あまり険しさこそ感じられないが、このあたりでまた町を離れていく。車窓左手には浅間山が見えてくる。間近で見ることはほとんどなかったが、火山というだけに特徴的な山体をしている。
次の信濃追分にはホームにも「浅間山」の表示がある。
雨が降っていて、北はまだ日が射しているが南は真っ暗だ。大丈夫だろうか・・・。
住宅が増えてきて、中軽井沢。軽井沢のリゾート地にも近づいてきた感じだ。木々がそれっぽくなってきて、各々の建物の間隔も広い気がする。
上田で別れた新幹線と再会、右隣に寄り添ってくる。いよいよ終点、軽井沢である。
ここから先、かつての信越本線は碓氷峠越えとなる。上り下りとも厳しい勾配となるため自力で走る訳に行かず、峠越えとなる軽井沢〜横川間だけは補助の機関 車が必ず連結された。今はここから高崎、東京へのアクセスは新幹線が機能を担い、旧信越本線の鉄路は完全にここで途切れている。
昔ながらの構内。よく見ると写真右に腕木式の信号が。
駅には軽井沢駅舎記念館が併設されており、かつて碓氷峠越えで活躍した機関車が保存されている。今回はそこまで時間がないので外から申し訳程度に見るしかなかった。頼りになる助っ人、ロクサンことEF63形電気機関車。碓氷峠越えのためにEF62形と共に開発、投入された機関車。これがなければ、どの列車もここを通過できなかった。
こちらは10000形、同じく碓氷峠用だが1912年の導入。ドイツから輸入された海外生まれの機関車。またこちらはアプト式時代のものだった。
新幹線ホームを望む。明治時代から機関車補助による連結で昇り降りしていたここにも新幹線が通るとは。
群馬側を見る。線路は無惨にも途切れている。いつでも再会出来そうな雰囲気だが。
峠を越えた横川〜高崎間はJRが信越本線として今も営業を続けており、現在途切れている横川駅まではJRの連絡バスが結んでいる。途切れた碓氷峠区間では新線に切り替わる前の線路が遊歩道「アプトの道」として残されており、めがね橋へも行くことができるが、またの機会にする。とりあえず今回は碓氷峠をまともに訪れたのが初めてであったし、連絡バスで碓氷峠を味わってみたいと思う。
投稿者プロフィール
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学生時代に旅行好きから発展(?)して鉄道好きになり、かれこれ10年以上ヒマを見つけては主に乗り鉄を楽しんでいます。
最近は車両面などの関心も強まって少しずつ撮り鉄にもなりつつあります。興味対象についてはあまり限定せずに幅広く、程よくがモットー、のつもりでおりますが本ブログでどれくらい反映出来るか、果たしてどうでしょう?(笑)まあ基本旅中心なので主に行きたいと思う所ベースに選んでます。
あ、ちなみにハンドルネームの「smith」はちょうど自分が受験戦争前後だった頃にテレビでやっていたロボットアニメの影響(?)から、何気なく使ってるものです。。。
どうぞお楽しみに!!!
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