海から山へ

日帰りで巡る神戸市内観光、市内にスポットは色々あって関西に住んでいても本気で回ろうと思えば1回では済まないが、地形の関係上市内散策であればそれなりに決まったエリアに集中しているので、ある程度は無理なく行くことができる。
そして、最大の特徴はなんといっても海と山の両方が味わえる街ってえことだ。こんな都市は、他になかなかないわな・・・。さすが古くから発展してきただけのことはある。

ハーバーランドから地下鉄海岸線で、終点の新長田へ。長田区の中心部で、地下鉄西神・山手線、JR神戸線と接続している。震災では、火災も含め特に甚大な被害が出た地域である。

よく見ると、駅名に「鉄人28号前」とある。「なんとか百貨店前」とかならわかるが、こんなのは初めて見た・・・。
一体どういうことだろうか???

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件の「鉄人28号」、確かに駅を出てすぐのところにモニュメントが立っている。今日は行ってみるとこれまた鉄人絡みのイベントをやっていた。

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調べてみると長田区による地域活性化プロジェクト「KOBE鉄人プロジェクト」によるものだそうで、鉄人28号が取られているのはここの出身の漫画家、横山光輝にちなんだものという。その手の方はピンと来ることだろうが横山光輝といえば三国志でも知られる。ということで地下鉄の電車や駅には三国志関連のPRのイラストも大きく貼られている。
このご時世やっぱり振興というと漫画やアニメになりますなぁ・・・。

新長田駅に乗り入れるもう一本の神戸市営地下鉄、西神・山手線に乗り換える。これで三宮へ向かってお昼にするとしよう。

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神戸市営地下鉄の歴史は比較的浅く、昭和50年代に開業した。
元は西神・山手線の一路線(正確には一つの路線ではないが・・・)しかなかったが、平成13年になって海岸線が開業して二路線になった。

西神・山手線は、新神戸から三宮など市の中心部を通り、市の西部の丘陵地帯に広がる西神(せいしん)ニュータウンに向かう路線である。新神戸〜西神中央間の、22.7kmを結んでいる。
神戸市の中心部を通るメイン路線、かつ西神ニュータウンにとって唯一の鉄道路線であり、それゆえか公営地下鉄の中では利用客が多く、大阪市の御堂筋線などと同様に経営ぶりは良好である。
そんな理由からはわからないが、土曜日の12時近くだというのに電車はかなり混んでいて、新神戸行きの先頭車はドア際まで立つ人が多くラッシュに近い状態であった。ちなみに電車は6両編成、車体も別に大江戸線みたいに小さくなく普通のサイズなので、収容力が小さいということもない。海岸線が4両編成、小型の車両でがら空きなのとは、対照的である(お察しではあろうが、経営状態的には海岸線がすっかり足を引っ張っている)。

なお、新神戸では接続する北神急行電鉄と相互乗り入れをしており、半数程度の電車は同線の谷上(たにがみ)駅まで運行されている。北神急行は新神戸〜谷上間、途中駅がない鉄道路線で、それもまた面白いところである。実体としては六甲山を貫くトンネルであり、谷上より北の地域(有馬温泉方面)と神戸都心部のショートカットに利用されている。

都心部の駅をいくつかすぎて三宮へ。ここで一旦降りる。混んでいた電車だがここでどかっと人が降りる。東出口がメインであり、他の路線の乗り換えなどにも近いためのようだ。
実は朝降り立った時に気になる店があって目をつけていたのでそこに行ってみた。
何を食べるかなど特に考えてきておらず、適当な店見つけていこうというだけだったが、阪急三宮駅前の商店街を歩いていて「ステーキランド神戸」が目に入った。
神戸といえば神戸牛、これは「いかないわけには・・・」と思わせるお店やないですか!
が、そうは問屋が卸すはずもなく、時間も時間だけに再び行ってみた店は、既に長蛇の列!「最後尾」の文字に、思わず気力を失う・・・。
ちなみに表に看板が出ているのだが、商店街から路地に入ったところに別館のようにもう1店舗ある。そこはビルの6階にあって、エレベーターを上がっていくようになっている。一応行ってみたが人影が少ない。これは・・・と思ったのだがエレベーターを上がってドアが開くと、案の定・・・店の前にずらり並べられた椅子には、待ち客もずらり・・・。
うぅ・・・肉の力、恐るべし!
よおし、こうなったら関西にいるうちに、この店に一番手で来れるぐらいの行程でリベンジだwww
どうせ神戸の街とて、一回で観光を終わらせられるほど甘くはない!

