夜の鳴門線

徳島までやってきた四国旅。この日は牟岐線で阿南をめざしそこで宿泊予定だったが、何せJR四国路線網乗り潰しという壮大な計画のもとに行っている旅である。日は暮れかかっているがまだ終わらない。
というわけで、徳島からは鳴門線に乗り換える。今となっては貴重なキハ47たらこ色。夕方ラッシュとあって2両編成の座席はほぼ埋まっている。

徳島18時6分発、薄暗くなってきた。でも春が近づいて少しは日が長くなってきたようだ。途中、池谷(いけのたに)までは高徳線を走る。先に徳島線で通ってきた高架を戻り、佐古へ。複線になっているが、実際は高徳線、徳島線各々の単線が並んでいるだけ。徳島線が左、高徳線が右である。なので鳴門行きであっても右の線路を走る。
徳島線が左に分かれ、しばらく高架のまま進んで、吉野川の手前で降りる。吉野川のあたりまでは徳島市街地だ。吉野川は下流で、川幅が相当広く、長いトラスで渡る。吉成停車。 勝瑞(しょうずい)、多くの乗客が降りた。
外すっかり暗くなった。
池谷で高徳線から分かれる。ホームの時点で高徳線が直進、鳴門線が右カーブしている。鶴見線の浅野にもなんか似ているが、双方島式ホームである。

ここから鳴門線に入る。池谷~鳴門間8.5kmを7駅で結ぶ。前にも触れているが池谷起点ではあるものの大半の列車は高徳線に乗り入れて徳島から発着している。
途中駅での行き違いはできない。おおむね1時間に1本程度確保はされているが、方向により早朝もしくは夜間帯の運行が極端に少ない。上り鳴門行きの始発列車は池谷発朝の7時8分(鳴門7時27分着)まで走らず、下りの鳴門発徳島方面行きは18時50分発のあと、21時8分が定期便最終列車でありその間2時間以上も列車がない。ネットの時刻表を見ると一部それ以降の時間に運行されることになっているが、これはどうやらJリーグの徳島ヴォルティスの試合観戦後の臨時列車として設定されているようだ。
逆に反対方向の列車がほぼ皆無になる早朝の下り鳴門駅始発は6時34分発、52分発と上りより早く、夜間の上り鳴門行きは池谷23時32分が終電で、2時間ほど来ないこともあるものの下りと違って遅くまで確保されている。また、すべて普通列車だが鳴門6時52分発の池谷行のみ、普通列車を名乗りながらも途中駅をすべて通過する(平成26年3月のダイヤ改正で新設された列車)。朝は徳島への通勤、夜は鳴門方面への帰宅向けを意識したものになっているようだ。

しばらく走って阿波大谷。真っ暗で駅の周りに明かり少ないので、周囲は田畑だろうか。進行方向右手遠くに明かりが多い。徳島市街か。
沿線はときおりガソリンスタンドの明かりは目立つが。
といっていたら沿線が急に家並み増え市街地っぽくなった。金比羅前。次は教会前、なんか神聖な名前が続く。ちなみにここの教会前とは天理教の教会を指す。鳴門線の前身であった阿波電気鉄道の頃は天理教前と名乗っていた。
そのまま町を行き、撫養(むや)、かなりの難読駅名。その後すぐ終点鳴門。駅前栄えていてショッピングセンターなどがある。「うず潮の鳴門へようこそ」とある。鳴門駅からは20分程バスに乗って鳴門観光港、そこから観潮船に乗ってポイントへ向かうことになる。

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鳴門駅は18時45分着、折り返し便は18時50分発で、それを逃すと先に書いた通り21時8分の最終まで列車がない。よって駅を出はしたものの滞在時間5分であっけなく終わってしまった。今度は明るいうちにうずしおと絡めてくるとしよう。