伊勢路(8)

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ちょっと疲れが出てきたか、眠気が襲ってきた。随所で居眠りしてしまったので、急行のことはあまり憶えていない。平日昼間とあってかビジネス関連の利用が多いなという印象があったくらい。天気も寒冷前線が通過しきって、雨こそ止んだようだが終始曇っていていまいちぱっとしない。まあたまにはこんな感じもよかろう。
そんなこんなで名古屋に戻った。帰りもこだまだが時間には余裕がある。車体の異様なデコボコさが気になったので乗って来た6両編成の列車を見てみると、車両は伊勢寄りから1212、1382、2462、2593、1267、1367だった。近鉄の車両のことになると私もさっぱりだし、触れるときりがないほどのバリエーションなのであまり書くつもりはなかったが、一応レア車ということらしい。厳密には1212〜2593までが4両編成1本で、名古屋寄りに1253系2両編成を増結した6両編成(1253系という一桁台の車種がまた近鉄らしいが・・・)。1253系はまあ普通の車だが、1212〜2593の4両編成が凄まじく、3種類の異なる車両(!)が連結されたものらしい。正確にいうと伊勢側から、1200系2両(1212号、1382号)、2430系1両(2462号)、2410系1両(2593号)だそーで。私もこれ以上のことはさっぱり分かりません、はい。まあ結論言えばデコボコに見えたのは、古くて車体の小さい車両が混じってるからということですな。まあそれですら、乗る分にはどうでもいいことなのではありますがw。
写真は全く関係なくてすんません・・・(もうろくなのがないんで)。賢島駅手前の大踏切、近鉄のちょっとしたハイライトみたいな所ですな。踏切脇の啓発看板がまたちょっと不気味・・・。

伊勢路(小ネタ)

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伊勢土産の代表といえば言うまでもなく赤福。本店は伊勢神宮内宮にあるおかげ横丁に構えているが、むろん圏内どこの店でも売っておりまず目立つ存在である。
土産屋で目立つだけではない。駅でもまるで「お忘れなく!」と言わんばかりにしっかり目立っている。伊勢市、宇治山田、伊勢中川、この辺りの駅のベンチの広告はみな赤福なのだ。右も左も、赤福、赤福、赤福・・・ベンチがずらりと並べば、赤福もずらりと並ぶ。素晴らしい程徹底的に赤福なわけだが、なんかちょっと気味悪いような。。。しかしまあ、こうして写真を公開するだけで立派な赤福宣伝になってしまうんだからなぁ。

上:名古屋からやってきて、伊勢中川で早速お出迎えの赤福 中央:伊勢市駅にずらりと並ぶ赤福 下:翌日の五十鈴川駅、やっぱり赤福。隣のホームにも。
あのぉ、ちゃんと買いましたから・・・

伊勢路(4)

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桃園を過ぎて川を渡ると右側に単線の線路が分岐、大阪線への短絡線で名阪特急が通る。その後右から大阪線が合流してきて伊勢中川。両線合流するため構内は広く、また一部を除き両側にホームがあり急行も両側のドアを開ける。一方の当駅止まりがもう一方から伊勢方面へ直通する列車に連絡することが多い。
名古屋線、大阪線ともここまでで、この先は山田線となる。急行はこの先松阪、伊勢市、宇治山田と停車する。松阪牛で全国に知られる松阪、しかしまあ実際行ってみるとそんなに牛、牛という雰囲気はない。まあ、電車に牛が乗って来られても困るがw。山田線は直線が多く、駅付近の住宅以外は目立つものも少なく開放感がある。通過区間も長いので気持ちがよい。ただ、ダイヤは一杯らしく速度はあまり乗っていない。途中先行の普通に追いついて徐行した。
伊勢の町に入り、JR参宮線と合流して伊勢市、高架に上がって右カーブするとすぐに終点の宇治山田である。内宮を始め各所へのバスがあり、伊勢観光の拠点になっている。駅舎は1931年に出来たもので旧式のターミナル駅らしい特徴的な外観、内装を持つ。駅は拠点という感じがするものの、街は隣の伊勢市駅共々シャッターが目立ってしまっている。外宮である豊受大神宮への最寄り駅でもあり、お伊勢さんは外宮、内宮とお参りするのが習わしと言われている。それならもっと賑わっていても良いはずだが、皆直接内宮へ行ってしまうのか外宮の参拝者自体があまり多くないようだ。外宮は休日でもさほど混雑していない。
外宮は歩いて10分程、4時になってしまったので早々と外宮へ。参拝時間が決まっており10月は午後5時まで。正宮をお参りする。前回来た時は別宮も含めてゆっくりお参りした。深い緑の中を歩けて、本当に日常から離れられる場所である。
夕食をとって宿へ。移動に少々時間がかかったものでちと忙しかったなぁ。

伊勢路(3)

