紀伊半島一周の旅(5)

白浜から特急くろしお3号で紀伊勝浦に向かう。途中、周参見や串本などに停車する。トンネルで山々を抜けながら、時々海を望むという紀伊半島の典型的な風景が続く。関東近辺でいえば東海道線の熱海付近や伊東線・伊豆急が、似たようなシチュエーションだろうか。地形的にも似ていると思うが、こちらの景色はやはりスケールが違うように思う。

 

 

隣を走る国道に串本町の看板が見えた。本州最南端の町だ。最初はここで降りてバスに乗り、潮岬や大島に行ってみたかったが、接続するバスが限られており那智大社なども行こうとすると調整が難しいことがわかり、今回は断念して白浜をとらせてもらった。ごめんなさい、またきます。。。レンタサイクルもあるらしいので、次回来た時はそれで回ってみるのも良いかもしれない。本当は自力で走ってもいいんだけれど、ランニングしながら観光ってのもあんまり気分が出ない気がする。。。

地図で見ると串本駅のところは本当に先端部になっている。ここまで和歌山駅方面から、だいたいUの字を描くように南東方向へ向かって来たのだが、この先U字の反対側に入り、新宮・伊勢方面へ向けて北上することになる。

この辺りに来ると、車窓からは大島をはじめとする大小の島や奇岩が車窓を飾り、かなり見応えがある。特に串本〜紀伊姫間にある橋杭岩は必見である。朝の三段壁や千畳敷もそうだが、自然の造形美に息を飲まずにはおれない。

古座、太地と停車していく。太地はクジラでも有名な町で、駅の壁面にもクジラの壁画が描かれている。

12時57分、今日の目的地の紀伊勝浦に到着。白浜と並んで紀伊半島観光の拠点で、那智大社へのバスもここから出ている。特急くろしおは、ここの次の新宮が終点で、名古屋からはJR東海の特急南紀がここ紀伊勝浦までやってくる。

 

紀伊勝浦ではオーシャンアローこと283系と初めて遭遇。南紀の海をイメージした爽快感のある塗装、間近でみると改めてカッコ良いと思う。

駅を出て早速、少し遅めの昼食をとる。この辺りはクジラと並んでマグロも欠かせない。行列している店を発見、気になったしそれほど長くなかったので並んで入ってみた。まぐろづくし定食を頼む。まぐろの刺身、まぐろかつ、まぐろの角煮、とおかずが全部まぐろだったが、やっぱり美味い。

腹ごしらえの済んだところで、那智大社へ向かうため熊野交通のバスに乗る。あまり来たことがないのでよく知らなかったが、那智というと黒飴で商店街の入り口にも「那智黒」の看板が堂々と掲げられており、各所で売られている。バスに乗る前に早速購入、喉が潤される。

バスは紀伊勝浦から途中那智駅を通り、那智山に向かう。所要時間は25分程度である。那智駅は紀伊勝浦の先にある紀勢本線の駅で、那智観光の拠点として以前は特急も止まっていたそうだが、今は普通列車しか止まらない。しかし玄関口らしく駅舎は那智大社をイメージしたような構造となっている。

那智駅から先は山登りのルートになる。本格的に「熊野古道」っていう感じがしてくる。大門坂だけでも歩いてみようという人も多いだろう。歩いてみたい気もするが、今の時期は寒い。。。
那智山まで行かずに手前で降りて、まずは那智の滝を参拝。華厳の滝、袋田の滝とともに日本三名爆に数えられている。高い、とにかく高い。300円でお滝拝所と呼ばれる少し高い舞台のようなところへ上がって滝を間近で見ることができる。

那智の滝の入り口にある世界遺産の石碑。平成16年に「紀伊山地の霊場と参詣道」として、那智大社や熊野古道などと共に世界遺産に登録された。

 

 

続いてバスの道を歩いていよいよ那智大社へ、というところなのだが、ここからの石段がまあ長かった。四国香川の金比羅さんにも負けないくらいの数で、上がって来ると下を見下ろすのもちょっと怖いほど。疲れと、この時期の山上ということで寒さも加わってなかなかしんどかった。いやいや、これくらいはしないとご利益は得られないか。。。

 

その大社のお社は残念ながら現在工事中だったが、参拝はできるのでお参りする。すぐ隣には、那智山 青岸渡寺がある。神聖な空間に今まで上がって来た苦労もふっとぶ。西国三十三箇所の第一番札所に指定されている。こういっては何だろうが第一番が那智の山上というのも、なんだかスケールが大きいような。ちなみに第二番は、昨日通って来た紀三井寺。巡礼、修行ということを考えれば当たり前ではあるのだろうが、なかなかハードな行程である。

 

お土産を買ってバスで紀伊勝浦に戻り、この日の宿に入る。今日はよく歩いた。というか那智山、那智の滝のスケールにまた驚いた。さすがは熊野だと実感。。。次は暖かい時期に来て、少し熊野古道も歩いてみたいところだ。

宿に向かうため紀伊勝浦駅に戻ってきたら、ちょうど名古屋行きの特急南紀が止まっていた。明日は最終日、新宮に出て速玉大社に行ったあと、その南紀に乗って帰京する。

投稿者プロフィール

smith
学生時代に旅行好きから発展(?)して鉄道好きになり、かれこれ10年以上ヒマを見つけては主に乗り鉄を楽しんでいます。
最近は車両面などの関心も強まって少しずつ撮り鉄にもなりつつあります。興味対象についてはあまり限定せずに幅広く、程よくがモットー、のつもりでおりますが本ブログでどれくらい反映出来るか、果たしてどうでしょう?(笑)まあ基本旅中心なので主に行きたいと思う所ベースに選んでます。
あ、ちなみにハンドルネームの「smith」はちょうど自分が受験戦争前後だった頃にテレビでやっていたロボットアニメの影響(?)から、何気なく使ってるものです。。。

どうぞお楽しみに!!!
カテゴリー: JR西日本, 和歌山, 特急, 紀勢本線, 近畿   作成者: smith パーマリンク

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学生時代に旅行好きから発展(?)して鉄道好きになり、かれこれ10年以上ヒマを見つけては主に乗り鉄を楽しんでいます。 最近は車両面などの関心も強まって少しずつ撮り鉄にもなりつつあります。興味対象についてはあまり限定せずに幅広く、程よくがモットー、のつもりでおりますが本ブログでどれくらい反映出来るか、果たしてどうでしょう?(笑)まあ基本旅中心なので主に行きたいと思う所ベースに選んでます。 あ、ちなみにハンドルネームの「smith」はちょうど自分が受験戦争前後だった頃にテレビでやっていたロボットアニメの影響(?)から、何気なく使ってるものです。。。 どうぞお楽しみに!!!

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