商店街をうろついてみるも、一度、肉を見てしまった身である。
どうにも諦めきれず・・・スマホで探すも電車で移動の手間も出てしまい、都心部ではこの時間は同じく行列覚悟で臨まねばならないだろう。

ちなみにお昼のあとは新神戸に行って、布引の滝や北野の異人館などを見物しようと考えていた。新神戸は前に行って店にも一度入っているし、何かあるかもしれない。ということで期待を抱きつつ再び地下鉄に乗って新神戸に移動してみることにした。
結構地下鉄乗っているがこれも一日乗車券の力だな。神戸市の地下鉄、初乗りは210円である!

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ということで新神戸へ移動。神戸牛ではないかも・・・だが、なんとかステーキにはありつくことができた。
さて、腹も満たしたことだし次は布引の滝に行ってみるとしよう。
まずは新神戸駅へ向かう。山陽新幹線の停車駅。

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新幹線の駅構内の看板だが、その中にさりげなく「布引の滝」と書いてある。

 

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新神戸駅の1階に、布引の滝へと続く道がある。
でもどう見ても、タクシーなんかが通る駅の道路にしか見えないが・・・。

 

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新幹線の駅をくぐると変化がわかる。背後は山になっていて道はここから登りになる。

 

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新幹線をくぐったところにある「こうべの森」案内図。
今まで海を歩いてきたがここで180度変わって、山になってしまう。
布引の滝も含め。山の上にも見所が多数ある。完全登山でなくてもロープウェイなどが整備されているので、アクセス的にそんなに困難でもない。

 

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新幹線駅から数分行くと小川を渡る。この川の上にいくつかある滝が布引の滝となる。

 

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橋を渡って少し行くとまずは雌滝。
リアルに滝だ。
この辺りまではそれほど登らないので歩きやすく、気軽に来られる。
新幹線の駅の裏で、駅の方にちょっと戻ると駅放送など、新幹線の駅関連の音が聞こえてくる。後から結果的にこうなったものではあるにせよ、もう駅の裏庭みたいなもんだな。

一番なのは雄滝だが、到達するにはある程度長い石段を登っていかねばならない。ここから少し登山な感じになる。
石段に葉っぱが散らばっていると滑る・・・。

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しばらく歩いて行って雄滝に到着。着くなり圧倒される。
スケールが違うぞ・・・

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近くで写真を撮るが、近づくと飛沫も結構飛んでくる。
自然の美しさよ・・・。
(もっともダムから放流されているので、水が少ない時は調整されるらしいが)

阪急で神戸へ

大阪に来たからには、京都や神戸なんかも行っておきたいところw
京都は何度か行ったことがあるものの、神戸はほとんど歩いたことがないもんで、先に神戸に行ってみることにした。

阪神間の移動も路線が多いが、JRと阪神電車は乗ったことがあったので、ここでは阪急電車を選択!
梅田から阪急神戸線、9:30発の7000系新開地行きで向かうことにした。
「私鉄王国」と言われる関西、その一角を占める阪急。各線ともそれなりに見所があるわけだが、阪急の場合、まずは広大な梅田駅のホームだろう。京都線、宝塚線、神戸線と、3つの本線クラスが乗り入れる梅田駅は10面9線のホームを持つ。JRを除く私鉄としてはここまでの規模を持つターミナル駅は希少である。そして各路線とも本数が多いということで梅田駅の各ホームの動きはせわしない。特に本数の増える朝のラッシュ時は休む間も無く出入りする。

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どの車両を見ても外観はマルーン一色の阪急電車。古いとか新しいとか、見た目ではあまり感じづらいところではある。が、それなりに世代交代は進んでいるらしい。外観は昔からのものだが乗ってみると液晶ディスプレイなど、最新式の設備が整ったりして驚かされる。

「ただいま発車いたします」のアナウンスに、梅田駅ならではの発車メロディーとともにドアがしまる。そしてもう一つ、梅田駅の発車では3本の路線のレースが見ものだ。神戸線の特急、宝塚線の急行、京都線の特急は、昼間のダイヤではすべて同じ時刻に梅田駅を発車(毎時0分、10分…と10分毎に発車)、そして3本とも次の停車駅である十三まで並走する、ということで、自然と競争状態になるというものだ。
さあ今回はどうなるか。先行したのは我が神戸線の特急、そして京都線特急が続く、宝塚線急行は大きく出遅れた・・・。
3本の複線、合計6線で進む。最初の駅、中津をゆっくり目に通過する。見ているとここのホームは極端に狭い。「日本一狭い駅」だった阪神の春日野道駅が広いホームに移って久しいが、ここの狭さも負けていない?

