新幹線でひとっとび、初夏の北陸金沢の旅(2)

さて、予定通りに無事上野6時22分発のかがやき501号に乗り込む。地下にある東北・上越方面の新幹線上野駅ホーム、北への玄関口として古くから名高い上野駅、1階と2階にホームがありかつては1階から北へ向かう特急列車などが多数発着し、往時から上野駅を利用していた人や長距離旅行者にとってはそちらの方が馴染み深い光景だろう。時は流れて新幹線ができたわけだが、地上側にスペースが確保できなかったか、東京駅を高架線で出発した新幹線は在来線としばし平行したのち、秋葉原駅の先で地下にもぐってここ上野駅に到達、その後日暮里の先で顔を出して再び高架線に戻るルートを取る。そんなわけで地上ホーム側はかつての長距離旅客の賑わいは年々薄れ、変わって今は都会の地下鉄と遜色ないホームがメインの北への玄関口と化している。常磐線方面には新幹線がないので、かろうじて特急ひたちやときわなんかが地上側から北へ向かう特急列車の主役として生き残っている。
朝食を調達して、地上にある新幹線改札口を通り長いエスカレータで地下ホームへ。地下鉄顔負けの深い場所にホームが位置しており乗り換えには時間がかかる。ちなみに運行本数も地下鉄に劣らずで東京から大宮までは東北(北海道)・上越・山形・秋田・北陸の各新幹線が全て同じ線路を走るため、超過密ダイヤである。

列車まで少し時間があるのでその間にやってくる車両をホームで眺める。東北方面の新幹線など滅多にのらないがその間に車両のラインナップもすっかり変わってしまった。
E5系はやぶさとE6系こまちの組み合わせも生で見たのは初めてだろう。



 

そうこうするうちにかがやき501号のお出まし。6時22分定刻に上野駅を発車。いよいよ本当の旅の始まりだ。地下トンネルを出て日常空間からだんだん遠ざかる。始発の下り方向ということで乗客はほとんどなく、ちょっと無理やりながら車内で軽く記念撮影して朝飯タイム。上野駅の駅弁屋、友人はチキン弁当と決めていたそうで筆者もそれにしようかは悩んだが朝からチキンとは体の方が受け付けるかどうか(笑)、それと見本の海鮮の魅力に負けて、鮭はらこ弁当を選択。この選択にしたって朝からするのはどうなんだろうとちょっと突っ込みたくなるが、まあたまの旅なのですからいいでしょう。。。でもチキン弁当もうまそうでちょっと悔しい。機会があれば一度はそっちを選択することにしよう。
大宮で東北新幹線が分かれると本領発揮、一気にスピードを上げる。かがやきは大宮の次、長野までノンストップだ。
この日の天気、2、3日前の予報ではそこまでひどくなさそうな気もしたがやはり梅雨の時期、朝からちょっと小雨がぱらついて埼玉県内もちょっとどんよりしていた。心強いことに晴れ男くんが同伴の今回の旅、きっとこの先必ずや晴天だと願う!だが、この先トンデモナイ事態に巻き込まれることになるとは、この時誰も予想していなかったのである・・・。

新幹線でひとっとび、初夏の北陸金沢の旅(1)

奥多摩の旅からもう2ヶ月が経過、気づけば梅雨入りしてじとじとした季節。口癖になりつつあるがすっかり忙しいと日々の移り変わりにもまるで関心を失っているかのようだ。
まったくわれながらなんていう下手な口上で入ろうとしているんだか。旅行パンフレットを勝手にイメージしたタイトルを考えるもさっぱり行けてない。。。それよりほろよい加減で書くなですな。はい。

というわけで今年も学生時代からの友人と旅に出ることに。数年前にひょんなことから始まってもう毎年恒例だな。全くもって縁の力というものは侮れない。行き先は北陸地方、新幹線もできてすっかりホットになった感じか。せっかくのところであるが都合により日帰りでの旅。とはいえ東京からでも、今や新幹線の力でもはや敵なし!金沢まで約2時間半、大阪と同じ圏内となり一応日帰りもそこまで無理な話ではなくなっている。何度か出かけているが、以前のメインルートであった上越新幹線と特急はくたかの組み合わせは4時間ほど、上越新幹線が開通する前よりは当然早いとはいえそれでも遠路という印象しかなかった。

