相模線の旅

茅ヶ崎を起点に、橋本まで33.3kmを結ぶ路線。東京都心に来ることはないが起点の茅ケ崎で東海道線、終点橋本で横浜線や京王線と接続しているとあって沿線はある程度開発され、車両も典型的な通勤電車となっている。しかし基本的には相模川沿いに神奈川県を南北に結ぶ地域路線であり、1991年に電化されるまでは気動車による運行でことに国鉄時代は赤字問題も深刻視されたほどのローカル線であった。電化されて以降、本数もかなり増えて(日中、20分に1本程度)地域の足として定着しているような感はあるが、未だに全線が単線であり、主要駅の付近を除けばのんびりとした風情もあって今もローカルムードを残している。

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横浜線、京王相模原線と接続する橋本から乗車する。1番線から3番線までが横浜線、そちらの方が本数も多く賑わっている。相模線ホームの4、5番線はその横浜線と、JRを跨ぐ京王相模原線の高架駅との間に位置する。ターミナルとあって奇麗にされてはいるが、4両編成しかないためホームはちょっと短いし、人も少なくホームも狭く少々寂しい印象。乗客多く賑わっている横浜線、京王線に挟まれて少々浮いているような感じもしなくもない。ちなみに朝夕ラッシュ時は横浜線に乗り入れて八王子へ行く列車が数本ある。しかし横浜線は8両編成に対し、相模線は4両編成と半分しかない。結構混雑するのではないだろうか。
相模線の車両は205系。80年代末期〜90年代初頭に投入されたもので横浜線と同タイプでもある。しかし相模線では単線ということで行き違い待ちがあり、長時間停車により冷暖房効率が下がることを懸念してドアを半自動とした500番台が投入された。年間を通してドアは自動では開かず、乗客がドア横のボタンを押して自ら開閉する。

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時刻になり発車、京王線の高い高架橋をくぐり、横浜線の車両基地のあたりで右カーブして同線と分かれる。最初の駅は南橋本。この辺りまでは橋本の周辺部とあって大型ショッピングセンターやマンションが立ち並ぶ。1990年に京王が乗り入れて橋本と東京都心がダイレクトで結ばれ、周辺開発が急速に進んでいる。
しかしそんな景観も束の間で橋本から離れるにつれてローカルムードも濃厚になっていく。全体的には住宅地が続くが、間もなく進行方向右手に寄り添ってくる相模川に合わせて台地から低地へと降りて行く。緑の間をカーブや下り勾配で進む。夏ということで線路沿いはことに草が生い茂っている。難読駅名の原当麻(はらたいま)を過ぎ、下溝辺りまで来ると相模川が近づき、並行して走るようになる。川沿いになる右側の車窓は視界が開けていて大山を含む丹沢山系を望むことができる。

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海老名では小田急線、相鉄線と接続するが、JRの駅は国鉄の分割民営化直前の1987年になって新しく開設されたものである。一応私鉄の海老名駅に一番近い場所には造られているもののかなり無理矢理な感じであり、乗り換えるには長い歩道橋を数分歩かないといけない。むろん昔から栄えてきた私鉄の海老名駅周辺の方が街の中心になっており、小田急は急行が停車するし、相鉄はここが終点でかなり賑わっているが、対するJRの駅周辺は今ひとつな感じ。申し訳程度に仲間に入れてもらったものの、いかんせん相手にされていないような感じがする。

左側に線路がもう一本並行して複線のように見えるが、そちらは相鉄の貨物線である。その貨物線の線路が広がって基地になっている所を過ぎると厚木。ここも小田急線と接続し、むしろこちらの方が素直に隣接していて乗り換えが楽である。相鉄は貨物線なのでここで列車に乗ることはできないが、車庫も兼ねているのか、営業用の車両が回送されて止まっていることがある。どうせなら相鉄の駅もあれば便利なのにと思うが、その貨物線は相鉄の終点である海老名を通らない(一つ隣のかしわ台から分岐している)し、単線であるので運行上手間のかかる所かもしれない。

海老名、厚木と、相模線のだいたい中間地点で賑やかな場所を過ぎ、再び単独になってちょっとローカル色に戻る。しかし十数年前乗った時と違っているのは、このあたりが圏央道のルートにもなったことで、高架橋が並行するようになり視界がやや遮られる感じになってしまったところだ。いや、そんな程度で済む話ではないか。地図を見てみれば圏央道は茅ヶ崎から相模原へと抜ける形で、相模線のルートとほぼ並行している。それぞれ流動の違いはあるだろうが、何らかの影響が出てしまうだろうか。

倉見では東海道新幹線と交差している。新幹線の駅はないのでここに設置して連絡する構想もある。新幹線では新横浜〜小田原間にあたり、この間は結構距離もあると思うので確かにもう一つくらいあっても良いかもしれない。
寒川町に入る。宮山は有名な寒川神社の最寄り駅。ホーム1面1線のみの小さな駅だが、初詣シーズンは人でごった返すのだろうか。かつて存在した西寒川からの支線跡が合流して寒川。町の中心で駅も大きく、乗客も多い。東海道線、湘南に近づき、車内は夏ともなれば海水浴客も見られる。北茅ケ崎を過ぎて右急カーブして東海道線に合流、終点茅ヶ崎に着く。私鉄の始発駅のようで大きな駅だが、ここでもドアは自動では開かない。一人目がドアを開けると一斉に乗客が降りる。橋本から約1時間、通勤路線ではあるが気軽にローカル気分に浸れる路線だ。

 

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朝夕は横浜線経由で八王子に乗り入れる相模線(長野の帰りに偶然遭遇)

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smith
学生時代に旅行好きから発展(?)して鉄道好きになり、かれこれ10年以上ヒマを見つけては主に乗り鉄を楽しんでいます。
最近は車両面などの関心も強まって少しずつ撮り鉄にもなりつつあります。興味対象についてはあまり限定せずに幅広く、程よくがモットー、のつもりでおりますが本ブログでどれくらい反映出来るか、果たしてどうでしょう?(笑)まあ基本旅中心なので主に行きたいと思う所ベースに選んでます。
あ、ちなみにハンドルネームの「smith」はちょうど自分が受験戦争前後だった頃にテレビでやっていたロボットアニメの影響(?)から、何気なく使ってるものです。。。

どうぞお楽しみに!!!
カテゴリー: JR東日本, ローカル線, 相模線, 神奈川, 関東   作成者: smith パーマリンク

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学生時代に旅行好きから発展(?)して鉄道好きになり、かれこれ10年以上ヒマを見つけては主に乗り鉄を楽しんでいます。 最近は車両面などの関心も強まって少しずつ撮り鉄にもなりつつあります。興味対象についてはあまり限定せずに幅広く、程よくがモットー、のつもりでおりますが本ブログでどれくらい反映出来るか、果たしてどうでしょう?(笑)まあ基本旅中心なので主に行きたいと思う所ベースに選んでます。 あ、ちなみにハンドルネームの「smith」はちょうど自分が受験戦争前後だった頃にテレビでやっていたロボットアニメの影響(?)から、何気なく使ってるものです。。。 どうぞお楽しみに!!!

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