西武多摩川線(10)

競艇場前を過ぎると西向きに方向を変えて競艇場沿いの道路に沿ってそのまま直線で是政まで走る。1kmほど走るとすぐ終点是政である。

 

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線路沿いに道路が続く。

 

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あっという間に終点是政駅。

 

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ホーム全景。行き違いは出来ず終着駅にしてはかなりこぢんまりとした印象。府中市街に比較的近いこともあってか乗客自体は多い。ちょっと西側をJR南武線が通っていて、是政駅前を通る府中街道を北へ1kmちょっと行くと府中本町駅である。

 

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かつては主目的である多摩川採取の砂利輸送の拠点となった駅。現在は保線基地などになっているようで、ホーム 、駅舎こそ小さいが、構内は縦長に広い。

 

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改札を出て外に出よう。

 

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ちょっと離れてみると終着駅の香りがなんか漂っている気がする。遠くから見るとあまり目立たない。

 

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駅西側に府中街道が通っており、すぐ南を多摩川が流れていて是政橋で越える。

 

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是政橋、最近新しくなったのだろうか奇麗な斜張橋になっている。

 

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駅北側、是政橋を渡った先には東京競馬場がある。

それでは最後に是政駅を発車する101系を見ながら、お別れします!お疲れさまでした。

西武多摩川線(9)

中央道をくぐって少し行くと競艇場前駅。終点是政まで後一つである。
競艇ファンにとってはおなじみの場所かもしれないが(筆者は全く無知なもので・・・)、多摩川競艇場の最寄り駅であり、駅から連絡通路で繋がっている。少し西北に行けば府中競馬場、東は京王多摩川に行くと京王閣競輪場、そして飛田給へ行けば味スタと、調布、府中一帯は本当に娯楽に事欠かない場所である。

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競艇場前駅。乗客の多さを見越してか、多摩川線では珍しい立派な橋上駅舎を持ち、改札口は2階、踏切を渡ることなくホームに入れる。しかし大賑わいかというとどうにもお寒い状況なようで、現在は西武全駅の中でも乗客数は下から数えた方が早い位置のようだ。

 

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ホームに降り立つ。かつて上下別々のホームで列車の行き違いが出来たが、上りホームは使用停止され線路も撤去されてしまったようだ。競艇開催日には増発できるようにしていたのかもしれないが、その必要もあまりなくなったということか。ちなみに終点是政も行き違いが出来ないので、現在白糸台〜是政間は一列車しか進入することができない。

 

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「このホームは使用しておりません」と、上りホーム跡には律儀にも何カ所か注意書きが貼られている。現在、物理的にホーム跡に入ることは出来ないようになっているはずだが・・・。写真には階段跡が写っているものの、2階に当たる場所は現在多機能トイレになっている。

 

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木々で様子が分かりにくいが、上りホーム跡のすぐ向こうにあるのが多摩川競艇場。周囲は閑静な住宅街であり突如エンジン音響く競艇場が現れるような印象である。もっとも、線路のすぐ南はもう多摩川だが。

 

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是政からやってくる上り列車。

 

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白糸台からやってきた下り列車。

 

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さあ、下り列車に乗り込もう。次はいよいよ終点是政だ。

西武多摩川線(8)

白糸台を出て京王線をくぐり、なおも南下する。京王線の駅が武蔵野台という通りこのあたり一帯も武蔵野の台地の地形が良く分かる所で、京王線をくぐった先でまた下り坂になって低地に降りていく。一般に立川崖線などと言われるもので立川あたり府中、調布へと続く崖である(分倍河原辺りではJR南武線がちょうど崖の下を沿うように走る)。新小金井〜多磨間の国分寺崖線でだいぶ降りたような印象だが、ここでもまた高低差がある。降りて少し行くと多摩川にぶち当たる。いわゆる形成された河岸段丘と言われるものだろう。

崖下に降りた所もまた農地が広がっている。畑の向こうを走る多摩川線。

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ちょっと進むとしみず坂通りと交差、陸橋で多摩川線を跨いでいる。東へ行くと道路はそのまま、品川通りと名前が変わって調布駅方面へ進む。先の旧品川道の新道に当たる。

 

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中央道をくぐる。

西武多摩川線(7)

