南海フェリーで四国へ(2)

和歌山港から南海フェリーに乗った今回の旅、2時間かけて徳島へ向かう。

淡路島を見ながら進む。
雲行きがあやしい。ポツポツくる。まあこの空模様ならそこまでひどくならないだろうが。
ちなみにソフトバンクは、圏外だすw

   
 

徳島港が見えてきた。

  
 

徳島港に到着、時刻表では10時35分着のはずだったが、時計を見るとまだ25分。10分ほど早く到着したようだ。

どかっと人がおります。
ここでの鉄道連絡はなく交通機関は基本的にバスとなる。かつては国鉄線が連絡していたが廃止されてしまった。ということでバス乗り場は長蛇の列、さあこれは何台待って乗れるだろうかというレベルだ。
徳島駅などがある市の中心部へは2kmくらいなので、歩いて行けないこともない。
ということで、迷わず歩く!(おい)
まあ、その方が楽しいっすけどね・・・。

   
 

30分少々あるいて徳島駅前にやってきた。ちょうどお昼時ということで徳島ラーメンでも、と思ったが、人気なんですかね。そちらも行列だす。時間も限られている日帰りの旅、迷った末に讃岐うどんを食べに香川に行くことにした。徳島の皆さん、ごめんなさい。。。

  
ということで徳島駅から高徳線の特急『うずしお』に乗車。二度目の高徳線、吉野川を渡って山の方へ。山が多いのが四国らしい。

途中、行き違いのために停車した阿波大宮で、下の特急が5分遅れているので車で停車するという放送。徳島駅や車内を含めて詳細は全く聞いてなかったが、その後たまたまニュースを見てびっくりしたのは高徳線でこの日の朝に、普通列車が大量発生した毛虫を踏んで、体内から出た脂で車輪が空転してしまい走行できなくなるトラブルがあったということだ。そのせいだろうか。しかし虫とはやっかいなものだ。

香川県にでて三本松に停車、サザンの時もそうだったが相変わらずうたた寝している。このところ、まじで疲れたしなぁ。
志度を過ぎて屋島を見ながら高松市街へ。久しぶりだ。
高松に到着、遅いお昼になった。前にも入った駅前のめりけんやで、さぬきうどんを食す。肉うどん特盛にてんぷら3個と奮発、東京でうどんをこんなに食うこともないな。まあ今は丸亀製麺とかも展開してるから割と気軽にうどんを食べられるようになってきていると思うが。

  
うどんを食した後は観光も兼ねて、まだ全部乗っていない琴電琴平線に乗るべく高松築港駅へ。

最終目的地は琴平の金刀比羅宮だが、まずは栗林公園を散策。前にも一度きているが、山がすぐ後ろに控える構図はなかなか綺麗だ。

   
   

  
栗林公園から先は初めて乗る。
先ほど海上でも少し降ったが栗林公園散策の頃からまた降り出した。弱い雨だからまだいいが。
雨の中を走る琴電、前は水滴でびっしり。
2両編成ではあるが座席は全て埋まっていて立ってる人もいる。メイン路線ということもあるのか、あるいは金刀比羅宮への参拝客か、それなりに乗っている。
仏生山、車庫があり各車両が止まっている。各鉄道から譲渡された年代物の車両たちが並ぶ地方私鉄の車庫、それを見るのも面白い。

  
香川らしく、とんがり山が増えてきた。香川県は本当に、わかりやすいほどのとんがり山とか、屋島のような特徴的な山とかが多い。
円座あたりからは国道32号が進路右に並行してくるようになる。香川県高松市と高知市と、県庁所在地同士を結ぶ国道である。考えたら琴電のとっているこのルートの方が高松から高知へ向かうには近い。JRで行くと予讃線を多度津まで行き、そこから土讃線に入るルートしかないが、特急など速いからあまり気にならないものの実のところ遠回りしている。もっとも今は高速があるから律儀に国道で行くことはないだろうが。

