芝山鉄道

千葉県は京成線の東成田駅から、芝山千代田駅までを結ぶ。営業距離わずか2.2km、途中駅はない。平成14年に開業し、現在の所日本一短い鉄道の座にある。延長の計画も元々あったものの、開業から10年以上経過した今でも特別動きはなく、この鉄道よりも営業距離の短い鉄道が出てこない限り日本一の称号は半永久的に守られることだろうw

成田市に隣接する芝山町のアクセス鉄道で、成田国際空港開港絡みでの交通不便解消の意図があるようだ。一駅のみの鉄道とはいえ、京成線と直通運転されており、芝山町から京成線経由で都心に出ることが可能となっている。

起点は先にも書いた通り東成田駅なのだが、列車自体は通常京成線に乗り入れ京成成田駅から出ている(朝夕などはさらにその先東京都心方面に乗り入れもあり)。それにいきなり東成田から書き始めるのにはなかなか土地柄苦しい所w もっとも東成田駅はそこはそこでネタの宝庫、ではあるでしょうが。

上野から京成線の特急で約1時間、京成成田駅。成田空港の手前、的な位置づけではあるが成田市の中心部だし、成田山新勝寺の最寄り駅で参拝客でも賑わう駅である。もともと京成線は成田山参拝のために営業を開始した路線であることから、空港開港まで長年の間終点だった駅でもある。今は空港アクセス路線のイメージが強かろうが、空港が開港したのは昭和53年だから、そのような路線として定着したのはだいぶ後の話である。
京成成田駅の2番線、折り返しの芝山千代田行き普通列車が発着する。芝山鉄道は一駅だけ、京成乗り入れを含めても途中東成田駅一つだけでわずか2駅、10分程度で着いてしまう。乗客も少ないので昼間は40分に1本というローカルなダイヤである。

ちなみに芝山鉄道ではPASMOなどICカードは使用できないので乗車券で乗る必要がある。とはいえ京成線でICカードがフルに使える現状、それで乗ってきてしまう客が後を絶たない、というか多分圧倒的多数を占めているかと思われるw。そういえばJR鹿島線でもそんな光景が見られたっけ。というか自分も多分にもれず、ついついいつもの癖でやってしまったわけだがwww
芝山鉄道も車両を一応持ってはいるが京成からのリース品だし、芝山鉄道を走る車両自体、多くの時間帯で京成の車両の「乗り入れ」ばかりなので、まず気づくことはなかろう。以前は京成からのリース車は帯の色も変えられていたので、それなりに変化のついた存在であったが、今の車両は特にそれもされていないのでなかなか気づかない。

次の東成田までは京成線を走る。「東成田」というと聞きなれない名前だし、普通に抱く印象としては「まあ成田の東なんだろう」くらいなものだが、その実体はかつての「成田空港駅」である。というわけでその名前だけで乗ってしまうとガチで空港の敷地内、となる。そんな所もあるので、この旅を東成田から始めるのはまあ苦しい話だ・・・。

成田空港に向かって京成線を走る。成田山新勝寺を見ながら市街地を抜け、緑の中へ。東関東自動車道をくぐって空港の領域に入っていく。まるでここだけ隔離されたかのような世界だ。
トンネルをいくつかくぐって目の前に空港の施設が現れる。手前に信号場があり、現在の成田空港行きの線路が左カーブして分岐するが、こちらはまっすぐ進む。速度制限もなく目の前に見えるトンネルに突っ込む。もともとこちらが成田空港駅だったので、こちらの方が直線になっている。

トンネルをハイスピードで走り、減速してポイントを渡る。これもターミナルを物語る構造だが、トンネルを抜けて今や明かりの中に現れるのは、機能を失い半分廃墟と化した無残な姿である。
ターミナルとあって、京成上野駅のように2面あったホームのうちかつて特急ホームだった1面は閉鎖、照明が消されている。もう1面のホームのみを使用しているが、現在もある程度の利用客はあるものの空港関係者の利用が中心、あるいは私のように「わざわざ」やってきた客といったところ。乗客の数はもはや京成の中でも下から数えたほうが早く、ホームにはさっぱり人気がない・・・。それも地下の駅とあって寂しさどころか、幽霊屋敷のごとく不気味さを際立たせているほど。照明の落とされた使われていないホームにはなんと、未だにかつての駅名看板が撤去されずにそのままにされており、「なりたくうこう」の文字がまるで亡霊のごとく、東成田駅のホームに立つ者に訴えかけてくる・・・。
かつての広大なターミナル駅の空間、広さがあっても人で埋め尽くされて喧騒に満ちていたであろうことが容易に想像されるが、機能を失った今のこの空虚感・・・。

そんな駅が図らずも(!)起点になってしまった芝山鉄道に入る。しかし東成田駅も含め芝山鉄道を強調したアナウンスは特にされていない。しかしここから変わる点が一つ、空港周辺という特殊事情からか芝山鉄道の一駅間だけ、列車内には警備員が常駐している。不用意な行動は慎みたい。むろん、何もなければ特に声はかけられることはない。

引き続き地下トンネルを走るが、ここから単線になる。
快調に飛ばすが、やがて大きく徐行し、わざわざ急なS字カーブを描く。これもここの空港絡みの事情から迂回して建設せざるを得なかったものである。S字カーブを過ぎると再び少し速度を上げて、地上に出る。なるほど進行方向右手は道路を挟んでもろに空港、飛行機が駐留している。
そんなところでまた速度を落とし、早くも終点芝山千代田。

階段を降りて改札口へ。自動改札機が並んでいるがICカードは使えずリーダーはない。案の定、PASMO等で入ってしまった人たちが駅員窓口に列を作っている。そして私もやらかしてしまったので、一緒にご厄介になるwww
駅員さんも対応も慣れたもの。対応としてはここで芝山鉄道の運賃(大人200円)を現金で支払い、必要な書面を手渡されるので、今度ICカードを使うときに駅員さんに見せて処理をしてもらうことになる。ICカードシステムの導入維持、お金のかかることではあるが、本当に滅多に切符を買わないくらい普及しすぎてしまったこのご時世、行き先が芝山と分かっていても、乗車駅ではついクセで乗車券を買うことなく改札にタッチしてしまうものである・・・。

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うっす!

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芝山周辺では数多くの埴輪が出土しているようである。

 

 

 

起動終端部を見る。

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こんな施設があるのが空港近くらしい。。。駅の周辺は普通に歩ける場所ではあるが、本当に空港周辺といった感じで、他に特筆すべきものはあまりない。。。

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