朝の四万十から(1)

タイトルが大げさすぎるか・・・。というわけでおはようございますw
だいぶ前に四国に行ってきたときの様子をちょこちょこ気まぐれに書いてます。
前日に高知から土佐くろしお鉄道を西へ向かって高知県南西部の宿毛で一泊、翌日は愛媛へ出る予定だったが宿毛からダイレクトに行ける鉄道はなくバス路線も本数が限られている。行程組むのに最も難儀した場所でもある。

土佐くろしお鉄道で朝早くから宿毛を後にする。列車は地元の通学生でいっぱいだ。高知県南部の主要な都市を結び特急も走る路線とはいえ厳しい地方の路線、まじめな話通学需要は頼みの綱といったところもであろう。

 

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土佐くろしお鉄道の普通列車TKT8000形。車両により豪快なラッピングがされている。ご当地ゆるキャラ、すくものはなちゃんのラッピングも。
山をバックに高架を走る。すぐ東宿毛。ここも学生多し。右の山に突っ込んで長いトンネルへ。
トンネル出て平田、1面1線。乗客は数人。
高架から高台に突っ込んで掘割になってすぐ工業団地駅だが、またトンネルになる。本当トンネルだらけだ。工業団地の先で四万十市に入る。
トンネルでて鉄橋渡り、高架を降りて有岡、行き違い。ようやくトンネルがしばらく途切れ国見、線形はいい。ほとんど直線だ。
普通列車でも結構スピードをだす。
朝日が真っ正面から照りつける。まぶしい。
具同で学生が10人ほど降り、市街地に入り、中村。
四万十市の中心部にある。かつては中村市だったが2005年に合併があって四万十市になった。ちなみにこのこの先路線を窪川方面へ辿ると「四万十町」に入り、紛らわしい。しかもどちらも合併によってできたもののようだ。四万十市は海側、四万十川の下流部にあたり、四万十町は山の上の方で川の中・上流という位置関係になっている。
一定の乗客があり、駅もこの路線の拠点となっていて構内も広々としている。高知、岡山方面からやってきた特急の多くはここで折り返す。この列車も多数の学生が降りて一気に空いた。
ここで切り離しもあって長時間停車、しばし体を動かす。

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駅名看板、珍しく木製となっている。キャッチコピー的なものが書かれていてここは「土佐の小京都」。もともとは京都を模した碁盤の目に整理された町並みであったという。

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駅構内。特急停車駅ということもありホームは広く長めに取られている。宿毛からここまでは宿毛線で1997年に開業しているが、ここから終点窪川までは旧国鉄から転換された中村線となる。そのため国鉄時代からの設備となっており造りもがっしりしている感じがする。

宿毛にて

高知県は土佐くろしお鉄道宿毛線の終点、宿毛駅。四国最南端の駅で、すぐ西には海が迫っているということで四国の南西の隅あたりに位置している所でもある。宿毛市自体高知県南西部で、海沿いに西へちょっといくと愛媛県になる。南へ行けば大月町を通って足摺岬の方へと向かうことができるがそちらへの鉄道は通じていない。土佐くろしお鉄道自体、旧国鉄の路線として計画されたものを引き継いで造られていることもあり、平成9年10月開業と比較的新しい。
列車本数が少なく線路も2本のみと比較的簡素ではあるが、車止めのある行き止まり式の配線でいかにも終着駅といった感じだ。ホームは2面あるが末端部分、出口に通じる階段の所で一つにまとまり相互に行き来できる。平成17年3月にはこの駅終着の特急南風17号が高速で進入してしまい、車止めを乗り越えて駅舎の外壁を突き破り、建物もろとも大破する大事故が発生している。生々しい映像がニュースに流れていたのを覚えている。この事故で8か月ほど一つ手前の東宿毛~宿毛間が運休になった。奇しくもこのすぐ後の3月15日には東京の東武伊勢崎線竹ノ塚駅で踏切死傷事故、そして4月25日にはあのJR西日本福知山線の尼崎付近での脱線事故が発生、と鉄道関連の重大事故が相次いで発生してしまった時期であった。今はしっかり速度照査がされて低速で進入するようになっている。
本州側から見ると特急『南風』で岡山から瀬戸大橋を越え、多度津から土讃線を走り、終点の窪川から土佐くろしお鉄道に入ってその最終点という所になる。岡山から318km、所要時間にして5時間近くかかる。通し運転は南風の一部列車に限られるが在来線の中では結構長距離な方ではなかろうか。前は何本か乗り入れる特急があったがだんだん減ってきているのか、今は下り宿毛方面1本、上り窪川方面2本が乗り入れるのみで、他は中村発着で普通列車により連絡している。つい先だって平成26年3月にダイヤ改正されたがそこで大きく削減され、それまでは1日下り4本、上り3本の特急が乗り入れていた。

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駅ホーム、南風で2000系も乗り入れてくる。ちなみにこれ撮ったときは21時6分の南風17号で着いた。遅かったなぁ…。即刻宿へ行きましたが。時刻表をめくるとこの時は下り1日4本、朝1本と夜間帯に3本の特急が乗り入れており、ことに最終特急は宿毛23時57分着(高知21時55分発のあしずり9号)で、これは普通列車がすべて終わった後の時間で実質終電だった。現在宿毛までやって来る特急は筆者の乗った列車も含めて大幅削減され、下りは岡山14時5分発宿毛19時4分着の南風13号のみとなってしまった。ちなみに最終の特急あしずり9号が来なくなった分、普通列車の終電が遅くなり前は宿毛22時14分着だったのが0時16分着に拡大されている。特急は基本中村までにして末端は普通列車にほぼ任せた格好だ。

 

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駅舎。高規格な路線として計画、建設されただけあってしっかりした高架駅。少々持て余し気味な感もあるが…。宿毛の市街地からは少々離れていて駅前はロードサイド店舗がいくつかある以外は少々寂しい。しかし海が近いのだがそれにも関係なく山が迫っているのが高知の特徴。

 

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遍路道の案内図。小さいとはいえ4県入って広い四国島。列車で回るだけでも結構なものだが…。