綾川町に入る。さぬきうどん発祥の地らしい。確かにうどん屋の本店らしいのを国道沿いに見たりする。でもイオンモールも負けないくらい目立っている。
滝宮、折り返し便の設定があるのでそこそこ広い。駅前に、森永ホモ牛乳!
昔の年代の人はまあ見慣れているだろうしあまり気にしないだろうけど、我々若い世代はまあ昔からの牛乳屋さんに出くわさない限り滅多に見ることがない。

雨が少し強くなってきた。並行する国道32号も車が多い。
岡田では綾川町のPR電車と行き違う。
琴平に近づいてきて、金刀比羅宮のある象頭山が見え始める。最後の駅、榎井を過ぎ、激しい縦揺れを起こして走るwローカル線ならでは、っていう感じだがちょっとひどいな。。。
JR土讃線をくぐり、左にカーブして終点琴電琴平。この日はなんと卒寿を迎えたかつての車両がお披露目されていた。ホームに普通に停車していて、高松築港行きとして営業運転されるようだ。琴電ならではのイベント。

   
 
   
 

というわけで今回も金刀比羅宮を参拝。四国に来たっていう感じがするなぁ。

帰りは土讃線の特急南紀で岡山、そこから新幹線で帰路へ。駆け足的だったけど満足。

金刀比羅宮へ

琴平駅で降りて金刀比羅宮へ向かう。駅から商店街を少し歩いて参道へ向かう。金刀比羅宮は象頭山の中腹に位置する神社で、長い石段で有名。登山スタイルではないが、実質登山!御本宮まで785段の石段が続く。

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表参道に入る。土産屋や食事処がひしめき合い店頭のおばちゃんの声が絶えない。リックを重たそうに背負って歩いておれば「そんな重いのしょって…」と、もれなくお声を掛けていただけるはずですよ…www

 

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ほどなくして石段の一段目にかかる。この先も踊場を挟みながら石段が続く。踊場に当たる所には土産屋が軒を連ねる。休憩していくのもよかろう。

 

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少し登ってきた所、まだ向うのビルが同じくらいの高さだし回りもさして見えないが…

 

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なおも石段を登り、ふと振り返ればこんな高さになっていて驚く…。眼下に平野が広がる。このあたりで大門の近くになるが、大門まででもまだ365段だそうで…。この先平坦な所を挟みながらなおも登る。

 

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ようやくたどりついた。この先なおも登って奥宮もあるが、今回は御本宮までにする。

 

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讃岐平野が一望できる。天気もいいし、爽快だ!山に囲まれた平野、特徴的な山が多い。画面左、讃岐富士が見える。形がそっくりだ。

ちなみに東京タワーで展望台まで階段で登るのは約600段。ここが行ければ、東京タワーも歩いて登れる…。

 

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冬の四国地方、2014年は全国的に記録的な大雪になった。天気は良かったものの山上には雪がしっかり残っていた。

琴平にて

四国の旅、多度津で二度目の土讃線に乗り換えて琴平へやってきた。土讃線の初乗車時、高知の観光を優先したため時間と行程の都合上入れることが叶わなかった琴平下車、金刀比羅宮(こんぴら)詣でがようやく出来ることになった。もっとも、この日の行程は松山から徳島県は阿南まで行くというものであり、四国の西から東へ一気にワープするというもので、距離にしたら300km近いものであった。が、前日が本数の極端に少ない予土線が入り行程に苦心したのと違い、ほとんど主要幹線のルートで特急で通せたことがとても大きく、時間の捻出が可能になった。ってなんだかまるで特急宣伝のキャッチコピーみたいな文章になってしまったが。当たり前のことながらも、普段普通列車主体の旅が多いだけに改めて特急の威力ってのはでかいと思い知る。
もっとも、既に午後に入りこの時まだ冬場だったとあって明るい時間はもう限られている。実の所、当初は多度津で土讃線に乗り換えずに特急をそのまま高松まで乗り、高松築港から琴電琴平線で琴平を目指すことで琴電の全線完乗も一挙に達成する目論見であったが、それでは徳島へ着くのが遅くなってしまうことから諦めた。琴電もすっかり好きになったものだが、ここはまたの楽しみにとっておく。

