伊予鉄道の旅(6)

さて、そろそろ市内線で道後温泉へ向かうとしようか。

市内線は市内を一周する環状線を筆頭にいくつかの系統で構成され、大概松山市駅、JR松山駅はカバーされている。道後温泉は環状線からは外れているが、3系統(市駅線)と5系統(松山駅前線)などが結んでいる。松山市駅からだと標準で16分、JR松山駅前からだと19分。
大概10分間隔で運行され利便性は高い。運賃は大人160円、子供80円均一、途中の指定停留所では乗換券をもらうことで別の系統に乗り継ぐことができる。ICカードの「ICい~カード」も利用可。

大部分で道路上を走行している。基本的に軌道内は電車専用とされてはいるが、信号待ちや右折などで時に進入してくる車でなかなか思うように進めないこともある。車両は昔ながらの板張り車両も見られるが、新車への置き換えが進んでいる。
夏目漱石『坊っちゃん』に登場する「マッチ箱のような汽車」を復元した坊っちゃん列車がこの市内線で運行されている。軽便鉄道時代のSL列車を再現したものだが蒸気機関車ではなくディーゼルに拠っている。なお、そもそもの列車は今の郊外線で運行されていた。

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松山市駅前から電車に乗り、道後温泉へ向かう。

 

 

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坊っちゃん列車乗り場。乗車には乗車券が要る。時期によって運行ダイヤが異なり、この時はタイミングが悪く乗車できず。。。(一番本数の少ない時期だった)

 

道後温泉駅

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路面電車ではあるが立派な駅舎が用意されている。

 

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坊っちゃん列車、この時はいなかったがここで待機するようだ。

今日は道後温泉で一泊。宿についてきたチケットで早速道後温泉本館でひとっ風呂!最高だ。そういや北海道TV(東京MXTVでも放送)『水曜どうでしょう』のサイコロの旅、東京からサイコロを振って乗った夜行バス「オレンジライナー」で一番最初にきたのがここでしたね。大泉洋さん、ここで確か滑って転倒してたような気がします。。。確かあの頃はまだ大学生さんだったんじゃないですかね。もう今じゃすっかり全国的に有名になって、凄いですね…。

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伊予鉄道の旅(5)

高浜線で終点高浜までやってきた。海沿いで気持ちが良いし散歩がてら梅津寺まで一駅歩いて戻ることにした。線路沿いに県道が並行している。

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単線区間を行く710系

 

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小道にある踏切、遮断機も小型だ。。。

 

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海を見下ろす。

 

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梅津寺駅までやってきた。駅前には梅津寺公園が隣接しており、そこにはかつての伊予鉄道の坊っちゃん列車が保存されていた。残念ながら入園時間を過ぎており中には入れず。。。

 

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梅津寺駅

 

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踏切渡ると本当にすぐ下が海岸になっているのがわかる。

 

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ホームからの眺め。ずっとここにいたくなりそうだ。

 

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高浜行きホームは91年のドラマ『東京ラブストーリー』のワンシーンのロケ地になったらしい。見てないのでよく知りませんが、ここでやってたんですね。東京ではこんなシチュエーションの所もそうないでしょうしね。

伊予鉄道の旅(4)

古町を出て市内線が分かれ、市内を縦断する県道、国道などを越えるため伊予鉄道唯一の高架区間になる(途中、高架駅はない)。あまり長くはないが松山市街がよく見渡せる。
高架をおりてすぐのところに衣山(きぬやま)。なんかシチュエーションが井の頭線に似ている気がする。同線の3000系が移籍してきただけに余計そう思えるだろうか。
左手からJR予讃線並行、横河原行の3000系とすれ違い、西衣山。複線だけに走行中のすれ違いが見られる。JRの方は愛媛県内はすべて単線、どころか四国島内でも複線なのは高松周辺と徳島県内のの一駅間に限られている。
西衣山を発車すると予讃線がオーバークロスして右に離れていく。
しかし、複線でそこそこ駅間もあるのに50、60キロくらいしか出さないようだ。
山西、三津と過ぎていく。なんか綺麗な駅だ。最近改築されたばかりらしい。
きつい左カーブを進み、曲がり切ると港山。
右にカーブを切ると左に海が飛び込んでくる。そして海の本当にすぐそばに梅津寺駅がある。
ここから一つ単線になる。グラウンドをすぎながら少し登り、家並みに入って終点高浜。松山観光港行の連絡バスに接続している。IMG_0129

