阿佐海岸鉄道(2)

さて、定刻になり甲浦行発車。たった2駅の旅だ。
JR牟岐線同様、地形条件はあまり良くない。いきなり長めのトンネルに入り、その後も小刻みにトンネルが続く。景色の見えるところは限られている。新しい路線とあって高架とトンネルしかなく踏切はない。

でもトンネルの合間では海が望めるので気持ちが良い。

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町に入って高架駅の宍喰へ。でも誰もいない。1面1線。線路のスペースは2線分あるが今の所甲浦方面分のホーム、線路しか設けられていない。
小ぶりな車両基地を抜け、長めのトンネル抜けて集落が見えてきて減速、終点甲浦。突如現れた終着駅、高架1面1線だが本当にいきなり途切れている格好だ。ちなみに宍喰までが徳島県で終点甲浦だけ高知県に入る。なんとか室戸へ…と意気込んだんだろうか、でも一駅だけ高知県に入った所で終わってしまっている。高知県最東端の駅となるが、今の所高知県の他の駅からは鉄道で到達できず、間の移動にはごめん・なはり線の奈半利駅、安芸駅方面とを結ぶバスを利用することになる。

 

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今の所終点で拠点ということからか、立派な駅舎が設けられている。

阿佐海岸鉄道(1)

さて、四国旅は徳島県、JR牟岐線の終点海部までやってきた。ここで阿佐海岸鉄道に乗り換えてドン詰まりの高知県は甲浦(かんのうら)を目指す。
阿佐海岸鉄道は平成4年に開業した比較的新しい第三セクター、路線名は阿佐東線。実態的にはJR牟岐線と線路がそのままつながっていてそのまま延伸したような感じである。何度か触れてはいるが、高知県内の同じく第三セクターである阿佐西線(通称ごめん・なはり線)と対をなすもので、元は国鉄時代に室戸岬経由で高知方面の土讃線までを結ぶ計画だったのが、真ん中が未完成のまま今に至っているもの。

駅は起点の海部、途中の宍喰(ししくい)、終点甲浦のたった3駅しかないミニ路線である。駅数少なく日本国内では短い鉄道事業者の部類に入るが、営業距離は8.5kmと、一応それなりにはある。かつては和歌山県は紀州鉄道が2.7kmで日本最短だったが、平成14年に首都圏は千葉県に芝山鉄道が開業、途中駅のない鉄道で長さも2.2kmと最短記録を更新してしまったwww

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海部駅に並ぶJR牟岐線と阿佐海岸鉄道

 

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海部駅でJRを降り、構内踏切を通って乗り換える。高架駅だが構内踏切とは珍しい。見た目終着駅でなく途中駅のような構造だが、直通運転する列車はごくわずかで大半は乗換を強いられる。

短い路線で本数も少なく車両はたった2両しかない。が、2両とも種類が違っていてASA-100形とASA-301形が1両ずつ在籍している。かつてはASA-200形が1両あったが事故廃車になり、代替として廃止になった高千穂鉄道から車両が1両譲渡され、ASA-300形として導入されている。もっとも起点の海部駅以外は行き違いができない構造であり2両とも見る機会はほとんどないだろう。今回あたったのはこちらのASA-300形。

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車内は何やら電飾の配線が…。