琴電志度線(3)

八栗に戻り、ふたたびことでんで瓦町へと移動する。
夕刻になってあたりはだんだん暗くなる。屋島を過ぎる。遠くにビル街見え始める。

高松の市街地に入り、車窓が賑やかになってくる。春日川あたりでは屋島が邪魔されずに見える。

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しかしよく川を渡る。それも低い鉄橋で。鶴見線に似ている。
急なs字カーブで徐行、松島二丁目。
ゆっくり走ってすぐ今橋、かつての軌道線そのままみたいな感じだ。左急カーブして終点瓦町。前にも書いたが琴平線、長尾線とは線路繋がっておらず、遠く離れた志度線専用ホームに着く。琴平線、長尾線への通路は長く動く歩道もある。

この時間にやってるうどん屋ないかと少し瓦町をうろつくが、見つけられず高松築港行きに乗ってこの日の宿へ向かった。これでとりあえず志度線も完乗だ。

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琴電志度線(2)

五剣山(八栗山)が見えてきた。山の中央に岩肌の露出した峰が突き出ているという異様な外観をしている。名前はそこからついたようだ。

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五剣山登山のため八栗で途中下車する。
ちなみにことでんでは普通乗車券に限り本当に「途中下車」ができる。途中下車可能な駅は指定され、かつ指定駅が購入したきっぷと同じ金額のエリアにある場合は途中下車不可、という条件になっている。ここ八栗も途中下車指定駅である。

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五剣山には登山口から八栗ケーブルが運行されているが、登山口に向かう公共交通はなく、タクシーに乗るか20分程歩く必要がある。登山のスタート地点である割に、駅は小規模だし駅前広場やバス乗り場も一切ない。
駅舎から延びる道を進み、突き当りを右に曲がる。一帯には源平の屋島の合戦の史跡が点在する。こちらは平家の総門跡。

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総門前を過ぎて右に曲がる。県道の交差点の所に公園・資料館の案内とともに「八栗ケーブルのりば」の案内。しかしここからだいぶある。それも、上りが・・・。

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県道なので歩きやすいが、ひたすら上りが続く。振り返ると町を見下ろせるくらいになってきた。はあはあ…。

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やっとのことで山上、ではなくて登山口に到着…。立派なつくりの駅で広々としているのだが、本当にバスなど何もいない。徒歩がきつければ自家用車かタクシーを使うしかない。自家用車で来る人は多いのか駅前は駐車場になっている。

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ということでやっとケーブルカーに乗り込む。山上には四国八十八箇所第八十五番札所の八栗寺がある。行けるのはお寺の所までで、山頂(岩場)へは危険なので行くことはできない。

 

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ケーブルから眺めた屋島。行ってみたかったが今回はそこまで時間がないので、またの機会に。

 

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八栗山上駅。出たところは八栗寺の境内になっている。本来は下から登山するようにたどってくるため、駅から本堂へは少し離れている。

 

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岩山をバックに展開する八栗寺、よくこんなところにお寺があるというような景観だ。まあ、東京の高尾山も山上にお寺があるが、こちらはちょっと地形が厳しい。古来からの山信仰というのが、大変よくわかる景観。山頂の峰々も、自然のダイナミズムを感じられる。ちなみに五剣山という通りかつては本当に峰が五つあったそうだが、一つ崩壊して現在に至っているらしい。

 

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お寺からの眺め。

 

すっかり日暮れになった。さ、ことでんで夜の瓦町へ繰り出すとしよう(笑)。

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琴電志度線(1)

琴電三路線の結節点瓦町から、志度街道・JR高徳線に並行するように琴電志度(旧志度町、現さぬき市)へ向かう路線。
沿線は高松近郊で都市化、宅地化されているが、屋島、八栗山といった主要な観光名所も複数抱えている。高松市内~志度間の交通では最も海側を通り、観光地も海側に集中していることからアクセスも良い。JR高徳線が瓦町近くの栗林~志度間で全線に渡り並行しており競合関係にあるが、速度では負けるものの運行本数の多さ、駅の多さでは琴電に軍配が上がる。JRは30分、下手すれば1時間来ないが琴電は20分に1本運行されている(ただしJRも屋島には特急が停車するので遠路からの観光には使えないことはない)。また四国八十八箇所関連では屋島、八栗とも札所があるほか、終点の志度にも志度寺がある。屋島はその景観の特異性もあり香川のシンボルとしても名高い。かつては琴電屋島駅で降りて屋島ケーブルで山上へ行けたが、2004年に運行休止、翌年廃止された。現在はJR・琴電両屋島駅と、山上とを結ぶシャトルバスが交通手段となっている。
琴平線・長尾線が18m車まで入線可能なのに対し、志度線は16mまでしか対応できず小型車しか入線できない。元京急1000系や京王5000系など18m車が多い琴平線・長尾線に対し、志度線は2014年2月現在全車が元名古屋市営地下鉄の小型車となっている。近年に長尾線が改良されて対応サイズが琴平線と揃えられたが、志度線については当面その計画はないようである。

 

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JR志度駅で降りて琴電志度駅へ向かう。志度街道を挟んですぐの所、上写真の看板の下の電話マークがある建物が駅舎、志度寺まで700mの所にある(こうしてみると寺がメイン、駅がおまけの扱いになっているかのよう・・・)。同じ並びの建物に紛れて目立たず、この看板がなければ通り過ぎてしまいそうである。ちょうど道路にぶち当たる形で線路が終わっている。駅舎側から見ると構内は単線に見えるが、実際は写真奥のホーム瓦町寄りの右側には線路が敷かれており2列車発着できる。

 

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駅舎。明るく塗装されているが、松本清張のドラマにでも出てきそうな雰囲気。

 

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元名古屋市営の600形3両編成が入線。長尾線はちょっと寂しい感じがしたが、志度線は志度自体が結構な町だし沿線も総じて賑わっているようで、乗客は多いようだ。ダイヤの都合で折り返し時間は短く、すぐに発車してしまった。志度線は3両編成が多いが、線路2本あるうちのもう一方の乗り場は2両までしか入れず実際にはほとんど使われない。

 

志度を出て一つ目の原を過ぎるとダイナミックな車窓が展開する。右手に志度湾が間近に広がるのだ。海沿いの鉄道はそう珍しくないし、関東でも江ノ電が湘南の海を行くものの、さすがにこんなところまで走る路線はなかなかない。まるで電車で砂浜を行っているような、手を伸ばしたら届きそうな感覚!観光客と思しき人々が次々にシャッターを切っていた。これは車窓だけでも十分見ごたえがある。

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近隣には撮影できそうな場所もあるようで、志度線の写真にも海をからめた写真が多い。機会があれば一度撮ってみたいものだ。