白糸台周辺を歩いてみる。
駅の北側すぐの所は旧甲州街道が踏切で交差し、その奥で国道20号(現在の甲州街道)が陸橋で渡っている。

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線路脇の道を歩いて国道20号沿いに出ると、アーチ状のコンクリートの建造物が姿を現す。旧陸軍調布飛行場の白糸台掩体壕である。
この先国道20号を東へ進んだ地点、味の素スタジアムの北側に調布飛行場が広がり現在は伊豆諸島方面への航空機などの発着拠点となっているが、第二次世界大戦当時は陸軍の飛行場で戦闘機が配備されていた。そして飛行場の周辺には航空機を空襲から守るための場所としてこのような掩体壕があちこちに造られたのだった。有蓋掩体壕と無蓋掩体壕とがあり、前者はここのように半円形のコンクリート造りとなっているものだが、後者は飛行機を格納出来る空間だけを用意し、天井はコンクリートではなく草等で造った覆いをかぶせるのみのものであったという。もっとも、コンクリート造りとはいえ戦時下だけに資材の確保は困難で、実際は小石もかなり混ざっているようである。
掩体壕の多くはその後取り壊されてしまったが、ここ白糸台と飛行場北側の大沢という所など、計4基が残存している。白糸台については2008年に府中市の史跡に指定され、保存整備されて2012年より一般公開されている。
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国道20号に出た。車がやたらと多い。
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甲州街道をくぐる西武多摩川線
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西武多摩川線(6)

多磨を過ぎて、国道20号(甲州街道)をくぐると白糸台。京王線の武蔵野台駅が近くにあり、直接繋がってはいないが駅周辺の道を数分歩いて乗り換えることができる。乗り換える乗客も一応それなりにいると思われるが、乗降客数自体はそう多くないようで隣の多磨が賑わっているのに比べるとちょっと閑散としている。京王線の武蔵野台も基本的に各停しか止まらないので、新宿や八王子へ出るには武蔵境まで行って中央線に乗った方が速くて楽だからだろう。そんなこともあってか両駅至近にあるものの移転、統合の動きはほとんどないようで、武蔵野台なんかは今の場所のまま駅舎が完全にリニューアルされてしまっている。

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駅入口、かなり立派な駅舎だが人の姿がほとんどない。。。

 

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駅構内、ここも構内踏切で上り線を渡ってホームに入る構造。ここも通常行き違いが行われ上下列車が同時に発着する。余裕を持ってホームに入ろう。

 

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下り線の横には白糸台車両基地が広がる。小規模ながら多摩川線のねぐらとなっている。拠点駅となっており係員も多くいるのだろう。駅舎が大きいのはそのためか。

 

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駅周辺には品川道が通っている。府中から品川方面へ向かっていた旧街道の名残である。

 

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駅南側にある踏切の先で京王線が交差している。

 

白糸台に入ってくる列車

 

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品川街道を東へ向けて歩く。途中こんな案内があって乗り換えの誘導がされている。

 

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反対側を向くと農園の向こうに京王線の武蔵野台駅が見える。しかしこの辺りは家並みもさることながら本当に農地が多い。府中市などが主導となって都市計画農地として営まれているようだ。その先の信号を右折すると武蔵野台駅に到達、歩いて5分ちょっとくらい。行けないことはない距離だが、白糸台駅の出口が反対側であり踏切を渡らねばならないし乗り換えにしてはちょっと面倒な感じではある。

西武多摩川線(5)

ああ、ここまで来るのに5回も費やしてしまったな。でもそれだけこの路線は、見所が有るということですな(笑)。特に今までの新小金井〜多磨間はこの路線のハイライト的な所で、歩いていて気持ちが良いし公園も揃って遊び場としても楽しい所です。
というわけで、ここでようやく武蔵境から二つ目の多磨駅。

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駅入口、新小金井と違って狭い。一応バスやタクシーのロータリーが反対側にあるが、そちらからは直接駅に出入り出来ない。

 

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多摩川線の駅はだいたいそうだが(だいたい、というほど駅の数もないが)上下ホームの連絡は構内踏切が結んでいる。駅東側、調布市内(調布飛行場のすぐ近く)に新撰組の近藤勇生誕の地がありPRされている。

 

