工業地帯を行く鶴見線(2)

左急カーブでJRの線路を跨いで海側に出ると、最初の駅である国道駅。文字通り下を走る第一京浜国道(国道15号線)から付けられたもので、なんともそのままなネーミングである。鶴見線には、そのような命名の駅が多い。
ここまで高架駅だが、ここも鶴見駅同様、年代が年代だけに非常に古い。降り立つとアーチ状の屋根を持つ駅ホーム。線路は猛烈に急カーブしており、電車とホームの間は、かなり空いてしまう。そしてホームから一度階段を下りると、まるでそこだけ本当に時間が止まっているかのような、すすけて薄暗く、設備も昔のままのコンコースに出る。昭和年代を対象としたドラマでしばしばロケに使用される駅である。
鶴見駅近辺の住宅街の中にある駅で、マンションも立ち並んでいるが、乗り降りする人は少ない。鶴見駅からそんなに離れていないし、バスも走っている。それに鶴見線がラッシュ時を除いて電車が少ないのも要因だろう。

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鶴見行き列車。ホームと列車の間がかなり空いているのが分かる。

 

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列車が行ってしまうと、誰もいなくなる。

 

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サイン類はきちっと、新しいものになっている。抜かりないな。それなら設備も少しは奇麗にした方が、という気もするが。まあ、あんまり奇麗すぎては雰囲気ぶち壊しか。せっかくロケ地にもなっているのだし。下写真では住宅やらマンションやら色々映っているが、この通り駅周辺は全くもってごく普通の街、取り残された別世界の如く佇んでいるのはもはや鶴見線とこの駅だけと言ってもいいほど。もうここまで来ると時代から取り残されたというより、逆に鉄道の方が時代への適応を固く拒んでいるようにさえ、思えてしまう。

 

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鶴見小野方面を見る。まだしばらくは住宅街やマンションなどが続く。

 

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いよいよ階段を下りて出口へ向かう。

 

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踊り場に降りる。時代がかっている上に、薄暗い。この手の場所に慣れていないと、ちょっと怖いかもしれない。自動販売機があるのがせめてもの救い?何もなかったらいよいよ何か錯覚を起こしそうだ。

 

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無人の改札口。高架駅なのに無人というのは珍しいのではないだろうか。保安上、問題はないのだろうか。昔はここに改札のおっちゃんが立っていたのだろうが、今立っているのは物言わぬ切符回収箱とSuicaの読み取り機。ご丁寧に昔の改札設備に収まるように置かれている。もう人が立つことはないんだし、「あってもなくてもどうでもいい」気がするが。

 

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薄暗く昔に引き戻されたようなコンコースを出て駅の外へ。出るとすぐに第一京浜。ここだけ見るとごく普通の駅。思わず、安心する(笑)。ああ、もうあまり戻りたくないな・・・。という訳でこのあとは鶴見二郎へ向かったのであった。(笑)ああ、鶴見線の続きはちゃんと書きますからご安心を・・・。

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smith
学生時代に旅行好きから発展(?)して鉄道好きになり、かれこれ10年以上ヒマを見つけては主に乗り鉄を楽しんでいます。
最近は車両面などの関心も強まって少しずつ撮り鉄にもなりつつあります。興味対象についてはあまり限定せずに幅広く、程よくがモットー、のつもりでおりますが本ブログでどれくらい反映出来るか、果たしてどうでしょう?(笑)まあ基本旅中心なので主に行きたいと思う所ベースに選んでます。どうぞお楽しみに!!!
カテゴリー: JR東日本, 神奈川, 都市近郊, 関東, 鶴見線   作成者: smith パーマリンク

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学生時代に旅行好きから発展(?)して鉄道好きになり、かれこれ10年以上ヒマを見つけては主に乗り鉄を楽しんでいます。 最近は車両面などの関心も強まって少しずつ撮り鉄にもなりつつあります。興味対象についてはあまり限定せずに幅広く、程よくがモットー、のつもりでおりますが本ブログでどれくらい反映出来るか、果たしてどうでしょう?(笑)まあ基本旅中心なので主に行きたいと思う所ベースに選んでます。どうぞお楽しみに!!!

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