神戸電鉄へ(3)

長田から再び下り列車に乗る。今度は1000系。見た目は年代物に見えるが、車内は割と状態が良いようだ。
丸山、鵯越(ひよどりごえ)と進む。鵯越といえば源義経が逆落としを行った所という説が出ている所でもある。もっとも今や当時の面影もないほど、山という山はかなり開発されてしまっているが。

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鵯越あたりで住宅地は一旦途切れ、ガチの山岳区間を走るようになる。トンネルを抜けると2005年に営業休止となった菊水山を通過する。周囲にそれといったものはなく、利用客はどれくらいいたのだろうか。普通電車でもほとんどの列車が通過、1時間に1本くらいしか止まる列車はなかったそうだ。ホームは今もそのまま残されている。

ダムの横を抜けて長いトンネルに入る。ここはダム建設に伴って付け替えられた区間らしい。トンネル内は直線になっていて、速度制限の多い神戸電鉄の中では結構スピードが出る。60km/h程で走行していた。
トンネルを抜けて再び急勾配、急カーブで山間を抜けて行く。眼前に鈴蘭台車庫が見え、神戸電鉄の車両群が休んでいる。そしてそこを抜けると、今までごく自然な山の風景だったのが打って変わって、都市になってしまう。ここから鈴蘭台の街に入り、名前の通り鈴蘭台駅に到着する。

鈴蘭台は文字通りの山上都市。ここから2駅、有馬線を進んだ所に山の街という駅があるが、本当にそのまんまといった感じだ。新開地からここまでほぼひたすら登って来たとあって、このあたりの標高は概して300m前後、東京タワーの高さ程になる。
街そのものの高さもそうだが街中の起伏も非常に激しい。見た感じ鈴蘭台駅を囲むようにすり鉢状の地形になっていて、周囲の建物や住宅は総じて高い所にある。駅周辺の道路を見るとひたすら急坂である。自転車で移動なんてものなら電動アシストがなければ息切れしそうだ。ここに居を構えたらさぞ健脚になることだろうか。まったく、こんな所によくぞ街なんか造ったものだと感心させられる。

歴史は古く、昭和初期に今の神戸電鉄がこの地に開業した際に、東の軽井沢に対するような避暑地として人気を集めたという。その後昭和30年代になって宅地開発が進んで都市化した。元々神戸市内で、兵庫区に位置していたが、人口増加で分区されて北区になり区役所が置かれている。鈴蘭台という名前は公募によるものという。余談ながら、ダチョウ倶楽部の上島竜兵さんの出身地だそうで。

鈴蘭台駅は車庫が隣接するのと、粟生線が分岐するとあって構内は広めである。北区の中心とあってか乗客も多い。

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下りホームから見た駅周辺の様子。駅を出るとすぐ急坂だ。

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投稿者プロフィール

smith
学生時代に旅行好きから発展(?)して鉄道好きになり、かれこれ10年以上ヒマを見つけては主に乗り鉄を楽しんでいます。
最近は車両面などの関心も強まって少しずつ撮り鉄にもなりつつあります。興味対象についてはあまり限定せずに幅広く、程よくがモットー、のつもりでおりますが本ブログでどれくらい反映出来るか、果たしてどうでしょう?(笑)まあ基本旅中心なので主に行きたいと思う所ベースに選んでます。
あ、ちなみにハンドルネームの「smith」はちょうど自分が受験戦争前後だった頃にテレビでやっていたロボットアニメの影響(?)から、何気なく使ってるものです。。。

どうぞお楽しみに!!!
カテゴリー: 兵庫, 有馬線, 神戸電鉄, 粟生線, 近畿, 都市近郊   作成者: smith パーマリンク

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学生時代に旅行好きから発展(?)して鉄道好きになり、かれこれ10年以上ヒマを見つけては主に乗り鉄を楽しんでいます。 最近は車両面などの関心も強まって少しずつ撮り鉄にもなりつつあります。興味対象についてはあまり限定せずに幅広く、程よくがモットー、のつもりでおりますが本ブログでどれくらい反映出来るか、果たしてどうでしょう?(笑)まあ基本旅中心なので主に行きたいと思う所ベースに選んでます。 あ、ちなみにハンドルネームの「smith」はちょうど自分が受験戦争前後だった頃にテレビでやっていたロボットアニメの影響(?)から、何気なく使ってるものです。。。 どうぞお楽しみに!!!

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