飯田線の旅(5)

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国道151号と並行しつつ進む。標識に「飯田 115km」とある。車窓はかなりうっそうとしてきて、線路ぎりぎりまで茂る木々の葉っぱが時々こすれ、ぴちゃぴちゃ音を立てる。こんな風景が続けばそのうち山間の終着駅で終りそうなものだが、この列車はそれを通り越す上、その飯田の町もほんの通過点に過ぎない。ちょっと信じられないというか、この景色のせいでまるで心細ささえ感じるほどだ。次は三河大野、注意を促すものか「落石」の標識、ここから先の厳しさを象徴するかのよう。深い杉林の中も走るが、やがて温泉旅館が目立ち始めて特急停車駅の湯谷温泉。車窓こそ超自然な感じになってくるが、そう人里離れた所ではない。進行方向に一瞬トンガリ山、面白い。ここで豊橋を出て初めて、短いトンネルをくぐる。ここからはトンネルの連続である。
自分は左に座っていたので見えなかったが、右側には宇蓮川が並行して流れている。色々声が聞こえたが結構な人が川原で遊んでいたようだ。そこを過ぎるとほどなく三河槙原、313系の豊橋行きと行き違う。「愛知県民の森」の最寄り駅、なるほど人が多い訳だ。柿平、三河川合と、川をさかのぼりつつ緑の中をずんずん進む。林の中に突如踏切、どれくらい人が通るのだろうか。この辺りは駅周辺こそ集落だが、駅を出るととたんに山になってしまう。時々はるか下に川を見下ろす。数年前に訪問した野岩鉄道に似ていると思う。
少し駅間が長くなってきた。長いトンネルを抜けると池場、ホームは狭く最小限といった印象。次はすぐ東栄、東栄町の玄関駅(町の中心からは離れている)で駅前にもまとまった集落がある。鬼面をかたどったという駅舎が特徴的だ。特急は停車しないが結構乗り降りが有り、この列車も席が一気に空いた。
ようやくここで愛知県が終わり、この先静岡県となる。ここまで25駅、51.2km、景色はかなり変わったが、まだ全行程の4分の1ほどである。

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smith
学生時代に旅行好きから発展(?)して鉄道好きになり、かれこれ10年以上ヒマを見つけては主に乗り鉄を楽しんでいます。
最近は車両面などの関心も強まって少しずつ撮り鉄にもなりつつあります。興味対象についてはあまり限定せずに幅広く、程よくがモットー、のつもりでおりますが本ブログでどれくらい反映出来るか、果たしてどうでしょう?(笑)まあ基本旅中心なので主に行きたいと思う所ベースに選んでます。
あ、ちなみにハンドルネームの「smith」はちょうど自分が受験戦争前後だった頃にテレビでやっていたロボットアニメの影響(?)から、何気なく使ってるものです。。。

どうぞお楽しみに!!!
カテゴリー: JR東海, ローカル線, 中部, 愛知, 飯田線   作成者: smith パーマリンク

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学生時代に旅行好きから発展(?)して鉄道好きになり、かれこれ10年以上ヒマを見つけては主に乗り鉄を楽しんでいます。 最近は車両面などの関心も強まって少しずつ撮り鉄にもなりつつあります。興味対象についてはあまり限定せずに幅広く、程よくがモットー、のつもりでおりますが本ブログでどれくらい反映出来るか、果たしてどうでしょう?(笑)まあ基本旅中心なので主に行きたいと思う所ベースに選んでます。 あ、ちなみにハンドルネームの「smith」はちょうど自分が受験戦争前後だった頃にテレビでやっていたロボットアニメの影響(?)から、何気なく使ってるものです。。。 どうぞお楽しみに!!!

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