11時54分大牟田発、さあ出発だ。特急車両とあってか発車は割と静かだ。
しばらくはJRと並走、出発したと思うとすぐに隣の新栄町に停車する。この辺りは大牟田市の市街地が続いており利用者も多いようで、事実ガラガラだった先頭車の車内はここで半分程の座席が埋まった。
新栄町を出ると柳川までノンストップとなる。ノンストップというには少し地味な距離かもしれないがこの路線にしては16km、間にある9駅を通過するので結構飛ばした感じがする。もっとも、こういっては何なのだがこの地域、大牟田、柳川、といった主要都市の周囲以外は特にそれといった所がなく乗客も少ないので、敢えて停車させる必要性もあまりないということだろうか。事実ラッシュ時には特急の他に急行も運転されるが、特急と急行で停車駅に差異があるのは久留米以北だけで、同駅以南はどちらも同じ駅に停車する。
銀水の先でJRと分岐、車窓が田園メインになり住宅が点在という感じになってきた。行きに乗った鹿児島本線もこんな車窓だった。大手私鉄ではあるがなかなかローカルムード満点な路線である。時間がかかるだろうが、ワンマンの普通列車に乗ってみるのも楽しいかもしれない。
大牟田からしばらく複線で来たが、開(ひらき)という駅で一旦単線になる。久留米以南は元々単線だったそうだが、近年特急のスピードアップのために特急同士すれ違う箇所を中心に一部複線化されている。途中中島(なかしま)信号場を過ぎるが、ここで大牟田行きの普通がこちらを通す為に信号待ちで停車していた。信号場なので乗り降り出来ない。すぐ手前には中島駅があるが、そのあたりだけ町になっていて異様に住宅が密集している。同駅は線路1本しかなく駅での行き違いが出来ないが、周囲が密集しているおかげで拡張出来ない。こんな制約も国鉄だったら、多分あり得ないだろう。架線柱が木製だったりもするが、そんな所も味がある。
徳益(とくます)を通過して、車窓が一気に都会になって柳川に入る。
柳川駅手前には柳川車両基地が広がる。天神大牟田線の車庫はここ柳川と筑紫にある。止まっているのは5000形ばかりだった。5000形は西鉄最多の勢力、見かける機会が一番多い。
二つ目の柳川に到着。突如現れた都会、駅前はビルや居酒屋群で占められる。普通列車と接続、ここでも結構人が乗って座席が埋まってきた。しかし柳川周辺も未だに単線である。
投稿者プロフィール
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学生時代に旅行好きから発展(?)して鉄道好きになり、かれこれ10年以上ヒマを見つけては主に乗り鉄を楽しんでいます。
最近は車両面などの関心も強まって少しずつ撮り鉄にもなりつつあります。興味対象についてはあまり限定せずに幅広く、程よくがモットー、のつもりでおりますが本ブログでどれくらい反映出来るか、果たしてどうでしょう?(笑)まあ基本旅中心なので主に行きたいと思う所ベースに選んでます。
あ、ちなみにハンドルネームの「smith」はちょうど自分が受験戦争前後だった頃にテレビでやっていたロボットアニメの影響(?)から、何気なく使ってるものです。。。
どうぞお楽しみに!!!
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