日本一長い名前の駅を見た。そのまま南阿蘇鉄道を高森へ行きたい所だったが、本数が少ないしもう時間もいいので今回はここで引き返して今日の宿へ向かうことになった。初めて来た阿蘇だが、すっかり気に入ったことだし今後も来たいと思う。
立野に戻り、豊肥本線に再び乗車する。今度はスイッチバックを経由してカルデラの北側へ向かう。キハ2000系2両編成だ。
スイッチバックの立野駅、列車はこれまで走ってきた方向に戻るように逆向きに発車、熊本方面の線路を見下ろしながら急勾配を登って行く。ほどよい(?)高さまで登った所で山にへばりつき信号場になる。ここで再びスイッチバックする。しばらく停車するが、信号場なのでドアは開かない。運転士が前から後ろへとまた乗り移る。
二度目のスイッチバック後は東へ向けてまっすぐ走る。とはいえしばらくは登山モードが続き、かなりノロノロで進む。横を走る国道57号を行く車はこちらのそんな苦労も知らずにスイスイ走る。
スイッチバックを通過、登って来た線路が下に見える。右側を横断するのが国道57号。
登りきって南阿蘇で見たような高原の風景に出て、集落になってくると赤水。立野から7.9km、普通に走れれば5、6分もあれば着きそうな距離だが、スイッチバックと勾配のためか、この区間はどの列車も、特急も含めて15〜20分程かけて走行している。しかしまったく、この辺りの風景は見ていると下と上が逆のような印象だ。
ともあれ高原に出て、ようやくまともに走れるようになる。辺りは平たいのだがカルデラ内部だけに、どこを向いてもバックには常に山が控えているのが特徴的だし、山の形にしても上が平たくテーブル状でずっと続いているような感じなのが面白い。こんな景色はなかなか見られない。カルデラ内部は町にもなっているし、なんだか天上界にでも来たような気分だ。
投稿者プロフィール
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学生時代に旅行好きから発展(?)して鉄道好きになり、かれこれ10年以上ヒマを見つけては主に乗り鉄を楽しんでいます。
最近は車両面などの関心も強まって少しずつ撮り鉄にもなりつつあります。興味対象についてはあまり限定せずに幅広く、程よくがモットー、のつもりでおりますが本ブログでどれくらい反映出来るか、果たしてどうでしょう?(笑)まあ基本旅中心なので主に行きたいと思う所ベースに選んでます。
あ、ちなみにハンドルネームの「smith」はちょうど自分が受験戦争前後だった頃にテレビでやっていたロボットアニメの影響(?)から、何気なく使ってるものです。。。
どうぞお楽しみに!!!
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