しかしいくら日帰り可能な距離になったとはいえ、ゆっくり楽しみたかったらそれなりな覚悟は必要!ということで行きの北陸新幹線は始発列車、栄光のかがやき501号を選択した。集合は上野駅に朝6時となったが、当然ながらそこまで頑張ってこなくてはならない。距離のある筆者は最寄駅からも始発列車でやってきた。実は前日飲んでいただけに寝坊しやしないか少しひやっとしていたのだが神経が持ってくれたおかげかしっかり時間通りに目を覚ますことができた。何を隠そう始発だったら難なく回れると言ったのは一応自分なので、そこは責任を取らねばなりますまい・・・。(笑)

京王線の始発電車で新宿へ向かい、そこから中央線、神田で京浜東北と乗り継いで上野へ向かう。あんまりこんなことを書くからまた長くなるが、早朝の各線の様子というものもまたマニアック(?)な感じがするもので普段見られない光景が見られる。京王線でいえば各駅停車は新線新宿行きで笹塚から京王新線に入るし、中央線は快速が運転されてないのでオレンジ色の電車が各駅停車になり代々木、千駄ヶ谷と延々とまっていく。マニア的には面白いものだが早朝で本数自体も多くないのと相まって日中よりもちょっと目的地までの時間がかかる。

時間通りに集合し切符手配のプロのお方の力を借りて行きの指定券をゲット。行程では上野6時22分のかがやき501号で金沢に8時46分着、そこから8時56分の能登かがり火に乗って能登方面へ向かう行程である。今回も無事成功できることを祈るのだが、果たして・・・。

日本三大車窓からの夜景

長野県はJR篠ノ井線の姨捨駅。松本からひと山越えて善光寺平へと降りていく途中にある駅で周囲より標高が高く、駅ホームから善光寺平に広がる長野市街を一望ことができる展望スポットとなっており、日本三大車窓の一つに数えられている。

昼の景色も素晴らしいが、夜は夜で長野市内の夜景が広がるとあってこれもさぞ魅力的なことだろう。昼は以前眺めたことがあるので、今回長野旅行にきた際に夜景を見るべく夜に訪れてみた。しかしここで夜景を取り上げるのも初めてだなぁ。

長野駅19時6分発の普通茅野行きで姨捨駅へ向かう。以前は115系の天下だった長野も今やすっかり211系が主力となっている。東北・高崎・東海道線などから転属したもので中央本線を中心に山梨・長野県内の普通列車で活躍している。中央本線の普通列車用とあって都内も高尾まで入線し、立川や八王子にも一部顔を出している。しかしどうにも未だに115系のイメージが根強く、なんだかまだ見慣れない。

途中篠ノ井から篠ノ井線に入る。最初の駅稲荷山まではまだ普通の路線といった感じだが、稲荷山を過ぎると山に入り標高を上げていく。線路と同じ高さだった市街地をだんだん眼下に見下ろすようになり、長野の中心部からも離れていく。途中列車はスイッチバックし信号場で停車したが行き違いもなく発車。篠ノ井線はこのあたり急な上り坂が続くので信号場や駅をそのまま設置できず、姨捨駅や信号場はスイッチバック型の配線を取り、通過する列車のみ本線を直進させている。

信号場を過ぎるとだいぶ標高も高くなり、長野市街地からの距離も離れて街明かりも遠くに集まる感じになり、夜景らしくなってくる。

再びスイッチバックして姨捨駅に停車。列車を降りる。周囲は山だし乗降は少なく、普通ならこんな夜にここで列車を降りる人もそういないだろうと思うところだが、やはりここは夜景スポット!観光客やカップルが何組か見受けられた。


姨捨駅構内。急勾配の途中にあるため本線上にホームはなく、枝分かれした線路に位置するスイッチバック型の駅。駅名標もスイッチバックを強調するような図で描かれていた。写真上は駅構内の様子だがスイッチバックのため、写真奥の方向に進むと行き止まりで手前側だけが本線に通じている。以前は特急しなので本線を通過しただけだったので降りるのも初めてだ。


