熊本駅にて

さて、豊肥本線で熊本駅まで戻ってきました。
そういえば前回書かなかったんですが、実は途中加古川から一緒にやってきた相棒とは、阿蘇駅で分かれてしまいましたw
私は福岡方面へ戻って太宰府訪問、西鉄乗車して新幹線で帰路、相棒は復活した豊肥本線に乗り、帰りは高速バス、と、お互い行きたい所があるってことで。
決して、喧嘩別れではございませんので、ご安心を!

で、熊本でちょいと乗り換えに時間があったので、行きはゆっくり撮れなかった写真を撮ってました。

IMG_7687

たまたまやってきたやつだがこいつはなんでしょう?ディーゼル機関車、DE10-1756、2両目に連結されてる車両がどうみても営業用ではないんでイベントがらみではないものと思いますが、黒の塗装になってるあたりなにかあるんでしょうか?

そして今回阿蘇へ行っておきながらお目にかかれなかった、特急『あそぼーい』ようやく謁見です。

IMG_7690

IMG_7692

キハ183系の4両編成。先頭車が展望車に改造されている。

 

IMG_7688

こちらは三角線を走る特急『A列車で行こう』。天草方面へ向かう同線の観光列車として設定された。ジャズの名曲やゲームソフト(ちなみに両方とも、筆者は「今の所」所有しとりませんが・・・)にも同名のものがありなにかと良く耳にする名前だが、この列車のAとはAdult(大人向けの)、Amakusa(天草)といった意味で取られたそう。

 

IMG_7691

815系のワンマン普通列車。この辺りは2両編成がデフォ。熊本とあって結構人は乗っているのだが、市街からかなり離れていて市内の移動は路面電車やバスが主体ということもあり、周辺地域や中・長距離の移動が主体なようだ。

阿蘇へ(1)

熊本から豊肥本線に乗車する。阿蘇を越えて熊本と大分とを結ぶ路線である。全線単線で普通列車が主体だが、観光地阿蘇等を抱えているということで特急『あそぼーい』、『九州横断特急』など目玉列車もある。以前は特急『有明』が熊本から光の森まで乗り入れていた。

熊本から肥後大津までは熊本市やその周辺の市街地を主に走っており、電化されていて2両か4両のワンマン列車が主力である。都市部を走ると有って通勤・通学の足ともなっており朝は10分に1本くらいあるし、昼も20〜30分に1本くらい運行されている。

熊本駅の次の駅はズバリ「平成」。平成4年に開業した駅だそうだが、駅名の由来はあくまでこの辺りの地名が平成だからということらしい。。。

IMG_3101

 

南熊本、新水前寺、水前寺と続く。市街地を走るとあってか駅間はあまり長くない。新水前寺は市電との交点にあり乗り換え駅になっている。市電をまたぐためこの路線では珍しい高架駅となっている。市の中心から少し離れてはいるが駅周辺はビル、マンションなどの立ち並ぶ市街地。
新水前寺を過ぎると高架を降りてすぐに水前寺に着く。乗客が多いようで結構人が乗ってくる。熊本行き列車を待つ人も多かった。
次は東海学園前、文字通り東海大学が隣接している。東海大学といえば神奈川県、小田急線にある東海大学前駅があって、名前が似すぎている。ここも割と新しい駅で、熊本側の豊肥本線には新しい駅が比較的多い。
ちょっと走って竜田口、市の郊外へと近づいて来て国道バイパスなんかも通っている。そしてこの辺りから市の周辺のニュータウン、新興住宅地といった区域に入るようだ。しかし、どうにもイメージ先行しすぎて非常に申し訳ないと思うのだが、九州にはまるで縁がなくこの路線も初めて乗るもので、最初は、熊本駅から数駅離れると田園が広がってくるのかなという感覚でいた。だが乗ってみると熊本周辺はかなり都市化が進んでいるようで、熊本駅から離れてもマンションや住宅地が絶え間なく続いている。熊本の街の大きさに驚かされるところであるし、同時に地図で見ると市から割と近いはずの阿蘇へ、本当に向かっているのだろうかという感じもしてくる。どうにも、中心の駅から何駅か進むと街が終って、遠くに山をみながら田畑の広がる地域を走って、徐々に山へと登って行くような固定観念がついてしまってならない。関東平野に住んでいるせいもあるのだろうか。実際乗ってみて思ったのは、熊本と阿蘇の関係は関東でいえば新宿と高尾山との関係に似ていると思う(広い関東平野といえど、東京都心から西側の中央線の方角だけは40kmくらいで山に入る)。そんなに長くない平野の地域、山麓付近にまで市街地が広がっていて、そこからいきなり山に入るような形である。
ちょっと駅間が長くなって、武蔵塚を過ぎる。「武蔵」というと関東では旧国名の「武蔵」を冠した「武蔵○○」という駅をよく目にするが、ここの「武蔵」はもちろんそちらではなくて、剣豪宮本武蔵の墓とされる武蔵塚から。しかし、駅周辺はまるで名ばかりと言わんばかりに、マンションが建ち並ぶ。

