静岡ローカル私鉄巡り(6)

IMG_3581

IMG_3578

IMG_3586

草薙(くさなぎ)は東海道線にも同名の駅がある。この辺りはちょっと離れるが基本的に両線は全区間に渡りほぼ並行しており、徒歩での乗り換えも出来る。駅舎の立派な県立美術館前を過ぎ、東名高速をくぐる。県総合運動公園では、新清水発車時点でがら空きだった車内は座席が埋まってちょっと混んで来た。JRの線路群と国道1号線を盛り土で越えて北側に出る。右側が緑っぽくなってはくるが、沿線は静岡の市街地である。途中国道1号ともべったり並走、こちらも交通量が多い。春日町で国道と分かれ、静鉄ビルのある音羽町、日吉町と過ぎる。このあたりも500mほどしか空いておらず歩いてでもいけるくらいだ。やがてビルに吸い込まれるかのように終点、新静岡に到着。覆い被さる真新しい駅ビルは新静岡セノバ、同駅ビルの一番奥に静鉄乗り場がある。旧駅ビル(新静岡センター)を解体した上で現ビルを建設し今の形態になったようだが、東急顔負けのターミナルである。同じようなロケーションを走ってきた池上線が、終点五反田で2階にある山手線を跨ぐ高さに着くのもハデだが、こちらも決して負けていない。(笑)ビル内を歩き静岡駅へ向かう。中はどこにでもありそうな商業施設、出ると「新静岡駅」の文字は有るものの「cenova」の文字の方が目立っており、駅自体もかなり奥にあることもあってすっかり埋没してしまっている感がある。これはちょっとわかりにくくないか・・・。
5分程歩いてJR静岡駅。新幹線の停車する、立派な高架駅だ。東海道線で高架の駅は少ない。歴史の古い路線である以上まあ仕方のないところだろうか。
二路線乗った所で今回は終了、伊豆急、伊豆箱根、岳南、静鉄と県下4私鉄を制覇した。しかしまだ県西部の3私鉄が残っている。それに東海道線で静岡まで結構乗ったように思えて、実は県横断の半分にも達していないことに気づく。静岡はやっぱりデカい。

静岡ローカル私鉄巡り(5)

IMG_3565

IMG_3573

IMG_3572

新清水駅は静鉄の清水側ターミナル。2両編成なのでホームは短いが、ターミナルとあって大きめの駅舎を持ち貫禄がある。全駅に自動券売機、自動改札機を備えておりその辺りからも都市鉄道的な性格が伺える。東急との縁があり現在の車両1000系も東急車両製、オールステンレスでデザインも東急7200系(当の東急からは引退してしまったが・・・)そっくりの、18メートル級3ドア車である。あまりに似過ぎているため、東急からの譲渡車かと思っていたがれっきとした自社発注車である。かつては自社で車両製造もしていたようだ。ちなみに、鉄道友の会静岡支部の「おれんじ賞」を受賞した車両とのことで、車内にはそれを記念するプレートが貼られている。
新清水を出ると、ミニ私鉄らしい小柄な鉄橋で川を渡る。次の入江岡から狐ケ崎までは東海道線が右にべったり並行する(但し向こうは清水~草薙間に駅はないので、この間での乗り換えは出来ない)。2両しかないこともあり、途中駅のホームはどこも狭い。ワンマン運転の都合上か、ホームには柵が設けられている。路線や車両の形態、風景からして、東急の世田谷線や池上線あたりを思わず連想する。入江岡から桜橋までは300mしかなくすぐ着いてしまう。こんな所もなんだか、らしくていい。だがそうかと思うとその次狐ケ崎までは1.7kmと長く、結構スピードを出す。
“ミニ私鉄”とは言ったものの今の鉄道だけのことで、グループ会社も含めたら結構な規模である。県の中央部を中心にバス路線は充実しているし、東京、大阪方面への高速バスも運行されている。鉄道もかつては広大な路線網をもっており路面電車もあったというが、残念ながら昭和50年頃までに全て廃止されてしまったようである。