うので、そうなる前だったのだろうか。ほとんどありのままの自然の場所、危険と隣り合わせな部分もある。
吊り橋を渡った地点、断崖と反対側には階段が有る。しかし足場は良くなく、鎖による手すりがついている。登るのはいいけど降りるのはちと怖かった。しかし場所が違うがなんだかトトロでも出てきそうな雰囲気。
短い間ではあったが、すっかり大自然に溶け込んでエネルギーを得た!再び列車で会津若松を目指す。
投稿者プロフィール
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学生時代に旅行好きから発展(?)して鉄道好きになり、かれこれ10年以上ヒマを見つけては主に乗り鉄を楽しんでいます。
最近は車両面などの関心も強まって少しずつ撮り鉄にもなりつつあります。興味対象についてはあまり限定せずに幅広く、程よくがモットー、のつもりでおりますが本ブログでどれくらい反映出来るか、果たしてどうでしょう?(笑)まあ基本旅中心なので主に行きたいと思う所ベースに選んでます。
あ、ちなみにハンドルネームの「smith」はちょうど自分が受験戦争前後だった頃にテレビでやっていたロボットアニメの影響(?)から、何気なく使ってるものです。。。
どうぞお楽しみに!!!
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