往年の名車で行く富士急の旅(4)

寿からは富士吉田市となる。車窓が賑やかになるが、相変わらずの登りが続く。それでも比較的開けていてなだらかな感じがするのは、巨大な富士の山麓が近づいてきたためだろうか。反対側の麓である御殿場もそんな感じだ。ちなみに寿駅付近に勾配標識があって見てみたら28.6という数値。勾配の度合いは千分率(‰、パーミル)で示され、この標識では28.6‰、1000m進むと28.6m標高が上がる勾配という意味。これは結構きつい部類。このあたりはまだ町になるほどだからややなだらかなのだろうが、本格的に山奥へと分け入る箱根登山電車や南海高野線などでは、50‰かそれ以上の勾配が随所にある。箱根登山電車では80‰という日本一急な勾配があり、ここまで来ると車両の傾き具合が半端ない。2009年には急勾配を持つ登山鉄道同士で、共同で観光のPRを図るべく「全国登山鉄道‰会」が結成され、富士急も参加している。

地の利の良さか工場などが集積していて結構な町になっているようだ。家並みが途切れることはほとんどない。かえって東京に近いはずの大月側の方が、山に囲まれていて田畑や緑が多くちょっと寂しげな感じがするくらいである。

葭池温泉前、下吉田と過ぎる。下吉田は側線が何本かある少し大きめの駅で、かつては貨物の取り扱いがあった。ワフなどの貨車も止まっている。ふと見ると一番端の方に客車が止まっている。動くのかと思うと、1両しかないので静態保存のようだ。行き先を見ると「特急富士 西鹿児島」と書いてある。そういえばそんな列車もあったな。今や、多くのブルトレはもう過去の話になってしまった。

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月江寺を出ると進行方向左手、遠くの方にこの辺にしては巨大なビルが見えてくる。次の富士山駅の駅ビルである。登り勾配をかせぐためか直接進むことはせず、一旦通り過ぎてUターンするように走る。やがて河口湖からきた線路が右から合流して富士山駅に到着する。線路はここでスイッチバックするようになっていて、進行方向が変わる。

 

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河口湖まであと二駅だが、5000系の発車を見届けるためにちょっと降りてみた。

 

投稿者プロフィール

smith
学生時代に旅行好きから発展(?)して鉄道好きになり、かれこれ10年以上ヒマを見つけては主に乗り鉄を楽しんでいます。
最近は車両面などの関心も強まって少しずつ撮り鉄にもなりつつあります。興味対象についてはあまり限定せずに幅広く、程よくがモットー、のつもりでおりますが本ブログでどれくらい反映出来るか、果たしてどうでしょう?(笑)まあ基本旅中心なので主に行きたいと思う所ベースに選んでます。
あ、ちなみにハンドルネームの「smith」はちょうど自分が受験戦争前後だった頃にテレビでやっていたロボットアニメの影響(?)から、何気なく使ってるものです。。。

どうぞお楽しみに!!!
カテゴリー: ローカル線, 中部, 大月線, 富士急行, 山梨, 河口湖線   作成者: smith パーマリンク

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学生時代に旅行好きから発展(?)して鉄道好きになり、かれこれ10年以上ヒマを見つけては主に乗り鉄を楽しんでいます。 最近は車両面などの関心も強まって少しずつ撮り鉄にもなりつつあります。興味対象についてはあまり限定せずに幅広く、程よくがモットー、のつもりでおりますが本ブログでどれくらい反映出来るか、果たしてどうでしょう?(笑)まあ基本旅中心なので主に行きたいと思う所ベースに選んでます。 あ、ちなみにハンドルネームの「smith」はちょうど自分が受験戦争前後だった頃にテレビでやっていたロボットアニメの影響(?)から、何気なく使ってるものです。。。 どうぞお楽しみに!!!

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