 

IMG_3103

光の森駅。平成18年に開業したばかりの新しい駅。「光の森」とは駅周辺で開発されている住宅団地のこと。なんともロマンチックな名前だが、こちらも駅周辺マンションやらロードサイドのパチンコ店などが並ぶ新興住宅地といった感じの場所。このあたりは通勤路線なんだということを実感させる。ここで九州横断特急と交換する。
すぐ三里木に着くが、やはりあまり大きく変わらない。こういっては何だが、先に乗った鹿児島本線の久留米〜大牟田間の方が、かなり長閑な風景であった。富士フイルムのデカい工場の横を過ぎて行く。ここで少し町並みが途切れて田園が広がる。今まで町が続いてきただけに、なんだか妙な気もしなくもない。昔はきっと市域ももっと小さく、農地の占める割合ももっと大きかったのかもしれない。本当に波が押し寄せているかのように変わってきたのだろう。
原水を過ぎ、家並みの密度はだいぶ小さくなり郊外へ出てきた感じがする。それでもこのあたり南側には国道57号線が並行していて、そちらの方は結構な町になっている。次はこの列車の終着である肥後大津だ。

熊本へ

大牟田から普通列車に乗り換える。列車は815系の2両編成。こいつも初乗車だ。

IMG_7496

 

次の荒尾との間で県境を抜けて熊本県へ入る。県境とはいうもののこの辺りははっきりせず特に意識することなく過ぎる。ちょっと海の近くを通って行く。
疲れが出て来たのか、ついうたた寝をしてしまう。この先のことは、あまり覚えていない(笑)気がつくと長洲、気がつくと玉名、気がつくと木葉・・・zzzそんでもってあっという間に上熊本、次もう熊本じゃんwww
というわけで熊本の景色をあまり楽しまないまま熊本に到着(笑)。目的地は阿蘇なのでここから豊肥本線に乗れば良いのだが、初めての熊本だ。観光のために一旦下車する。

IMG_3076

IMG_3077

在来線ホームの西隣に新幹線が停車する。

 

IMG_3080

東口駅舎。新幹線側の西口は新駅舎だが、こちらは以前からのものだ。手前側に市電乗り場がある。

 

IMG_3083

市電に乗って市の中心街へ向かう。目指すは熊本城。JRの熊本駅からは中心部へはかなり離れているが、市電やバスが頻発しており移動は比較的便利である。
車内は自動アナウンスがあるワンマン運転なのに運転士がかなり丁寧で、肉声でよくしゃべってくれる。ほとんど道路上を走っており交通信号に従って走るが、それの呼称も欠かさず行う。忙しそうだが丁寧だ。
熊本駅から離れるにつれビル街になってくる。金沢なんかもそうだがJRの駅は中心から相当離れている印象である。