この先で淀川を越えるが、ここで京都線の特急が追い上げてきた。
減速して最初の停車駅、十三に進入。ということで京都線に負けて二着だった・・・。
宝塚線はこちらが停車してもまだスピードが出ているくらいで、だいぶ遅れているw
ちなみにいうと先に通過した中津駅、神戸線と宝塚線にはホームがあるが、京都線にはホームがないい(普通も停車しない)。中津を過ぎて淀川あたりで京都線が追い上げられたのは、それによるところが大きいでしょうねぇ。以上、どうでもいい結果解説でしたw このレースに払戻金はありませんwww

気を取り直して最初の停車駅、十三。これで「じゅうそう」と読むわけだが、関西に住んでおればお馴染みの地名だが、それ以外の地域の者にはまず、読めない・・・。
梅田から並行してきた京都、宝塚、神戸の3路線は、ここで各方面に散らばって行く。ということでホームも梅田寄りを頂点に、扇を広げたような形をしている。京都線は右、宝塚線は真ん中、神戸線は左に進路をとる。
3路線の結節点とあって乗客は多いようで、梅田の時点では空いていたがここで結構乗ってきた。

十三からは単独走行、新幹線をくぐると特急らしくハイスピードで走る。神戸線は最高速度115km/hで走る。
時にカーブもあるが直線が多く、あまり減速しない。

福知山線を乗り越えて、阪急塚口を通過、伊丹線が分岐するが、特急は止まらない。
武庫川を越える。結構大きな川だ。
右手に車庫を見ながら減速、線路がいくつも分岐して、西宮北口に到着。
今津線の乗り換え駅で、ラッシュ時には今津線から梅田に乗り入れる準急が走るが、ホームのない連絡線を通るためこの駅には停車しない。

このあたりから六甲山系が車窓に近づいてくる。しかしここは日本、山の中腹あたりまで、家でびっちりだ。
続いて夙川に停車、上りホームの途中に、直角に交差する甲陽線が見える。
六甲山の麓の高台のせいか、きつい上り勾配、アップダウンが激しくなる。でもそんな路線をものともせずにハイスピードで走る。
岡本に停車、ここまで梅田からちょうど20分、早くも次は三宮だ。
沿線には桜が咲き始めている。大阪来ても昼もずっと寒かったけどここにきてようやく暖かさが感じられるようになった。というか最近思うのは明らかに冬が長くなり夏もやたら暑くなり、と寒暖がはっきりし過ぎている。

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S字カーブを通過し、少し速度が落ちる。御影を通過する。
六甲を通過、かつては姫路からの山陽電車がここまで乗り入れていた。そういえばもう相当前のことだが阪急電車と山陽電車がここで衝突する事故も起きたという。

前方遠くに神戸市街地のビル群がそろそろ見え始める。
王子公園を過ぎて、速度が落ち始め、左側にJR線が合流してくる。神戸三宮に入る態勢になる。
ホームの狭い阪急春日野道を通過する。中津も負けていないが…。
JR三宮駅の真横を通り過ぎて、神戸三宮に到着。
神戸最大の繁華街であり、名実ともに阪急の神戸側ターミナルともいえるが、特急のほとんどはこの先、神戸高速線に乗り入れて新開地まで走る。

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阪神淡路大震災前は神戸阪急ビルがそびえ、その中に駅があるというもので、ビルの中に電車が出入りする光景が見られた。しかし、震災により建物に破損が生じ、鉄道駅の部分を残して解体されたため、今では駅ホーム部分が最上階になっている。しかしホームから下のコンコースなどは、アーチ型の天井など、歴史を感じさせるものである。

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駅前(駅北側)の様子。線路沿いに続く道に飲食店が並ぶ。

ということで神戸にやってきた。
まずは三宮界隈から、ぶらり・・・(純平さんじゃないですが)
旧居留地、名前に似合わずビルの立ち並ぶ場所だが所々に昔からの建物。

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居留地近くには三宮神社がある。神社もさることながら「神戸事件発生地」の石碑が印象に残る。
慶応4年、この神社の前あたりで、備前藩兵の隊列をフランス人が横切る事態が発生。静止にも応じなかったフランス人は槍で突かれてしまう。その後、列強各国の兵と生田川の河原で撃ち合いに発展したという。明治政府としては初めての外交事件であった。

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神社内には大砲が置かれている。事件の銃撃戦で備前藩が応戦に使用したとされる。

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神戸市営地下鉄で移動してみる。海岸線に乗車。海沿いルートを行く路線。
三宮・花時計前から新長田まで。路線としては長くなく15分程度のコンパクトな路線だ。

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ハーバーランドで下車。ハーバーランドのど真ん中、と思いきやなんのことはなくJR神戸駅の真ん前だった・・・。
ともあれここで降りて少し歩けば神戸港の風景。赤レンガ倉庫も見られる。
海の街っていいですなぁ!

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