 

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また駅名板がいい味出してる。

 

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駅舎もレトロな香り色濃い。駅前駐車場で車ぎっしり、ではあるが。。。

 

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「すりにご用心」、気を付けましょう!

 

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高浜駅前にも高浜港があるが、こちらは向かいの興居島(ごごしま)の泊、由良方面へ向かう船が発着する。もともとは高浜港が拠点だったが、船舶の大型化により松山観光港が整備され移転したようだ。しかし鉄道の方はそれに合わせて延伸されないまま現在に至っている。

伊予鉄道の旅(3)

横河原から折り返しの高浜行きに乗る。列車は松山市へ戻った後、そのまま直通する。路線名は変わるものの実質一本の路線である。
横河原線、郡中線が全線単線なのに対し高浜線は大部分が複線となっている。松山市から早速複線になり、ビルやマンションに囲まれた松山市の中心部を行く。
大手町に停車。発車するとすぐ大通りの踏切があるが、そこは路面電車の市内線も通っており珍しい平面交差になっている。

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大手町駅。写真中央の路上を市内線が横切る。市内線側には大手町駅前電停があり、乗り換えることができる。

 

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高浜線と市内線が交差する風景。市内線の電車が高浜線の通過を待っている。

大手町を出て、市内線はJRの松山駅前を通り過ぎていくがこちらは経由せずに直進する。そして次の古町(こまち)でまた市内線と接続する。

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古町駅の市内線乗り場。すぐ隣に高浜線乗り場がありここも平面交差になっている。古町駅は伊予鉄道の車庫が併設されていてにぎやかである。

 

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伊予鉄道の旅(2)

松山観光はちょっと後回しにして、いったん横河原線に乗る。
松山市から東へ向かい横河原までを結ぶ郊外線。松山市では高浜線と線路がそのままつながっており、同線の終点高浜までほとんどが直通運転している。郡中線同様、利用客は割と多いが全線単線である。
車両は710系2両、元京王5000系。運転席後ろに座る。
松山市を出るとほどなくして石手川公園、川のそばに駅があり、ホームの松山市よりは鉄橋にかかっている。
坂おりてすぐいよ立花、710系と行き違う。ホームは上下線に挟まれたいわゆる島式ホームというやつで、出口へは踏切で連絡しているが、降りた客はみんなマイペースに踏切を渡っていく。

直線で気持ちが良い。福音寺、北久米、久米、と続く。まだまだ市街地を走る。マンション多い。
平井で10人くらい降りた。車内は1両に10人くらいになったか。
新興住宅地か、家々がきれいになり、空間にも余裕がある。 梅本 四国がんセンター。駅名の通り右前方に四国がんセンーがある。
すぐに牛渕団地前、右に団地広がる。国道11号をくぐる。家並み続くが田圃も見られるようになってきた。牛渕。
田窪、ちょっと雲行き怪しくなってきたかな。
右手の山がでかくなってきた。家並みは続くが駅付近にしぼられつつある。
珍名な見奈良(みなら)。ここで最後の行き違いをする。郡中港もそうだが終点横河原はやはり一列車しか入れない。
愛大医学部南口、ここで結構降りる。2両目の乗客はほとんどいなくなった。
気づけば車窓がまた家並みやアパート、低層マンションで賑やかになっている。
直線進んで、終点横河原に到着。