ホームには展望案内図が設置されている。日本三大車窓の文字も忘れずに。

さて、夜景を堪能してみようか。

おお〜❗️(笑)

山に囲まれた善光寺平に煌々と夜景が展開する。大都市の夜景と比べると、という部分はあるかもしれないが、旅先の鉄道駅からこんな夜景が見えるとなると感動モノだろう。

ちなみに上写真右の方に小さく花火が写っているが、この日何も知らずにきたら川中島古戦場まつりが開催されており、夜は花火が打ち上げられていた。旅に出れば思わぬ収穫やらトラブルやら色々あるが今回もまた思わぬ展開になったな。ちょっと遠くて小さくなってしまったが夜景との偶然のコラボは最高だ。


さて、当たり前だが乗ってきたからにはちゃんと駅を出てから戻りましょう。

洋風の洒落た駅舎を持っているが無人駅で窓口らしいものもあるが閉まっているのがちょっと寂しいところ。眺めもいいんだし駅舎を活用してちょっとした喫茶店にでもしたらどうかと思う雰囲気だが、まあ厳しいだろうか。無人なので切符はホームの回収箱に入れて下車。乗るときも券売機がないため、乗車証明書発行機で乗車証明書を発行し車内か下車駅で精算する。

次の長野行き列車で駅を後にする。秋に入り夜の長野はちょっと肌寒かったが、なかなかお目にできない非日常の光景であった。

秋の八ヶ岳を行く

久々に休暇を取り息抜きに信州方面へ向かった。あまり鉄道で行ったことがなく乗りつぶしと観光を兼ねたためそれなりなボリュームの行程となった。ざっとした行程としては新宿から特急あずさで小淵沢、そこから小海線で小諸、しなの鉄道乗り換えで長野に出て、長野市内を拠点に長野電鉄、上田電鉄、さらには北陸新幹線開業でJRから第三セクター転換された旧信越本線(北しなの線、えちごトキメキ鉄道)と、最後は当の北陸新幹線で東京に帰るという行程である。そういえばここ最近あんまり一人旅もしてなかったので、少々新鮮な気持ちで胸が踊る。

まずは特急あずさで小淵沢へ。そこから小海線に乗り込む。小海線に乗るのは昔清里方面で合宿があったのでその時に乗って以来だが、小淵沢から合宿地までしか乗っていない。今回は終点の小諸まで全線乗って車窓を堪能する。

小海線は八ヶ岳の麓を走り、八ヶ岳高原線の愛称を持つ。小淵沢側は標高1,000m以上とJRでもっとも高い所を走り、長野県の野辺山駅は標高1,345mでJR最高、隣の清里駅(山梨県)は第2位で1,275mの高さを誇る。ちなみにJRの駅の標高ベスト10で第9位まではすべて小海線の駅で占められている。標高1,000m級というとんでもない所を一定の距離走るのだからある意味当然のこととはいえ、凄い。
いつもの通り悪い癖でまた前置きが長くなったがw、そろそろ発車時刻の9:57だ。さあ出発としよう、と思いきや発車する気配がないぞ。乗務員のアナウンスが入り、中央線の特急が遅れており接続をとってから発車するとの由。本数少ない路線ならではの光景。しかし10分近くたっても特急はこず、結局待ち合わせすることなく10:05発車した。この日雨も降っていたのだがその辺も影響していたのだろうか。そういえば乗ってきたあずさも、あんまり走りっぷりは特急らしくなかったと思う。

キハ110の2両編成、中央線からの乗り換え客は多くなく車内はガラガラ、クロスシートで一人がけが空いてるので気兼ねなく陣取る。外は小雨が振り、発車して右カーブし中央線から分かれると、いきなり霧に覆われて白銀の世界に突入する。さっぱり視界が効かないが、列車はまるでいつものこととばかりに御構い無しに走る。標高の高いこのあたりなら、さして珍しくもないのだろうか。東京なら即、徐行運転か運転見合わせかしそうなレベルだw