さて、降り立った琴平駅。琴平町、金刀比羅宮の玄関口となる駅。昔ながらのムード漂う駅だが立派な造り。「ようこそ琴平駅へ」のフレーズと、金刀比羅宮ゆかりと思しき、○の中に見たことのない不思議な字の入ったマークがつけられた改札に出迎えられる(調べてみた所「金」の字の違う字体のようで。多分金刀比羅宮でしか見られないもの?)。でもって、お約束のアンパンマンもしっかり出迎えに上がっているのですね…。今日も琴平の上空をパトロール、でもしているのでしょうか…。構内には『かまど』と並んで香川名物の『灸まん』の看板も目立ちます。

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琴平駅前。大きな看板が目立つ。ちょっとレトロな洋風駅舎。多度津もそうだったがここにも機関車の動輪があった!

 

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動輪の主はシゴハチことC58機関車。1938年から登場しハチロクよりも後輩、こちらも全国的に活躍した。今も363号機が秩父鉄道のSL『パレオエクスプレス』に使用されているほか、2014年から東日本大震災復興の後押しに、岩手県内は盛岡市の岩手県営交通公園に静態保存されていた239号機が整備されて復活、釜石線で『SL銀河』として運行を開始したのも印象的なことである。持ち前の存在感のある勇ましい走りで日本を永く支えてきたSL、無煙化や電化、新幹線と鉄道も発展を遂げ本来の使命を終えつつはありますが、これからも夢を与え続ける存在であってほしいものです。

 

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駅を出て少し行くと琴電琴平線の琴平駅がある。その名の通り琴平を目指した路線でここが終点。JR琴平駅に比べると駅舎がきれいだが、1988年に改築されたものだそうだ。駅前には美しい川が流れている。

御免にて

四国を行く旅、特急『南風』で高知県入りし御免で下車。ここで土佐くろしお鉄道の「ごめん・なはり線」に乗り換える。ちょっとおかしな路線名、起点の御免と終点奈半利からとられた愛称みたいなもので、正式名称は阿佐線と称するもののそちらの名前で呼ばれることはまずない。元は「四国循環鉄道構想」のもと、国鉄路線として建設されたものだが財政事情により途中で凍結、一時はこのまま開業せずに未成線になるかと思われたが、後に第三セクターの「土佐くろしお鉄道」が設立されその手により再開され、平成14年に開業した。日本の第三セクター路線としてはかなり新しい開業である。ちなみに徳島県と高知県の東端部、JR牟岐線の終点海部駅~甲浦駅まで阿佐海岸鉄道阿佐東線が存在し、わずか2駅のみの路線として営業している(今回、のちに訪問する)が、それもその計画の一部であり、元は甲浦から室戸方面を通って奈半利に出て、ごめん・なはり線につながるはずだったものである。残念ながら間が埋まることはなくお互いに「盲腸線」状態のまま現在に至っていて、「のりつぶし」目的で訪問した者には、攻略が難しい箇所のひとつである。まあまあ、そんなのりつぶしだけなんて言わずにここは室戸岬をめぐりながらゆっくり旅をしてみたいもの。甲浦~奈半利間は室戸岬を通るバスが運行されている(今回行程に組もうとしてはみたが残念ながら入れられず)。

さて、御免駅を起点に走るごめん・なはり線。
JRの『アンパンマン列車』もそうだが、同作品で有名な高知県の漫画家やなせたかし氏の手により各駅にキャラクターが設定され装飾に使われている。

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御免駅のキャラクター「ごめん えきお君」。下にはやなせ氏による詩「ごめん駅でごめん」の碑。

 

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奈半利行がやってきた。

特急『南風』で高知へ(2)

大歩危に停車する。名前も奇怪な徳島を代表する景勝地。
周辺では走行中も景色は拝めはするが、トンネル外もシェルターが多くまともには見づらい。ここは歩くしかない。

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長いトンネルをまたくぐって高知県に入る。土佐岩原通過、しかし眠い。