九州南下

久留米を過ぎる。博多から30km以上離れ、福岡の都市圏からだんだん離れてきた。九州の大動脈的路線とあって沿線は都市が点在はするが、その間は田園風景も広がりローカル気分も味わえる車窓になってくる。乗客も少なくなってきて本数も減り、普通列車が1時間に2本くらいが相場か。私を乗せた列車は博多のラッシュ輸送で長い9両編成の快速だが、久留米の次の荒木で3両切り離された。

IMG_3066

 

羽犬塚、筑後船小屋、瀬高と停車していく。筑後船小屋は久留米と共に九州新幹線停車駅。瀬高は旧瀬高町(2007年以降、みやま市)の中心駅で、この辺りでは乗客が多く特急も一部停車する。西へ数キロ行くと柳川で、そちらは西鉄が通る。
駅周辺は賑わっているが、発車して少し離れるとのどかな風景が広がる。

IMG_3073

IMG_7482

 

銀水辺りで西鉄が合流してきて完全並走、西鉄にも特急が走るので時にはデッドヒートも見られるだろうか。西鉄の新栄町を通過して大牟田へ。西鉄との乗り換え駅で西鉄はここが終着である。福岡市内からここまで、近づいたり離れたりしながら並行している両線だが、直接繋がっていて乗り換えられるのはここ大牟田のみ。久留米辺りまでは近くを並行はしているが、両者の接点になる駅はない。
この快速は大牟田の次の荒尾で終着だし、座って行きたいのでここで降りて、一つ手前銀水始発の普通列車に乗り換える。

IMG_7490

IMG_7487

駅構内。主要駅だし特急停車駅ということもあって構内は広い。貨物の発着も盛んなようだ。

大牟田といえば石炭、ホームにもしっかり。

IMG_7492

 

連絡する西鉄電車。

IMG_7493

IMG_7486

ようやく3日目

というわけでようやく3日目を迎える九州旅。ようやくこの日でもって今回の旅の最終目的地へ向かう。

 

IMG_7461

昨日もお世話になった813系の快速荒尾行きでまずは大牟田へ向かい、そこで熊本方面の列車に乗り継ぐ。大都市福岡の朝のラッシュということで、上り列車と頻繁にすれ違う。

竹下には車両基地が隣接しJR九州の車両群を目にすることが出来る。普段見慣れている方々に撮ってみればなんてことはないだろうが、九州にほとんど縁のない筆者は初めて見るものばかりでこれだけでも異国に来たような心地だったり(大げさな)。

IMG_7462

特急みどり。列車名っぽく緑を基調としている。ユニークで遊び心のあるようなデザイン。

IMG_7464

こちらはゆふいんの森ですかな。

大野城、二日市と過ぎて行く。福岡市の通勤圏内で沿線は住宅街メインでマンションも林立している。この辺りまでは私鉄の西鉄線が近接して並行しており競合関係にある。
二日市を過ぎると田畑や森なども視界の多くを占めるようになる。実態としては福岡市や久留米市に近いので通勤色が強いはずだが、都会からちょっと進むとこんな景色になるのが東京とは違う所だろうか。国道3号にはロードサイド店舗も目立つ。

博多へ

海老津、東郷、福間と過ぎて行く。北九州市の都市圏を出て今度は福岡市の都市圏へ入ろうというところか。今までは降りる人がどちらかというと多かったが、今度は乗る人が増えてくる。福間ではソニックを通過待ちする。新幹線の出来た九州だが、この辺りはまだ特急街道だ。大分、宮崎方面と小倉、博多方面の移動は特急が今後も活躍するだろう。

香椎を過ぎる。西鉄貝塚線が並行してくる。博多に近づいて車窓も夜景で彩られるようになってきた。自分は昼間の景色が見えないと面白くないので旅としては夜遅くまであまり乗っていたくない方なのだが(むろん、夜行列車は列車そのものが目的ともなるので別)、夜景に着目するのも、まあたまにはよかろう。

吉塚でかなり人が乗って来て、今日の目的地、博多へ。
夜も遅いので宿に荷物を置いて、博多ラーメンを食って明日の行程をちょっと練って休む。今日は列車の遅れもあって少し狂い、楽しかったことは楽しかったがちょっと疲れた。明日は予定通り運んでくれると嬉しいが。

IMG_3053

 

IMG_3057

IMG_3061

夜の博多じゃ〜〜〜!