車内アナウンスはワンマン化のため自動化されているが、その中では観光客向けに小海線自体の案内も入る。

林の中を途中ペンション群を通過しながら走る。八ヶ岳の麓の、アルプスあたりを連想させるこの光景も小海線ならではだ。しかしこの日は本当に霧に覆われ、林の中を行く様はなんだかそのイメージとはちょっと対照的な感じもする。下手すればミステリードラマ?といったら変だが多少の不気味さを感じさせるかのようだ。そういえば霧の中を行く列車を撮ることもなかなかないな。

甲斐小泉、甲斐大泉と進む。始発の小淵沢もすでに標高は高い(標高881m)が、小海線を進むうちにさらに高度を上げていく。

そして標高JR第2位の清里に停車。ここで一気に降りて車内はがら空きに。臨時の八ヶ岳高原列車と行き違う。しかしあたりは真っ白だ。ちょうど臨時の八ヶ岳高原列車なるものと行き違いをする。

次はいよいよJR最高駅の野辺山。アナウンスの前にはお約束、JRの最高駅と一言入る。

駅における最高は野辺山駅に間違い無いが、駅をのぞいた本当のJRの最高地点は清里駅と野辺山駅の間にあり、標高は野辺山駅よりさらに30m高い1,375mに達する。駅では無いので列車は何事もなく通過してしまうが、その地点には踏切があり、その側にJR最高地点を示す碑が立てられている。時間と足に自信があれば行ってみると良いだろう。今回はさすがにそこまで時間がないのでやめておくw ちなみに最高地点の近くに山梨県と長野県の県境が通っておりこの先長野県に入る。

最高地点を通過していよいよ最高駅の野辺山へ。ホームにもそれを示す碑がしっかり立てられている。とうとうここでも取り上げる日がやってきたか。


ここで結構な乗車があり車内も賑わってくる。
野辺山から少し走ったら少し霧が晴れてきた。地形も少し開けて、林中心の車窓から田畑が入り混じるようになる。しかし八ヶ岳は相変わらず曇っていて上の方がさっぱり見えない。進行方向右手の雲が切れて太陽がいきなり顔を出す。燦々とした日差し。『高原列車は行く』の歌でも浮かんできそうだ。

山間に家並みが広がって信濃川上。川上村の中心にある駅。標高1,000m台の駅がまだ続くが観光地的な風景は薄れ山間の町を結ぶ生活路線のような風景にだんだん変わってくる。しかし小海線、このあたりは次の駅までの距離・所要時間が長い。小淵沢をでてからまだ5駅、行き違いもそんなに長くなかったが時間はもう40分ほど経過している。ちなみに今走ってきた野辺山〜信濃川上間は駅間距離が小海線最長で8.1kmもある。

信濃川上は木造の駅舎を持つ昔ながらの駅といった感じだ。

しかし地図で見るとこの辺の線路はかなり曲がりくねっているのがわかる。

川を途中渡りながら並行で進む。渡っている川ははきっと信濃川(長野県内では千曲川)だろう。日本最長の川は甲武信ヶ岳を水源として小海線沿いに佐久地方を北上し小諸、上田などを抜けて長野に達し新潟方面へ流れるというルートを取っている。小学校の時に最長とは習いつつも、どう流れるのかと思ったらそんなルートを取っていたのか。

松原湖を過ぎる。湖からは離れていて湖畔の景色は拝めないものの、景色の良い車窓が続く。天気はすっかり秋晴れになった。

路線の名前になっている小海に到着。主要駅で一定の乗り降りあり。ホームに隣接して診療所があり立派だ。ここで5分停車し行き違い、ハイブリッドのキハE200系とすれ違う。

ちょうど小海が中心駅であるかのように、路線の風景もここからまた少し変わってくる。この先佐久の中心部に向けて山から下って町に入っていく感じになる。家並みもあまり途切れなくなり、駅間距離もこのあたりまで長かったがこの先は一転して短くなり1〜2km程度になる。小海線の場合最初が相当長いだけに、かなり短く感じる。

馬流、地元の学生が乗ってくる。佐久市へ向けて客が増え始める区間か。八千穂駅に出ていた名所案内は、どこも駅から10〜20kmも離れていて、徒歩で行くのは結構ムチャだ。というかこれなら近隣の他の駅からもいけそうなもんだが…。
気づけば車内は学生中心に乗客が増え、すっかり地元の通勤通学路線の趣になった。座席はとうに埋まり立ち客も結構出ている。関東なら八高線に近いか。八ヶ岳高原線の愛称を持つ小海線だが、この辺りではそのイメージはあまりなくなっている…。