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風情ある昔ながらの木造駅舎、710系が止まっていると一層引き立つかのよう。

 

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外観。駅の字が「驛」なのがまたいい。風情はあるのだがちょっと自販機に囲まれすぎてる気もする。左側の自転車置き場もぎっしりだ。なんだかんだで松山市周辺の足、そこは都市事情というものだろうか。

 

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駅舎の右横から小道があり、ちょうど線路終端部を通っている。線路横は駐車場になっていて遮るものがなく駅全景、停車中の列車を見ることができる。

 

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停車中の710系。

伊予鉄道の旅(1)

四国は愛媛県松山市周辺に展開する私鉄路線。松山市中心部と郊外を結ぶ「郊外電車」と、松山市内を走る「市内電車」とがある。前者は通常の鉄道線だが後者は路面電車で、いわば「市電」に相当するものを私鉄である伊予鉄道が担っている。
古くは多くの都市に見られた路面電車、いまや純粋に市がやっている「市電」の多くは廃止、市営地下鉄や市営バスへの転換などされて数を減らし、まともに見られるのも札幌、鹿児島、熊本など一部の地方都市に限られてしまった。一方でここ松山や広島、岡山、富山などにも路面電車があるがそれらは伊予鉄道、広島電鉄などといった私鉄による運営。まあ、あまりどうっていう訳でもなかろうが、比べると総じて私鉄運営の路線の多くは健在で頑張っているのではと思う。私鉄で大規模廃止があったのは九州の大都会、福岡市や北九州市に展開した西鉄の路面電車で、ことに福岡市についてはかつて市による鉄道が存在せず、西鉄の路面電車の代替に市営の地下鉄が開業するという珍しい事例であった。

前置き長くなったが松山市周辺を走る郊外線は2両とか3両のローカル風情漂う路線、都心部は路面電車と揃っていて楽しめる路線である。道後温泉はじめ観光スポットもあるし、小説『坊っちゃん』にちなんだ坊っちゃん列車も運行されるなど鉄道自体も目玉を持っている。今回は都合で坊っちゃん列車を見ることはできなかったが、まあ初回だし楽しんでみよう。

宇和島からJR予讃線で北上してきた。JRで松山駅へ行くのが素直なところだがあえて特急で一つ手前の伊予市駅で降りる。駅名違いだが、道路を挟んですぐの所に伊予鉄道郡中線の郡中港駅がある。通路でつながってはいないが、一応乗換に使える訳だ。郊外電車は3路線あるがそのうちのひとつ。郡中港から松山市駅までを結び、終点の松山市駅で郊外電車の横河原線、高浜線、さらに市内電車と接続している。郊外・市内電車とも基本的には松山市駅に通ずるようになっている。

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JR予讃線 伊予市駅。文字通り伊予市の代表駅で特急が停車する。

 

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国道を挟んですぐ向かいに伊予鉄道の郡中港駅がある。看板が目立ち始発駅らしい貫禄は感じられつつも、ローカル私鉄らしい雰囲気。切符は券売機で買うが改札は有人だった。

 

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松山市行き3000系。つい最近移籍してきた京王井の頭線3000系。採用例が多い。現在郊外電車は自社発注の610系を除き元京王車で占められている。終着駅だがホームは一面一線しかない。

 

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駅名看板。なんか筆で書いたようなものまで。時代がかってるなぁ。今も南海電車の一部の駅などで見られる。