 

大杉に停車、ホームには碁石茶の里、日本一の大杉とある。

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土佐北川はなんとトラス橋の上に駅がある。突如ホームが鉄橋上にあらわれておどろく。新改通過、単線のはずなのにもうひとつ合流するように線路がありその上にホームがある。はて途中分岐でもしたかと思ったがなるほどスイッチバック式の駅で停車列車のみ進入する構造だった。
ちなみに土讃線は都市部を走るのが起点の多度津周辺と高知の都市圏のあたりくらいしかなく、間は阿波池田付近を除いて山間部で人口も少ない。そのため香川県内は琴平から高知県に入った土佐山田までの間は普通列車の本数が激減する。極端に少ないのがこの大歩危~土佐山田間で、例えば阿波池田発、高知行きの直通普通列車の終電はなんと17時38分で終わってしまう。真夏なら日没にもなっていない時間である。それ以降の阿波池田発下り普通列車はすべて大歩危止まりで、その先高知方面に普通列車で到達することはできない。特急列車は岡山21時38分発の南風27号高知行き(高知0時4分着)と遅くまであって、大歩危などでは18時台に先の高知行きの普通列車が行ってしまうと特急しかやってこないことになる。

 

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山越えおわりにさしかかって険しさが薄れ、町も広がってくる。土佐山田停車。ここから高知の都市部に入っていくので再び本数が増えてくる。海も間近だ。

御免に到着、まだ高知の手前だがここで下車。ごめんなはり線に乗り換える。

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特急『南風』で高知へ(1)

宇多津から特急『南風』で高知へと向かった。丸亀の先で高架をおりあっという間に多度津、
車掌アナウンスが四国訛りで面白い。
多度津から左カーブして土讃線に入る。しかし、速い速い。

山並みが迫ってくる。昨日から見ているがこのあたりの山は形がどれも特徴的で面白い。たいがいとんがっていてなだらかなのは少ない。成立過程によるものだろうか。
弘法大師ゆかりの善通寺、こんぴらさんで有名な琴平と過ぎていく。

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ここからは非電化区間になる。町を外れて田園広がり、気持ちの良い風景。狭い地形になってきて山越えムードがし始める。
結構カーブするが、振り子車体のためかスピードは極端に落ちない。その変わり傾きが大きいが。讃岐財田の先でトンネル連続区間に入り、進行方向左は完全に崖になった。高知の重要幹線である土讃線だが、電化されているのは今も香川県内の多度津~琴平間だけ。琴平から先は高知に入るまで山間部が続き特急以外の利用客が少なくなるのと、トンネルが非電化時代の規格のままということが影響しているようだ。なおこれより先徳島県に入る。
やがて車窓下の方に山に囲まれた町が見えてくる。三好市の市街地である。思わず飯田線の水窪あたりが一瞬想起されるが、かなり規模が大きい。土讃線はちょうど街を回り込むようにU字型に走っており、山を降りてくるとU字にカーブして徳島自動車道と共に吉野川を渡る。渡った先で徳島線と合流する。合流した地点には佃駅があるが両線とも特急列車は通過し、一つ土讃線を走って阿波池田に停車するためそちらが実質的な乗換駅になっている。このため土讃線と徳島線の乗継では佃~阿波池田間で区間外乗車が認められている。

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阿波池田は三好市の中心駅、徳島線との接続駅ということもあり結構な乗客がある。徳島線の特急『むろと』と接続し乗車があった。ちなみに地図を見るとこのあたりの地名、「池田町ハヤシ」、「池田町イケミナミ」、「池田町トウリン」など、どういうわけかカタカナ地名が並んでいる。極めつけは駅周辺の地名で「池田町サラダ」、思わず首を傾げたくなる。
いくら市街地とはいえ周囲は完全に四方八方、山であり阿波池田を出るとすぐにまたトンネルに突入する。吉野川の右岸を走る。速度はある程度出ているものの沿線は険しく、川も渓谷という感じになってくる。