山をバックに佐久市街が広がるのが見え始め、太田部。次の中込は佐久市中心部にあり乗降が多い。また小海線の運行の拠点で構内は広く、ここから小諸までの区間運転の列車も多い。

岩村田で一気に学生が降りた。この駅は中込よりも乗客数が多い。小淵沢を出た時の静けさと霧の中の風景はまるでなかったかのようだ。ちょうどここを中山道が通っており、かつて岩村田宿があったということで古くから宿場として栄えてきたようだ。

岩村田を出ると路線は高架になって佐久平に着く。北陸新幹線との乗換駅だが新幹線も高架だろうと思いきやなかなか見えない。知らなかったが小海線の方が高架で新幹線は地上にホームがあるのだった。普通これは逆のことがほとんどだから珍しいものだ。

地上に降りてすぐ中佐都。岩村田から佐久平を挟んで中佐都まで各々駅間距離は0.9kmと1kmを割っており小海線では最短となる。もともと佐久平駅は存在せず、新幹線開業に合わせて小海線に駅が新設されたためでもある。
国鉄型気動車の復刻塗装をされたキハ110とすれ違う。ちなみに車両番号がこれまた珍妙な111-111!そう言えば中込にはこれまた珍しいタラコ色がいたなw 小海線が平成27年で開業80周年となるのを記念したものだそうである。

三岡を出てs字カーブを描くと、かつての信越本線であるしなの鉄道に合流する。ここから終点の小諸まで線路が平行しており小海線は途中乙女、東小諸の駅があるが、しなの鉄道は小諸まで駅がなくお互い小諸まで行かないと乗り換えはできない。

遠くの方を見ると長い山裾に家々が点在する風景がなんだか長野らしさを感じさせる気がする。減速してホームが広がり、終点小諸に到着する。


せっかく信州に来たからにはやはり蕎麦を堪能したいと思い、出発前から気になっていた駅前懐古園のそばにある草笛本店でそばでも(別にオヤジギャグじゃないぞw)、と思ったが事前にちょっと把握してはいたものの予想以上の人気ぶりで長〜い順番待ちであった。残念ながら時間の限りで諦めて別の蕎麦屋で天ぷら蕎麦を楽しむ。でも蕎麦はやっぱりうまい。
腹も満たしたところでしなの鉄道に乗り長野市内を目指す。

日帰り日光と餃子の旅(3)

湯元温泉行きのバスに揺られる日帰り旅。

バスは中禅寺湖を抜けて奥日光へ。戦場ヶ原を眠っている間に過ぎw、最初の目的地、湯滝。

湯滝入口のバス停でバスを降り、道路から少し下ったところにある。湯ノ湖から流れ落ちる滝で奥日光三名瀑の一つに数えられている(他に竜頭ノ滝とお馴染み華厳の滝がある)。

写真で見たことはあったが実物を見るのは初めて。とりあえず写真を出してはおくものの、これは迫力があり過ぎて実際に行かないと味わい難い。

滝の色は見事なまでに白い!「雪崩かと思った」と同行者。例えとしてはちょっと縁起が宜しくないかもしれないがそう形容してもおかしくはない景観。


大自然の威力に触れ、マイナスイオンもたっぷり浴びて(笑)、次は中禅寺湖へ戻る。

ちょうどお昼時となり湖畔の食事処で昼食にする。

日光といえば湯葉が名産、湯葉定食、湯葉そば、湯葉丼など湯葉尽くしの料理がメニューに並んでいて流石だと思う。ご当地グルメ色々あるけどやっぱり、こういう滅多に食べないものを食したくなるもの。そばを食べたかったので迷わず湯葉そばを頼む。そして同行者は迷わずここでもビールw 筆者は飲めないが(汗)ご当地ビールってのもなかなか面白いもので見た目や味がやはり全然違うものだ。