松山市に向けて発車する。車内ははやりのLED式の案内表示があるが、次駅案内ばかりでなく、乗り換えバスが直近の行き先、時刻付きで案内されたり、ニュースも流れたりと、各駅停車で駅間もそんなに長くない割に、情報がなかなかきめ細かい。ソチオリンピックの時期だったのだがそれについてのニュースも流れていてフィギュアスケートの成績まででたほど。新幹線顔負けな。。。
家並みの中を単線でいく。私鉄らしい。地蔵町で710と行き違い、もと京王5000系だ。難読駅名の松前、まさきと読む。
40、50kmくらいで走ってる。団地やマンションが少し見え始め、石手川を渡って、鎌田。
車掌が先頭車まで来て、また戻っていった。余戸、松山の市街地に入ってきたか、にぎやかになってきた。道路沿いに直線走り、土井田。正面にビル群、松山市の中心だ。
各駅、乗客は比較的多い。ほぼ終日15分に1本と結構な頻度で運転されていることもあるだろう。
予讃線くぐって、土橋。
目の前に松山市の駐車場の建物がみえる。
左から高浜線が合流して、駅ビルに突っ込み終点松山市に到着。一気に喧噪に包まれる。松山へやってきた。

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四国周遊

しばらく間が空いてしまいましたね。
気分転換に長旅しようと思い、四国たびきっぷを使って5日間四国へ行ってきました。
四国自体ほとんど初みたいなもんで、すごく新鮮でしたね。

行程ですがとりあえずJR完乗を目指しつつ、観光を入れたりちょっと私鉄乗ったりという感じです。

1日目
新幹線で岡山、快速マリンライナーで高松
さぬきうどん食べて高松築港から琴電琴平線で栗林公園へ行きそのまま公園散策。
でもって一個歩いて瓦町から琴電長尾線を全線制覇、終点長尾からJR高徳線は造田駅へ歩き(2km)、普通列車で志度へ移動
志度からは琴電志度線全線制覇と、途中八栗山観光。
志度線、琴平線で高松築港へ戻り、JR高松から予讃線で宇多津、またさぬきうどんを食して、宇多津泊。
JRは本四備讃線がこれで完乗。琴電が琴平線栗林公園〜琴電琴平間のみを残して完乗。

2日目
宇多津から特急南風で土讃線に入り高知県入り、御免から土佐くろしお鉄道のごめんなはり線制覇、奈半利から戻って高知、その後市内観光。土佐電気軌道一部乗車
夜は再び特急南風で土讃線制覇、そのまま土佐くろしおに 乗り入れて、終点宿毛泊。
土讃線、土佐くろしお鉄道がこれで完乗。土佐電気軌道は高知駅前〜はりまや橋の3区間のみ乗車。

3日目
宿毛から土佐くろしおで窪川まで戻り、予土線で宇和島、予讃線特急宇和海で伊予市へ移動。
同駅向かいにある郡中港から伊予鉄道に入り観光しつつ宿泊先の道後温泉へ移動したり夕食たべにいったりで市内線乗車。道後温泉泊
JRは予土線と、特急宇和海で通った内子線が完乗、伊予鉄道は郊外線完乗。

4日目
道後温泉から伊予鉄道市内線で松山駅へ。
予讃線(内子線経由)を伊予大洲まで戻り、そこから予讃線旧線経由で再び松山へ。
松山から予讃線特急しおかぜで多度津、そこから再び土讃線特急南風で琴平、こんぴらさんにお参り。
琴平から再び土讃線特急南風で阿波池田、徳島線特急剣山で徳島、鳴門線訪問後、牟岐線で阿南、阿南泊

伊予鉄道全線と予讃線、徳島線、鳴門線完乗。

5日目
阿南から牟岐線、阿佐海岸鉄道乗車、徳島へ戻り高徳線、高松から予讃線、瀬戸大橋線で本州に戻って茶屋町、宇野線宇野訪問、岡山戻り新幹線で帰路

牟岐線、高徳線、阿佐海岸鉄道完乗。
これで四国では琴電の一部と土佐電気鉄道の一部(というか大部分)以外は完乗した。
我ながら大泉洋(自分も好きなんですが)なりに過酷な旅だったかもしれない。まあ、これはこれで面白かった。次はもっとゆっくり行きたいが。

前に九州編書いたときにだいぶグダグダになってしまったので今回はもうちょい歯切れよく行きたいですな。頑張りマス…