鹿児島本線快速

IMG_7453

小倉で荒尾行きの鹿児島本線快速に乗り換える。JR九州の813系。JR九州自体乗ったことがないので新鮮な感じだ。車内はクロスシートがずらりと並ぶ。大都会とはいうものの関東とはちょっと勝手が違う。
ラッシュ時間帯の9両編成もあるせいか意外と空いている。19時30分頃に日の入り、西の空は紫がかった紅色に染まっている。

 

 

IMG_7452

IMG_7454

夕暮れの小倉駅に停車する813系。JR九州オリジナルとはいえ、完全な都会っ子のステンレス車だ。今日もギラギラしてるぜ!

 

小倉を出てしばらくは、北九州の都市高速道路をくぐったり並行したりする。工業地に高速道路と、川崎、横浜あたりの景色に良く似ている。やがて都市高速は若戸大橋になって分岐して行く。大橋の先は実際は陸続きだが、車窓から見るとちょっと島のようになって見え、夕景が奇麗。

スペースワールドに停車、床や天井など、JRの駅とは思えないような洋風な造りだ。しかしこの列車、快速ではあるが、かなりまめに止まる。

外はすっかり暗くなった。折尾の辺りまで来てスピードが上がってだいぶ快速らしくなる。折尾では特急ソニックとすれ違う。こいつもまたハデだ。このあたりが小倉と博多の中間くらいか、都会をちょっと離れたような感じになる。

九州へ

下関で小倉行きの列車に乗り換える。途中駅は門司のみ、わずか2駅で終着となる。本州と九州を結ぶシャトル便みたいな感じだ。時刻表を見ると今や関門海峡を通る列車のほとんどは、その手の列車になってしまっているようだ。国鉄からの415系に乗り込む。

 

IMG_7443

駅を出てしばらくは下関の町を見ながら走行、本州最後の景色をしばし堪能する。ほどなくして関門トンネルに突入する。関門海峡自体が狭く、人道用のトンネルもあるくらいなので長さは3600m程度でしかないが、れっきとした海底トンネルである。1942年に完成、世界最古の海底トンネルと言われている。複線のトンネルだが、戦時中に造られたトンネルということで、いざという時のことを想定して単線並列の構造になっていてどちらかの線路が止まってももう一方で上下列車を運行できるようになっているという。

北海道の青函トンネルは53.9kmもあり海峡を抜けたという気がするが、こちらはそんなに経たないうちに終ってしまい外へ出る。九州島へと入る。トンネルの出口は山のトンネル等とは違って地下鉄の出口みたいに坂を上がって行くような感じ。なんだか地下鉄から出て来たような感じでやっぱり海峡という感じがあまりしない・・・。
ここから直流から交流になるので、デッドセクションを通過する。新しい車両なら補助電源により車内灯が消えることはないが、国鉄生まれの415系では非常灯以外の車内灯が一旦消えて、セクション通過後に再びつく。

 

IMG_7445

一駅目の門司に到着、下関から先はJR九州になる。そんな訳で細かいことながら駅名票のデザインも九州仕様に変わる。ここで山陽本線が終わり、鹿児島本線に入る。同線は門司港から小倉、博多、熊本などを経由して鹿児島方面へ向かう(今や新幹線が出来て第三セクターになってしまった所が有るので、残念ながら過去形みたくになってしまったが)、九州の大動脈である。列車は基本的に門司港発着が多く、下関はシャトル便というのが基本のようだ。

海峡を渡るとすぐ北九州市なので、都市部を普通に走って小倉に着く。八幡製鉄所で知られる昔からの産業都市である。