湯葉そばにご飯をつけてみた。そばというかまるでラーメンとライスにも見えるかw 

食後はお土産を買いつつ中禅寺湖畔を散策。華厳の滝も忘れずに。

小学校の修学旅行以来で、あんまり記憶にない…。エレベーターがあってそれで滝壺まで降りたのだけは辛うじて覚えている程度だ。

しかしエレベーターで降りるだけの高さとあって、実際来てみると改めて滝の高さが半端ではないことに気づく。今回はエレベーターで降りずに展望台から見下ろしたが展望台もかなり高い。そして高所恐怖症な筆者…。

下の方に見える細い滝との共演も美しいものだが、相当下の方にあるだけにそれらを見てるだけで怖さも増幅されるようだ…。

中禅寺湖も散策。華厳の滝の源となる湖だが滝があることをうかがわせないほど実に穏やかなこと。もちろん、スワンボートなどの観光客お約束の乗り物も完備(笑)


良い腹ごなしになった。

夕方は宇都宮で餃子を食べながらまたビールwってことになってるので、時間をとるためさっさと移動する。この辺りは本数があまりないので制約される。

バスで日光駅へ戻り、JR日光線で宇都宮を目指す。

寒川神社と相模線廃線跡

東海道線の茅ヶ崎から分岐して北上し、橋本へ向かう相模線。今は茅ヶ崎から橋本の路線のみ、旅客列車のみが運行されており国鉄からJRに受け継がれているが元々は相模鉄道の一路線で相模川の砂利を運ぶための貨物線であった。そのための路線の一つとして寒川駅から支線が分岐していた。本線同様に旅客営業も行っていたが、運行時間は限られ朝夕のみの運行、昭和59年には廃止となっている。

日帰りで湘南方面に出かけた帰り、行ったことのない寒川神社参拝と合わせて訪問してみた。

茅ヶ崎から相模線に乗り寒川へ向かう。相模線は何度か乗ったことがあるが大概は通過するだけで途中駅で降りたことはほとんどない。

寒川駅は寒川町の中心駅で、相模線の中では乗降も多い。昼間は20分間隔と首都圏では本数の少ない部類に入る相模線、ホームには結構人が待っていた。

寒川神社自体は隣の宮山駅が近いため、車内放送ではその旨しきりに案内されており、寒川駅においても最寄駅と思って降りてしまった人向けか、ホームから改札に出る階段にやはり宮山駅が最寄駅である旨しつこく書かれている。実際宮山駅からだと神社まで500mほどなので確かに近い。

しかし寒川神社の表参道自体は寒川町の中心部から出ているため、そちらも含めて全部歩きたいのであれば寒川駅で降りる必要がある。表参道は後で取り上げるが緑に囲まれていていかにも神社らしく散策にもいい。寒川駅からだと1.5kmほど歩くことにはなるが、足に自信のある方は歩いてみるのもいいだろう。筆者は廃線跡探訪も兼ねていたため、寒川駅で降りた。


寒川駅。左側の下り線の隣に寒川支線が並んでいた。

寒川駅を発車する橋本行き電車。支線が存在していた分、敷地は広々としている。

少し進むと相模線本線から分岐していく。写真の県道を渡ったところからは線路跡が遊歩道になっている。

遊歩道入口近くの大門踏切から寒川神社の表参道が始まっている。こちらは後ほど向かうことにしよう。

線路跡の遊歩道を歩いていく。よく整備されている。


途中には踏切跡だろうか、道路交差部にレールが残されており動輪が置かれていた。

少し進むと一之宮公園に入る。公園内には支線の線路がほぼそのまま残されている。

廃線から30年以上経過してはいるが、ここまで間近に線路を観察?できる場所もそんなにない。

公園が終わる箇所で線路もいきなり終わる。こんな線路が残ってるなら遊具か何かで手漕ぎのトロッコみたいなやつでもあったら面白いのにと思うが、距離にしては短すぎるし管理のことも考えたら面倒だろうか。レール幅も国鉄標準の1,067mm、鉄道にしては普通だが公園の施設にするにしては広すぎる…。

公園の先で再び線路跡を活用した遊歩道に戻り、少し歩いて道路を渡るとほどなく八角広場という広場に着く。八角形の噴水がありこの名前にっているのだろうがこの日は噴水は止まっていた。

