この記事は2013年のものです。現在ここで取り上げた8000形の特急電車は残念ながら引退してしまいました。一度きりの乗車でしたが来た甲斐がありました。お世話になりました。
しばらくして福岡(天神)からの8000形特急がやってきた。これの折り返しにいよいよ乗車する。
車内設備もさることながら、外観デザインも通勤車両の水色+赤帯(正確には、アイスグリーン+ボンレッド帯だそうな)というデザインとは違って、赤を基調としたロマンスカーを意識したようなデザインである。
2ドアクロスシートの8000形では運転席の直後まで座席が有り、しかもそこの窓は最高にデカく、
『特等席』です!もう、今回の乗車は迷わずこの場所と決めていました!
特急券がないので座席は全て自由席ですが、時間帯にもよるのかもしれませんが、昼間の大牟田駅はほとんど人がおらず余裕で確保出来ました(これで特急券が要らないというのだから、本当に凄いわな)。
早速車内に乗り込む。昼間の大牟田駅、それも出入口から遠い先頭車寄りは本当にガラガラで乗客はほとんどいない。車内はずらりとクロスシートが並ぶ。有料ロマンスカーとは違ってデッキやトイレ、売店の類いはないものの特急に特化した設備といえる。以前は公衆電話が設置されていたらしいが今は撤去されている。窓には横引き式のカーテンがちょっと贅沢にも備わっている。
さて特等席に陣取る。誰もいないので気兼ねなく助手席すぐ後ろ、窓際の席に陣取る。座席は福岡から来たので反対向きになっていて、自動で方向転換されないようで自分で転換させる。よいしょっと!
8000形の座席は「転換クロスシート」というタイプである。よく新幹線や特急などで、ペダルを足で踏んで座席を回転させて転換することがあるがあれは「回転式」というやつで、椅子そのものがぐるりと回転する多オイプ。「転換式」というのはちょっとややこしいが、椅子そのものが動くのではなく背もたれの部分だけが前後に移動するように出来ていて、それだけを移動させて転換させるというものである。なのでペダルもついていない。関西方面で割と見られるタイプで、関東ではほとんど見られない座席なので、最初はなかなか取り扱いに戸惑うだろうと思う。筆者もほとんど見たことがない。
さあ、発車時刻が近づいてきた。11時54分にいよいよ大牟田を後にする。
投稿者プロフィール
-
学生時代に旅行好きから発展(?)して鉄道好きになり、かれこれ10年以上ヒマを見つけては主に乗り鉄を楽しんでいます。
最近は車両面などの関心も強まって少しずつ撮り鉄にもなりつつあります。興味対象についてはあまり限定せずに幅広く、程よくがモットー、のつもりでおりますが本ブログでどれくらい反映出来るか、果たしてどうでしょう?(笑)まあ基本旅中心なので主に行きたいと思う所ベースに選んでます。
あ、ちなみにハンドルネームの「smith」はちょうど自分が受験戦争前後だった頃にテレビでやっていたロボットアニメの影響(?)から、何気なく使ってるものです。。。
どうぞお楽しみに!!!
最新の投稿
未分類2020.10.01新快速50周年
未分類2020.09.20相鉄・JR直通線でAfterglowの江ノ島へ(3)
未分類2020.09.19相鉄・JR直通線でAfterglowの江ノ島へ(2)
未分類2020.09.17相鉄・JR直通線でAfterglowの江ノ島へ(1)