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桑名を過ぎ、富田、四日市と進む。四日市は三重県で最大規模の都市。駅も名古屋に次ぐ、名古屋線のコアとも言うべき駅で湯の山線、内部線、八王子線が他に乗り入れ、乙特急も停車する。駅には近鉄百貨店が隣接し、周囲はビルやホテルなどが林立して新幹線停車駅さながらの光景である。乗客の入れ替わりも激しく、午後3時とあって買い物などの帰りの客が一気に乗ってきた。ちなみにJRも海側に離れた場所に四日市駅があるが町の中心は近鉄の駅の方であり、JRの駅は小さく乗客も少ない。
日本有数の石油化学コンビナートを抱える都市であり、関連の施設が多数見えてくる。関連して塩浜付近では貨物線の線路も並行しており、タンク車を目にすることもできる。名古屋近郊とあって市街地がほぼ途切れず続いているが、田園風景も車窓を占めるようになる。駅の周りが発展していて駅到着前に突如住宅が増える感じである。伊勢若松では特急に追い抜かれる。速度も自慢の近鉄、京急の快特とタメくらいに速くあっという間に通過する。鈴鹿市方面へ向かう鈴鹿線が分岐するが、鈴鹿といえばF1ファンのメッカ、サーキットはちょっと離れた所にあるが周囲にはいくつか鉄道の駅があり、開催時はごった返すことだろう。一番近いのは伊勢鉄道の鈴鹿サーキット稲生駅で、こちらはサーキット名も冠しているが、駅自体は小さく(普段は無人駅)、レース時の混雑を考慮した造りにはなっていないようである。次は乙特急停車駅の白子、鈴鹿サーキットの最寄り駅の一つであり、駅からはバスで行くことができる。特急停車駅らしく駅周辺は賑やかだ。この先、江戸橋までしばらく飛ばし100kmくらいで快走、その次は日本一短い駅名としても有名な津。規模的には四日市に一歩譲っている感はあるが、県庁所在地で賑わっている。

伊勢路(2)

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すぐに地下トンネルを出て、JR関西本線、先ほど乗ったあおなみ線と並行して進む。烏森からはJR共々高架線となり見晴らしが良い。JRとは若干経路が違うが並行しており競合しているが、昔から本数が多く運賃の安い近鉄が未だに有利なようだ。
最初の停車駅は蟹江、普通電車と連絡するためか結構な人が降りた。急行は6両編成で乗客も多いが、普通は名古屋近郊であっても2、3両編成しかなく、普通しか止まらない駅のホームは大変短い。東京ではちょっと考えられないか。また、この辺りは海抜ゼロメートル地帯として知られる。次の停車駅、弥富は海抜が海面よりも低く日本一低い駅と言われている。注ぐ川も多く、頻繁に鉄橋を渡る。昔から伊勢湾台風など被害に見舞われてきた地域であるが、水害があったら本当にひとたまりもないだろう。
弥富で愛知県が終わり、再び関西本線が寄り添って来て長い鉄橋で木曽川を渡る。ここから先は三重県、長島を通過する。長島温泉があり、高速のインターもあるので名前はそれなりに知られているかと思う。だが駅前に温泉旅館があって賑わってるかと思うとちょっと裏切られるし、急行も止まらないので駅自体もごく普通といった所。温泉施設は駅からだいぶ南下した湾岸部で、伊勢湾岸道の湾岸長島インター近くにナガシマスパーランドがありお台場みたいな感じになっているらしい(?)。木曽川と長良川に挟まれた狭い所で、通過するとすぐまた長い鉄橋で長良川を渡る。このあたりは本当に鉄橋が多い。
左に大きくカーブして桑名。養老鉄道、三岐鉄道と接続する拠点駅で乙特急も停車する。路線網が大変広く、特急の多い近鉄。停車駅の数で甲乙分けるのも近鉄らしい(但し駅などの案内上はどちらも「特急」)。今年になって名阪甲特急が津に停車し、名阪間ノンストップが崩れたのはちょっと残念な所。

伊勢路(1)

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名古屋へ戻り近鉄のりばへ向かう。あおなみ線は駅西側にあるが他の私鉄は東側と正反対なので、Uターンするような大迂回を強いられる。ドラクエとかなら隠し通路でもありそうだがここは現実世界、やはりないようだ(笑)。まあ、大多数の人は名古屋に出られれば事足りるということなのだろうか。
ともあれ近鉄乗り場に到着、14時21分発宇治山田行き急行に乗る。特急が速くて快適なのは言うまでもないが、急行もかなり運転されている。伊勢のターミナルである宇治山田までで特急との差は20分程だし、トイレ付きクロスシートが基本なので特急料金なしでもそれなりの恩恵を受けられる。昼間は20分に1本、うち1時間に1本が宇治山田直通。あとは松阪止まりだが、途中で大阪難波からの急行が合流するのでそれに連絡する列車もある。
近鉄名古屋駅は地下駅、普通から特急まで乗り場が分かれ広々としている。それに東京に比べると、やっぱり人の数が全然違う。さすがに新幹線などで遠距離からの乗客も多いJR側の人数は多いが、沿線の輸送にほぼ徹する私鉄のターミナルは余裕がある。東京なら列車が着く度に改札付近や階段付近で渋滞するが、ここではそんなこともほとんどないようだ。ホームにもほとんど人が溜まることはない。
ここでは列車による新聞の輸送も行われている。ホームには新聞を降ろしてくるためのダクトのでっかいのみたいな設備があり、そいつを降りて来た新聞を台車に載せて列車に積み込む光景を見ることができる。そういえば近鉄には伊勢周辺の魚を運ぶ行商のための鮮魚専用列車なるものがある。普通の列車に魚を多量に持ち込んでは臭いの問題が出てしまうことから、専用の車両を仕立てたものだ。JRを除く私鉄では日本一の路線規模を誇る近鉄、沿線は都市だけでなく山も海も何でもありだ。その地に合わせた列車の活用がされていて興味深い。