琴電長尾線

瓦町で琴平線と分かれて南東方向へ向かい、路線名になっている長尾まで向かう路線。長尾駅のある所はかつては長尾町だったが、2002年にいわゆる平成の大合併で近隣の4町と合併し「さぬき市」になっている。高松近郊ということで通勤・通学がメインだが、終点長尾駅はすぐ近くに四国八十八箇所霊場、第八十七番札所の長尾寺があることから、お遍路さんの足としても使える路線である。また長尾寺から南へ、山の方へ入っていくと最後の第八十八番札所、大窪寺に行き着ける。もっとも第八十六番札所が志度寺であることから、順番通りに行くとすれば行程的には高松からまず東へ向かい、志度から南下してくることにはなろうが。

起点の瓦町駅。琴平線の所でも少し触れたが当初コトデンそごう、後に高松天満屋が入る綺麗な駅ビルを持つ。かつては上から見ると十角形に見えるユニークで年季の入った駅舎が特徴的だったが、すっかり現代的な駅ビルに取って代わられてしまった。
琴電の三路線(琴平線、長尾線、志度線)が接続する唯一の駅であり、高松都心部ということもあり乗客数は最も多い。長尾線は高松築港からここまで2駅だけ琴平線に乗り入れる。志度線はかつて高松築港まで乗り入れていたが、後に構内が改良された際に、離れた場所に独立したホームが設置されてそちらに発着するようになったため、現在は完全に分断されている。
トイレに行くのにコンコースを歩いているとどこかで聞いたような歌が。もはや日本全国巻き込んでるフォーチュンクッキー!

 

IMG_4763

IMG_4684

瓦町駅。夕刻の写真になってしまった。天満屋が入る、と書いたものの(その時は特に気にしなかったんだが)写真をよく見てみると「閉店売りつくし」と垂れ幕がかかっている。残念ながら2014年3月で閉店してしまうらしい。初代のそごうに次ぎ、大型テナント二度目の撤退となるのか…厳しいものだ。

元京急1000形の、1300形の2両編成に乗り込む。元京急車がやたら多い。
長尾線は全線単線で、起点の瓦町駅構内でも行き違いできず上下同じホームに発着する。左カーブし徐行で進む。乗車率は座席半分埋まるくらいか。交換駅の花園。
前方に高徳線が渡っており、特急が通過するのが見えた。速度少し乗ってきて60キロくらい出した。
郊外になって少し時代がかったような町になり林道(はやしみち)。さっきから左手には道路並行している。
古い家並みの中を行き、元山。田畑が増える。
高松自動車道の高架が見えてくる。徐行で春日川を渡り、線路も高架になり水田(みずた)。現状、琴電では唯一の高架駅である。高松付近も高架化計画があったが、頓挫しているようだ。行き違いの列車が「おーいお茶」のラッピングをされていた。
上を走る高速、下の国道と交差するが、どちらも車の姿がほとんどない…。

駅付近で時々みる小さな踏切がかわいい。少しずつ降りる人がでて乗客減る。1両10人くらいずつ。
農学部前では出入り口のある2両目の客が何人か降り、ほとんどいなくなった。香川大学農学部の最寄り駅。
駅間が短く、次の駅に割とすぐ着いてしまう。読みの難しい公文明(くもんみょう)を過ぎ、直線を進みすぐ終点長尾に着く。

IMG_4688

IMG_4686

IMG_4687

長尾駅と停車する1300形。構内も単線で一列車しか進入できない。そういえば琴電は路線のカラーが決められていて、駅の案内板や車両の塗装に使われている。琴平線は黄色、長尾線は緑、志度線は赤となっている。

 

IMG_4685

ずらりと並ぶ名所案内。いろいろあるようだがやはり先頭は長尾寺。

 

IMG_8373

ちょっとモダンな匂いのする洋風建築の駅舎

 

IMG_8375

IMG_4693

駅を出て左へ少し歩くと長尾寺。平日だったためか、参拝者は少なかったようだ。
しかしさすがは四国、寺の近隣に来るときっちり案内が出ているのを目にする。

 

IMG_4694

境内にあった、大窪寺まで16.5キロ。長い。
いや、四国中を回ってきた身にとっては小さな距離かもしれないが。