この八角広場が、かつての寒川支線の終着駅、西寒川駅があった場所である。

広場の奥に進むと西寒川駅と隣接していた相模海軍工廠の跡を示す石碑が立てられており、例によってその付近には線路が少し残されている。



ちなみに広場の前の通りには神奈中バスの八角広場前のバス停があり、茅ヶ崎駅と寒川駅を結ぶ系統が発着する。寒川支線が廃止されてからも一応交通機関が確保されているような格好だ。しかしバスの本数は少なく昼間は40分に一本しかない上、寒川駅まで歩いてもそう遠くない距離である。

ちなみに写真奥に見えている高架橋は圏央道で、その横には相模川が南北に流れている。

八角広場から圏央道沿いの道を歩いて先の県道に戻る。この辺りは二層になっていて都市高速のような景観だ。

都会から少し離れて上空に何もなく相模川沿いとあって広々とした空間、ローカルさを残す相模線の好きなところでもあったが、圏央道の開通ですっかり景観が変わってしまった。

県道に架かる橋から相模川を望む。
寒川駅近くの踏切まで戻って寒川神社表参道に入るとしよう。

1kmほど森林に囲まれた参道が続く。車道なのでそこそこに車の往来はあるが気持ちが良い。ちなみに寒川神社は交通安祈願でもよく知られている。


本殿に入りお参りする。ちょうど海の日の連休となったが関連の祭典があるようだ。

参拝を終えて帰路へ。茅ヶ崎海岸も行ったのでちと歩き疲れた。

帰りは神社最寄りの宮山駅から帰ることにする。参道の途中にはJR宮山駅の案内がされている。

500mほど歩いて宮山駅へ。
神社の周辺には宮山駅の方向を示す案内が割とあるのだが離れてしまうと宮山駅前の信号の所までそれらしい案内がない。相模線自体は神社の脇近くを走っており踏切の音も分かるくらいなのでそんなに困ることはないのだろうが、ちょっとわかりにくい。駅は信号に隣接したコンビニの横の路地を入った所に位置する。

駅はホーム一本のみ、無人駅でなのでかなり小ぶりだ。寒川神社最寄りということで初詣客を考慮してか臨時の出入口も設けられている。

宮山駅のすぐ北側(橋本寄り)には圏央道寒川北インターチェンジがある。圏央道はこの先隣の倉見駅にかけて、相模線の線路のほぼ真上に建設されている。高速道路が出来るってことで当然ではあるものの何もなかった所に突如として建造物が覆い被さることになったわけだ…。

日帰り銚子の旅(5)

香取から鹿島線に乗り、鹿島神宮へ。鹿島神宮手前で北浦を渡る。一度来てはいるが何度見ても見ごたえのある景色。

鹿島神宮から鹿島臨海鉄道に乗り込む。ここからは初めてだ。


運転系統的にはここが鹿島臨海鉄道の起点ではあるが、隣の鹿島サッカースタジアムまでは、実際はJR鹿島線である。しかし鹿島サッカースタジアム駅が臨時駅という事情もあってか、運転系統上は鹿島神宮駅で区切られている。

その鹿島サッカースタジアム駅には臨時停車した。サッカーの試合があったようだ。



おかげで駅をゆっくり見ることができた。そして車内には多くの乗客が乗り込み、列車も一気に賑やかになった。

ここから先は路線上も鹿島臨海鉄道に入る。ここまで電化されていたがこの先は完全に非電化となる。

長大な名前の「長者ヶ浜潮騒はまなす公園前」

駅名看板もデカイ。

日帰り銚子の旅(4)

犬吠で降りて駅付近を少し撮影、また 弧廻手形にぬれ煎餅一枚の引き換え券がついていたので、駅内の売店で交換。これで今日のおやつをゲットw

外川から折り返しの銚子行きで戻る。今度は終点銚子まで戻り、鹿島臨海鉄道へと向かうべくまずはJR成田線へ。
がら空きのボックス席でぬれ煎餅を楽しむ。真面目に「しょうゆ味!」と言いたくなるほど醤油にどっぷり浸かった独特の甘辛い味と、フニャフニャ(笑)しながらもそこそこに歯ごたえのある食感が最高だ。 