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駅構内。ここも行き違いが出来るが多くの場合、隣の新小金井でされるのであまり行われない。向かいの上りホームに結構人がいるが、多摩川線6駅中で乗降客数第2位なのがここ多磨(第1位は言わずもがなの武蔵境)で、1日1万人以上の利用がある。近年東京外語大の移転もあったためか、乗客は増加傾向なのだろう。

 

IMG_2188駅名票、東京外大前と括弧書きされている。以前は多磨墓地前という駅名だったが近年、多磨と改称された。多磨霊園がすぐ近くにあり、そのためか駅周辺は墓石業者が多い。
ちなみに近隣を走る京王線に「多磨霊園」と名乗る駅があるが、実際にはこちらの西武線多磨駅の方が霊園のすぐ近くに位置しており、京王線の駅から歩くと20分以上もかかるので、要注意である。もっとも多磨霊園駅からもバスが出ているので京王線から霊園に行くことも出来るものの、ちょっと「看板に偽りあり」みたいな感じである。

 

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多磨を出る武蔵境行き列車。これは春ですな。

西武多摩川線(4)

西武多摩川線の旅を続けよう。前にも触れた通り新小金井〜多磨間、いちご橋の先あたりでハケが横切っており、その先は一段低い開けた土地になる。正式には国分寺崖線と呼ばれ、南は大田区から北は武蔵村山市まで、ほぼ多摩川に沿うように続く崖である。一部宅地化されている所もあるが基本的には緑が残されており、東京の中でも特に自然色の濃い区域となっている。

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崖を昇り降りする多摩川線沿線の坂道。かなりの高低差があり傾斜もきつい。

 

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崖を降りた所にある多摩川線をくぐる道。古くからのものだろうか、アーチ状になっている。

 

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降りるとすぐに野川。ちょうど国分寺崖線に沿うように東西方向に流れ、下流へ行くと二子玉川あたりで多摩川に合流する。この辺り一帯は自然が残っているということで、野川公園、武蔵野公園など規模の大きな公園が整備されている。

 

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野川を渡った所で築堤になって高い所を進む。線路は新小金井から下っているはずだ。さっきはいちご橋で道をくぐっていたことからも、崖の高低差が分かる。

 

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線路の反対側から見た野川と多摩川線

 

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花も美しく散歩にもいい。位置的には、新小金井と多磨のちょうど中間くらいかな。15分ちょっと歩けば着きます。

 

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そして橋を渡る多摩川線101系

 

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野川を越えて少し行くと東八道路を越える。国道20号甲州街道の北側に、バイパスのように整備された、道幅が広く交通量も多い道路である。立体化とは一見あまり縁のなさそうな多摩川線もここは立体化されている。しかし周囲がほとんど緑なのにこの道路が思いっきりその中を横切っているというのがなんだかなぁ、と思えてくる。今更、始まらないが。

 

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東八道路を過ぎると野川公園が広がる。暑さ真っ盛りだが今日もみんな元気に遊んでいる。
しかし、この辺りは本当に歩いていて気持ちが良いです!是非一度多摩川線で出かけてみて下さい。お弁当持参でピクニックモードで行かれると一層楽しいと思います!

西武多摩川線(3)

新小金井〜多磨間、線路上にいちご橋という橋がかかっている。武蔵野を行く西武多摩川線、短い路線ながらもビューポイントがいくつかあり、ここも絶好のビューポイントだ。

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欄干にはいちごの絵が飾られている。遊歩道的に造られたような一見新しそうなこの橋、どういうきっかけで架けられたのでしょう?

 

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橋の下を通過する西武多摩川線。新小金井から掘割になり、多磨へ向けて下っている。ちょうど武蔵野台地が終る当たりで、この先一気に開けた地形になる。ちょうど画面中央にそびえる鉄塔の当たりが台地の終端で、ハケが東西に横切っている。

 

 

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新小金井へ向けて電車が登ってきた。

 

多磨へ向かう下り列車

西武多摩川線(2)

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のんびりとした路線が続く。1両だけの列車でも来そうな勢い。

 

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竹やぶの横を通り過ぎる。前から有ったものだろうか、この一角にぽつんと存在していた。この辺り一帯は東京都心から多摩にかけて続く武蔵野台地の西端あたりであり、野川や多摩川といった川の近くでいわゆるハケと言われる崖になって終るようになっている。その辺り一帯を中心にうっそうとした雑木林になっていて、今も崖の周辺だけはそのようになってはいるが、昔はもっとうっそうとしていたのではないだろうか。宅地化や道路などで消えた所も多いことだろう。今有る所だけでも末長く続いて欲しい。

新小金井駅

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駅に通じる通り。並木になっていて、風が気持ちよかった!なにせもおくそ暑かったもので(笑)
水分補給、休憩などと適度に行い無理をしないようにしましょう。熱中症にはくれぐれも気をつけて下さい!

