中央西線

というわけで松本から中央西線の始発列車に乗る。松本駅の一番端っこに0番線があり、そこに今回乗る列車は入線する。車両は115系長野色3両編成だ。

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塩尻まで篠ノ井線を戻り、そこから中央西線に入る。夏とあって6時も過ぎればもう空はすっかり明るくなっている。
中央西線は中山道沿いに木曽を経由して名古屋へ至る。東京〜塩尻間の中央東線は大月、甲府、小淵沢、諏訪と、山梨、長野の主要都市を結び、山々が広がるものの高原のような感じで車窓の変化も割と穏やかである。それとは対象的に、中央西線は路線こそ古くからの街道には沿いつつも、ほとんどが山間部を通り沿線の集落を結びながら走るような感じである。車窓はかなり山深く、家並みも少なく緑や渓谷が多くを占め、厳しい自然の中を行く路線という感じである。途中、上松には景勝の「寝覚の床」が控える。ローカル線チックに自然を味わうには良いだろう。このあたりの普通列車は1〜2時間に1本しかない。

塩尻の次の洗馬辺りまではまだ松本平といった感じでそれほど険しくないが、急に左右に山が迫ってきて渓谷を中山道とともに進むようになる。トンネルもくぐる。塩尻を出た時点では複線だが、途中何カ所か単線になる所がある。

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そんな所を抜けながら木曽福島へ。木曽町の中心駅で特急も停車する。車窓左側には木曽川が流れ、この先途中離れはするものの名古屋方面を目指すことになる。次の上松を出た所で寝覚の床が広がる。木曽川の流れによって浸食された花崗岩の地形である(写真を撮っておかなかったのが悔やまれる。また行くか)。
上松では長いこと停車したのでちょっとホームをうろうろ。

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「木曽檜の里」ということで堂々檜が置かれている。

 

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名古屋側を望む。すぐ山が迫っている。

木曽の町の中心を抜けて、再び険しい山間部を単線で通過して行く。夜行列車であまり寝付けなかったためかだいぶ眠気も来ているが、もったいないのでなんとかこらえる。といいつつもあまり詳細に覚えていないが。
岐阜県に入り、木曽川から離れていくと中津川。中津川市の中心駅であるとともに、ここから先は瑞浪、土岐、多治見といった都市が続く名古屋都市圏に入るため本数が増える。運行上の拠点となっている駅である。基本的に普通列車はここで乗り換えとなっており、塩尻側は1、2時間に1本しかないが、名古屋側は1時間に2本程度の列車がある。途中瑞浪、多治見など主要都市でまた折り返しがあって本数が増えていく。ここまで3両編成ボックスシートのローカル線に乗ってきたが、ここで一気に8両編成、長椅子の都会電車になる。車両はJR東海の211系か313系が使用される。

 

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中津川にて、ここまで乗ってきた115系(左)。JR東日本所属の長野色。中央西線はJR東海の路線だがここまで乗り入れており、長野色の115系が見られる最西端の駅でもある。

 

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名古屋の通勤輸送の主力、211系(右)。東京でも東海道線や東北本線でおなじみの車両だったが、そちらの方は今やほとんど新型に取って代わられてしまった。

 

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留置線が広がっており広々としている。セントラルライナーに使用される313系8000番台が休んでいる。セントラルライナーは名古屋発着の座席定員制(名古屋〜多治見間では310円の乗車整理券が必要)の快速列車。この当時は現役だった訳だが、つい先頃2013年3月のダイヤ改正で廃止されてしまい、今は特別料金の要らない単なる快速になっている。

 

中央道とぴたり並行しながら開けた所を走る。2つ先の恵那では明智鉄道線が分岐するが、今回は残念ながらスキップする。多治見までは町が続き、名古屋の手前に近づいた感じが、するがちょっと面白いのはここで再び渓谷に戻る。ちょうど愛知と岐阜の県境だが、庄内川上流にあたる土岐川が渓谷を作っている。この区間に古虎渓、定光寺と二つの駅が存在する。名古屋近郊のため止まる列車こそ多いが、周囲が周囲だけに、利用客は極端に少ない。
渓谷区間を抜けて高蔵寺、愛知環状鉄道と接続する。愛知万博では輸送ルートの一つとして活躍したルートである。ここから先は本格的に名古屋近隣の都市部に入り、春日井市を経て名古屋市に入る。もう車窓から家並みが途切れることはほぼなくなり、ごくありふれた通勤路線の車窓になっている。車両が211系だけに東北本線、高崎線などを連想してしまうかもしれない。しかし東京と名古屋の二大都市に乗り入れる中央線、間はローカルだが、都市部となる路線の両端はどちらも似たような事情の、混雑の激しい通勤路線である。東京側は良く知られているだろうが名古屋側の混雑もかなり激しいらしい。東海道線の場合、名鉄などが並行しているため輸送シェアの奪い合いがあるが、中央線では並行路線がないため混雑が集中するようだ。

名鉄瀬戸線、地下鉄、ゆとりーとラインと接続する大曽根を経て名古屋都心部に入る。しかし名古屋だけに、池袋あたりでおなじみの大手予備校の看板がやたらと目立つ。東京にいるときはそんなに感じないが、やっぱり名古屋なんだなと思う。
高架で名古屋の都心を闊歩して、東海道線と合流して金山に到着する。名鉄とも接続する名古屋のターミナルの一つ。もう一駅で終点名古屋なのだが、私はここで地下鉄に乗り換えるために列車を降りた。夜行も使いつつであったが初めて中央線だけで東京〜名古屋を移動した。乗り鉄にはまりだしてそんなに経たない頃だったということもあり、かなり感動を覚えた。

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smith
学生時代に旅行好きから発展(?)して鉄道好きになり、かれこれ10年以上ヒマを見つけては主に乗り鉄を楽しんでいます。
最近は車両面などの関心も強まって少しずつ撮り鉄にもなりつつあります。興味対象についてはあまり限定せずに幅広く、程よくがモットー、のつもりでおりますが本ブログでどれくらい反映出来るか、果たしてどうでしょう?(笑)まあ基本旅中心なので主に行きたいと思う所ベースに選んでます。どうぞお楽しみに!!!
カテゴリー: JR東日本, JR東海, ローカル線, 中央本線, 中部, 岐阜, 長野   作成者: smith パーマリンク

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学生時代に旅行好きから発展(?)して鉄道好きになり、かれこれ10年以上ヒマを見つけては主に乗り鉄を楽しんでいます。 最近は車両面などの関心も強まって少しずつ撮り鉄にもなりつつあります。興味対象についてはあまり限定せずに幅広く、程よくがモットー、のつもりでおりますが本ブログでどれくらい反映出来るか、果たしてどうでしょう?(笑)まあ基本旅中心なので主に行きたいと思う所ベースに選んでます。どうぞお楽しみに!!!

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