香取駅で列車を降り、鹿島線に乗り換える。香取神宮の近くとあって神宮を模した駅舎が立っているが、実態は無人駅で改札はなく、スイカの簡易読み取り機があるだけ。建物は待合室の役割を果たすのみである。トイレは駅舎の隣に備わってはいるが駅構内ではなく、一旦外に出なくてはならない。

のんびりとした雰囲気の駅構内。人気なく、物音もそんなにしない。静寂に包まれている。



香取16時1分発の鹿島線に乗車。鹿島線に乗るのも二度目だ。これで鹿島神宮へ向かい、その先鹿島臨海鉄道に初乗車する。

日帰り銚子の旅(1)

またもしばらく更新が止まってもうた…。

日帰りで、銚子、鹿島方面の旅に出た。特急しおさいで銚子、そこで昼食をとり銚子電鉄、再び銚子に戻り成田線で香取、そこからは鹿島線、鹿島臨海鉄道経由で水戸へ出るというルートだ。今回は連れがいる。

まずは東京駅から総武本線の特急、しおさい3号に乗り込む。連れもおれば話も弾んで自然と時間も経ってしまう。

  
晴れの予報だったが朝からぱっとしない天候、先行き不安な感じだったが千葉方面へ向かうにつれ青空が覗き始めた。

千葉までは快速線をさっそうと走行し割とあっという間に着く感じだ。途中錦糸町しか止まらないのは特急らしい。ちなみにしおさい1号は、途中錦糸町に加えて船橋にも停車する。

千葉から先は複線になり、千葉駅折り返しの普通列車がメインの区間となる。「総武線」といえば多くの人が見慣れているのは都心を走る「黄色い電車」だろうが、その電車も千葉駅までの運行である。

「上空」には都心の交通を担う千葉都市モノレールがしばらく並行し、千葉都心の風景が展開する。しかしその風景も長くは続かず、住宅が増え、少し行くと早くも田畑や小高い台地や山が目立つようになる。

途中佐倉までは成田線が乗り入れておりNEXや快速エアポート成田も走り、本数もまだ多めである。しかし佐倉を過ぎて成田線が分岐すると早くも単線となり、運行本数も1時間に2、3本に減る。

途中落花生で有名な八街や成東といった主要な町を過ぎていく。風景はすっかり房総半島といった感じだ。

12時30分、銚子着。関東地方東端、太平洋に面した地にやってきた。

   

  
 

八王子にて

たまたま八王子に降りたら中央線で、15:45発の小淵沢行き普通列車に遭遇した。中央線というと東京〜高尾間の「電車」とその先山梨、長野方面への「列車」に分かれる感じなので、八王子で見られるのは大抵高尾止まりのオレンジ色の電車ばかりで、山梨方面は高尾で乗り換えである。電車は10両編成4ドアロングシートで収容力があるが、列車の方は6両と短く3ドアなので混雑に対応しづらい。かつては新宿発着も存在したが(筆者はリアルタイムでは見知っていないが)人口の多い都内区間が長く終日に渡り混雑する中央線、乗客の多い都会の区間は4ドアの電車で占められるようになり、列車は乗客の少なくなる高尾以西の山間部専門に限定し、役割分担されている。東海道線や東北本線など、東京から遠くへ向かう他の放射路線では、収容力最強の15両編成を組み、自ら東京駅や上野駅まで乗り入れてくるが、中央線のみがそれを行っていない。高尾を過ぎて山間部に入り乗客も減る中央線では、そこまですることもないのだろう。
そんな中で、朝夕を中心にわずかながら列車が高尾を越えて、多摩地域に乗り入れてくる。新宿までこそゆくことはないものの東限で立川まで乗り入れており、多摩西部でもギリギリ中央線の普通列車を目にすることができる。
普通列車も長らくクロスシートの115系だったが、最近の世代交代で211系に代わってしまった。3ドアながらロングシート、ステンレス車体とちょっと味気ない感じだが。中央線のこちらのエリアまで行かないと目にする事が出来ないので、撮るのは何気にこれが初めてだったりする。

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八王子に乗り入れた211系長野色による小淵沢行普通列車。線路は中央線を走るものの、長野色の短い6両編成はどこかローカルな雰囲気…。