 

新小金井

というわけで最初の駅、新小金井駅。駅周辺は宅地化され商店や銀行等もありますが、中央線の武蔵境や東小金井などに近いせいもあるのでしょうか。乗降客数はそう多くなく、ちょっと寂しい感じです。

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東京都小金井市にあるということで、小金井市のコミュニティバス「CoCoバス」が駅前に乗り入れている。

 

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駅南側。多くの場合ここで行き違いが行われ、構内はやや広め。

多摩川線の近隣には調布飛行場がある。ちょうど飛行機が離陸したようでプロペラ音を響かせながら低空を飛んで行った。

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最後に、新小金井で行き違う西武多摩川線の様子を。

西武多摩川線(1)

暑い日が続いてますなぁ。こうも暑いとあまり動きたくないなぁという気になってきます。そんな訳で(?)近場で小旅行的に楽しんでみるとしよう。
中央線の武蔵境から伸びる西武多摩川線。是政まで約8キロ、わずか6駅だけのミニ路線だ。西武の路線だが、他の西武線とは繋がっておらず孤立した路線である。車両は101系4両編成のワンマンカーがひたすら往復している。支線格ということもあり、基本的に池袋線や新宿線の中古車が回されている。それでも最近の101系は多摩川線専用のラッピングがされているので、そう古さは感じられないだろうしこの路線の特色になっていて良い。
全線単線で普通列車のみの運転だが、ほぼ終日12分間隔(1時間に5本)と周辺を走る京王線の各停とほぼ同程度の高頻度運転となっている。元々はかつて多摩川で砂利採取を行われていてその輸送が目的であった(以前、東急砧線跡のことを書いた時にも触れた)。今でこそ貨物輸送は行われていないが是政駅の様子などは往時を思い起こさせる所が有るかと思う。

始発の武蔵境駅へ向かう。かつては地上駅だったが近年、中央線共々高架化された。地上時代は中央線下りとホームを共有していて、中央線の下り列車のすぐ向かいに西武線が止まっていたので改札を出ずにすんなり乗り換えられた。高架化されてからは完全に別の駅として分離されてしまい、階段を昇り降りして一旦1階に降りなければならなくなった。高架化されてからも、中央線下りホームの隣に西武のホームが並んで位置するので、2階のホーム同士を連絡通路でつなげようと思えば出来たはずだが。バリアフリーが叫ばれている昨今、なんとかならなかったものだろうか。

武蔵境駅

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駅前は大型スーパーなどで占められている。中央線は快速しか止まらないが乗降が多く賑わっている。バスも多数発着する。

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西武線ホーム。地上時代はこの駅構内も単線だったが、高架化されて複線になり2本の列車が入れるようになった。もっとも通常ダイヤでは途中駅で行き違いをするので、2本入ることはほとんどない。

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停車中の101系。西武鉄道といえば黄色い電車で101系もそうだが、多摩川線用は近年白の塗装とされ、その上に四季をあしらったラッピングがされている(ラッピングなし白一色のものもある)。これは「冬」。

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駅を出るとすぐに中央線への連絡線が分岐、しばらくして高架を降りる。連絡線があるのはこの路線が他の西武の路線網と繋がっておらず、車両を回送するのに使うためである。高架を降りるとすぐに中央線と分岐、武蔵野特有の住宅、農地、森林、公園の入り交じる中をのんびり進む。昔は武蔵境からしてローカル線の始発駅みたいな光景だったが、今はそこだけ先進的になってしまい浮いている感がある。

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高架で横切る中央線と単線でマイペースで進む西武線(手前)。

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中央線から分岐すると細い路地が並行しつつ左カーブする。窮屈そうなこの感じが私鉄路線らしい。

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住宅地が多いが農園や森林も点在する。

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