2005年に開業したつくばエクスプレス、開業したばかりという印象があったがもう8年ちょっと経過している。利用者数は順調に増えてすっかり千葉県北西部や茨城県の通勤・通学の足として定着している。
開業したばかりの頃に乗りに行ったものだが、ほとんど乗って終ったような印象だった。それに茨城方面もほとんど行ってないので、ちょっと行ってみることにした。
始発駅は秋葉原、JRの駅のすぐ下に入口がある地下駅だが、都営大江戸線に負けず劣らずの深さである。ホームどころか、改札に行くまででも長い。
始発駅だがホームは1面2線の単純な構造で2本までしか捌けず。中間駅といった構造である。まだ実現の動きはあまりないようだが、最終的には東京駅まで持って行くことを想定しているようだ。秋葉原駅が地下深いのも、延伸を考慮してのことらしい。
路線は秋葉原〜つくば間58.3kmを20駅で結ぶ。途中南千住までは地下を走行、また速達便として快速・通勤快速・区間快速(なぜ快速ばかり?)が設定されているが、どちらも途中北千住までは各駅に停車する。なのでその辺りまでは都心の地下鉄とほとんど変わらないし、使える列車の本数も多い。停車駅が少ないのは快速で最速の45分で結ぶ。が、今回はせっかくなので各駅停車に乗車する。駅間距離が比較的長くどの列車もスピードを出すので、実は各駅停車でもそう極端に遅い訳ではない。秋葉原を出ると右にカーブして春日通りの下に入る、最初の駅は都営大江戸線との接続駅である新御徒町。ここは大江戸線よりも、つくばエクスプレスの方が深い所にある。まあ先に出来たのが大江戸線の方だからでもあろうが。
新御徒町を出るとまた左にカーブしていく。地下鉄そのものでこの辺りの線形はきつい。都心部で地下を通すしかなく、そうなると必然的にほとんど道路の下ということになるので、ある程度は必然的にこうなってしまう。
その先は国際通りの下を走る。次の駅は「浅草」なのだが、銀座線や東武線など「本家」の浅草駅のある雷門とは正反対の六区の方に位置している。本家とは600m程離れているので直接は乗り換えられず、浅草の街を歩かねばならない。まあ一応浅草地区なのは間違っていないし、呼び込み関連の事情からしても同名をつけたくなるところだろうが、ちょっと無理があるところ。
国際通りが国道4号日光街道と合流、その下を通る地下鉄日比谷線と合流し北千住まで並行する。といってもトンネルなので見えないが。その合流地点、日比谷線には三ノ輪駅があるがこちらに駅はなく、次はすっ飛ばして南千住である。都心部を外れて下町の住宅地や工場街に入ったような感じになる。
南千住の先ですぐに地上に出て、常磐線・日比谷線に挟まれて並走する。駅間が少し長くなり、直線でもあるので、各駅停車ながら地上に出たとたんいきなり120km/hでぶっ飛ばす。こういうところがなんだか新鉄道らしい所。
JR、地下鉄、東武と接続するターミナル、北千住を過ぎる。他の路線はどれも乗客がかなり多いが、こちらはそんなに多くはないようで割と余裕があるようだ。やはり最も多く利用するのはJRや東武から千代田線に乗り換える(帰宅ラッシュはその逆)乗客だろうか。
他の路線と一緒に荒川を渡る。ここは前から各線の鉄橋(トラス橋)が並び、大変目立つ賑やかな所だったが、この路線の工事でもう一つ鉄橋が出現したときは「まだ増えるか」といった感じだった。ここはドラマ『3年B組金八先生』のワンシーンでもおなじみの場所である。
川を渡ると再び地下に潜り、首都高速6号線に沿うようなルートで青井、六町と進む。六町の先で東京都を出て、埼玉県の最東端をかすめる。地上に出て八潮に着く。
八潮では区間快速に抜かれるため少し停車するが、気にせずこのまま乗り続ける。沿線は東京のベッドタウンともいうべき住宅地だが、この路線の開業まで鉄道がなかったこともあってかまだ開発途上な印象もあり、大型マンションや商業施設も増えてきているようだが、まだ空き地も目立つ。
投稿者プロフィール
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学生時代に旅行好きから発展(?)して鉄道好きになり、かれこれ10年以上ヒマを見つけては主に乗り鉄を楽しんでいます。
最近は車両面などの関心も強まって少しずつ撮り鉄にもなりつつあります。興味対象についてはあまり限定せずに幅広く、程よくがモットー、のつもりでおりますが本ブログでどれくらい反映出来るか、果たしてどうでしょう?(笑)まあ基本旅中心なので主に行きたいと思う所ベースに選んでます。
あ、ちなみにハンドルネームの「smith」はちょうど自分が受験戦争前後だった頃にテレビでやっていたロボットアニメの影響(?)から、何気なく使ってるものです。。。
どうぞお楽しみに!!!
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