西鉄特急で太宰府へ(4)

二日市で太宰府線に乗り換える。二日市〜太宰府間、途中五条という駅が一つあるだけの短い単線の路線である。JR鹿児島本線にも二日市駅はあるのだが、西鉄の二日市からはかなり離れている上JRから太宰府へ行く路線はないので、交通アクセスはもっぱら西鉄が担っている。正月三が日ともなれば、大変な混雑だろう。西鉄の福岡側ターミナルは福岡(天神)なので、JRの通っている博多駅からだとまず天神へ行く必要があり、その点ちょっと面倒ではある。

 

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太宰府行き普通、5000系

二日市を出て福岡方面へ向かう天神大牟田線から分岐、右カーブしていく。単線ではあるが福岡都市圏内ということもあってか沿線はそれほど特筆する所もなく普通の町といった感じ。途中五条で6000系の福岡(天神)行き普通と行き違い、あっという間に終点太宰府に到着である。

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駅名票は通常版以外に、太宰府天満宮を意識したであろう「和風」のものも掲げられている。梅はやはり天神様にちなんだものだろうか。

 

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出口へ向かう。今日は休日、参拝客も多いようだ。

 

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観光地などでは照明が灯籠になっている所も多いが、ここもそうだった。

 

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神社風の駅舎

西鉄電車に初乗車

熊本から鹿児島本線に乗り、大牟田まで戻ってきた。
太宰府訪問の為ここで西鉄電車に乗り換える。むろんここも乗るのは初めてだ。
どうにも、私鉄沿線で育ったこともあるのだろう。
遠路の旅となればJRにお世話にはなるものの、私は私鉄電車の方が好きで、場所を問わずその地の私鉄に乗れると思うと、どことなくソワソワしてしまうたちである。
違いって何って言われて、なかなか説明が難しい所だろうが。なんていうか、地域性というものが良く現れている気がする。沿線や車内の雰囲気などもそうだし、車両や駅などの設備にしても、標準化でどこも同じような感じになってしまうJRとは違って、そこの路線の表情っていうか、味っていうか、そんなものが現れているような気がする。
まあ、もっとも今回は「太宰府詣で」という目的もありますし(太宰府は鉄道アクセスが西鉄しかない)、後述する看板列車の8000形特急も、訪問したら一度は乗ってみたい列車です。私鉄の中では路線網も割と大きな規模を持ち、サービスも割と充実していると言えるのではないでしょうか。

さて、大牟田駅から西鉄に乗り込む。
大牟田駅はJRの隣に位置する3面3線のターミナル駅。JRでは隣の荒尾が熊本県になるということで、福岡県南端のターミナル駅とも言えよう。逆にいえば、西鉄は惜しい所で福岡県から出られていない。どうでもいいことだろうが。
太宰府へ向かうには特急で二日市まで行き、そこで太宰府線に乗り換えるのが最短となる。ホームに入るとちょうど6000形の特急が発車しようとする所だった。もう発車間際だったがお目当てではないこともあり、見送りで構わない。西鉄には特急、急行、普通の3種が運行されており、ラッシュなど混雑時間帯を除き、特急は2ドアクロスシートの8000形、急行は3ドアクロスシートの3000形、それ以外のロングシート車(いわゆる完全通勤タイプの車両)という風に「階級別」に使われる車両がほぼ決まっている。それもクロスシートだからといって特急券等はないので、おトクである(但しお手洗いだけは車内にはついてませんので、駅で行っておきましょう!)。関東でいえば、京急の快特がほぼ同レベルに相当する。
で、基本的には上に書いた階級別の運用で特急といえば8000形が基本だが、そうはいっても車両の数ややりくり、混雑具合の都合もあるので特急や急行であっても通勤用のロングシート車が割り当てられることがある。今発車した6000形は4ドアロングシートってことで、特急にしては助っ人的な存在である。
というわけで乗る気こそなかったものの、珍しかったので撮影だけはしておきました。

 

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大牟田駅。JR側が東口、西鉄側が西口となる。こちらが西鉄側の駅舎、ちなみに通路でつながっているのでこんな風に外に出なくても乗り換えられますので、ご安心を(笑)。

 

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駅構内。『天神へお出かけなら 片道1,000円 特急60分』と堂々のアピール。こんな所も私鉄らしい。東京でも始発ターミナル駅には『○○へは、○○電車で!』とかよくありますからね。
西鉄の天神大牟田線は福岡市のターミナル福岡(天神)(天神がなぜかカッコ書きだがそのまま「ふくおかてんじん」と呼ぶらしい)から終点大牟田まで74.9kmを結んでいますが、それを60分で走破するので表定速度(路線全長を所要時間で割って求めた速度)は、実際結構速いほうです。
大牟田や周辺地域の周辺としてどことなくのんびりした雰囲気(実際田畑がかなり広がってますからね)があるような気がしますが、ホーム土台部分の乗車位置目標「2ドア、3ドア、4ドア」と、けたたましく呼びかけるように並んでいる所を見ると、やっぱり私鉄の通勤電車という気がします。

 

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すぐ隣はJRのエリア。貨物の拠点でもあり今日も化学品輸送のタンク車が止まっている。

 

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見送った6000形の特急。片側4ドア、オールロングシートの完全通勤車両。特急運用は助っ人的立場。ちなみにこの日は同じくロングシートの5000形も運用に就いていた。

 

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7000形のワンマン普通列車甘木行き。昼間の大牟田寄りの普通列車は、大牟田〜甘木線甘木間直通の2両編成のワンマン列車のみである。

 

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駅名票と時刻表。大都会福岡市の周辺では本数が多いが、大牟田発着は昼間特急と普通が30分に1本ずつだ。

大牟田駅特急発車風景