つくばエクスプレス(2)

八潮を出て三郷中央を過ぎる。駅の周囲は開発され大型マンションに囲まれている。その先、江戸川を渡って千葉県流山市に入る。千葉県というと成田や房総半島のイメージが先行して、位置関係を頭で描いた時に東京から見て東、あるいは南東と思ってしまうのだが、ここ流山や隣の野田も千葉県に属しておりかなり北まで伸びている。南端は房総半島先端の白浜あたりでここは静岡は伊豆半島の伊東市とほぼ同緯度で、北端は現在野田市になるが元は関宿町だった区域で2003年に合併された。そちらは地図でみれば数キロ西へ行くと埼玉県久喜市や加須市のある辺りで、実は東北本線、東北新幹線も割と近くを通っていたりする。関東の桜スポットとしてしばしばニュースに登場する埼玉県側の幸手市権現堂桜堤にもほど近い。というわけで北の方角でも、かなり北にまで食い込んでいるものである。しかしこんな区割りになってるのもよくよく見れば自然なもので、県の領域が江戸川、利根川の2つの河川でほぼ奇麗に仕切られておりほとんど川が県境になっているからである。旧関宿町だったところがちょうど利根川から江戸川が分岐する地点になっていて、そこから南東方向に広がるV字型の地域が千葉県ということになる。そういえば、陸地の部分がほぼ完全に二つの川で仕切られ、房総半島は海に囲まれていることから、他の都県と純粋な「陸続き」になっていないというような理由で、(定義上、厳密には島とはいえないのだが)「千葉島」なんて言われることもあるようだ。

一旦地下に潜って南流山、ここは武蔵野線との乗換駅で快速が停車する。乗り換え客で賑わう。武蔵野線が出来た頃は周囲もまだ何もなかったかもしれないが、今やこんな都会的な駅が出来てしまった。
再び地上に出る。この先は終点つくばまで地下には潜らない。
各駅停車のみが止まる流山セントラルパーク。周辺には雑木林が目立つ。しかし今に至るまででも結構切り開かれたのだろう。
次は流山おおたかの森、東武野田線と接続し快速も停車する。元々駅はなく野田線はただ通過するだけの場所だったが、つくばエクスプレスの開業により両線とも駅が出来た。名前は周辺に貴重なオオタカが生息する森があるということでつけられたもののようだ。しかしまあそれとは裏腹に駅前はできたてのマンションと開発をにらんだ空き地にすっかり囲まれてしまっている。当のおおたかの森は駅の南西方向にあるが開発により半分以上伐採されたという。残された所は公園として保全区域になってはいるようだが、オオタカが今後も住めるような環境、なんとか保護されて欲しいと願うところ。
東武野田線を少し撮影するつもりでいたのでここで一旦下車する。

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発車する守谷行きの普通

 

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駅前。3階の高架駅がつくばエクスプレス、写真左階段下の1階が野田線の駅で、2階コンコースで連絡している。

 

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駅周辺。真新しいマンションが建ち始めているが飲食店や商業施設は少なく、ほとんど駅の中と行った感じだ。

 

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2階コンコースは西側が開けており、交差する野田線を見下ろすことが出来る。少し離れた所は宅地化されているが、駅の真ん前はまだ何もなくちょっと殺風景。

2013年を振り返って(2)

今年を振り返って、個人的に「おおっ!」て思ったことを並べていきます。第二弾はこちら。

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東武野田線に新車60000系デビュー。
これもかなり話題になりましたね。直接の新車投入がなかった野田線での新車デビューです。ニュースネタにもなりましたし、文句無し(?)でしょう。

 

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ピカピカです。

 

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記念乗車券もしっかり、ゲッツ!しましたし、満足です。(自分が言ってどうする)

まだ6両編成2本しかないですが、今年度は6本増備される予定になっています。来年早々にでも、動きがあるのでしょうか。

 

そして新車、ではないですが10030系も野田線に転属です。

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東武野田線10000系

つくばエクスプレスの日帰り旅をちょっとしてきたのだが、そのついでに途中通る流山おおたかの森で降りて、まだ撮れていない東武野田線10000系を狙うことにした。
前回の60000系営業開始当日は見ることが出来なかったが、この日はすんなり見ることが出来た。逆に60000系には当たらなかったが。柏で大宮方面、船橋方面に分かれていて、今回は大宮方面しか見れなかったこともある。まあ別に今後増えるんだし良いのですが。
撮影場所は前に60000系を捉えた、流山おおたかの森〜豊四季間にて。

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まずは8000系から。8148F、大宮行き。

 

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続いて下りの8169F、柏行き。まだまだ8000系はバリバリ現役ですな。そのうちそうでなくなる日が来るのだが、昔から東武を割と近くで見てきた者にとってはこれでないとやっぱり東武という気がしない。それでも昔は嫌いな車両だったのに・・・(笑)ヒトってわがままです。

 

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そしてやってきました、10000系。11632F、何気に行き先LED。帯の色の本線時代とは変わって60000系に準じたブルー+グリーンの帯になってます。初めての野田線、初めてのカラーリング、やっぱり見慣れないなぁ。
実はつくばエクスプレスで流山おおたかの森に降り立った時に、下り柏行きで発車して行ったのを見ていたので(柏は流山おおたかの森から下りで2個目)、ちょっと経ってすぐに戻って来てくれました。

 

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後追いです!

 

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そしてもう一本、下りでやってきました。11653F、柏行き。今度は普通の方向幕。なんだか行き先の「柏」の一文字だけ見ると、「野田線」という気がするのは自分だけでしょうか。
車両番号も前は帯と同じマルーン(あずきっぽい色?)でしたが、野田線転属では今度はブルー帯に合わせられています。細かい。。。まあ番号だけがマルーンっていうのも、確かに変でしょうが、利用者にとっては半分どうでもいいような気もします(むしろ黒にでもした方が良かったのでは、という気も)。

 

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今度は8000系。8159F、柏行き。この日は60000系は来ず、数少ない10000系の合間には8000系がひたすら来るという状況。今年度中に60000系は8本になる予定だそうですが、まだ最初の2本しかないでしょうか。

 

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8155F、柏行き。

 

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そして柏から戻って来た11653Fの後追い。

 

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最後に再び8000系を撮って今回はこれにて終了。8109F柏行き。番号からして8000系の中じゃかなり初期の頃の編成でしょうな。御年50歳でしょうか。次の検査時期のタイミングで、役目を終えるんでしょうか。

というわけでようやく捉えられた野田線10000系。新造ではなく転属なので今後どの程度まで増えるかは分かりませんが、今後の活躍に期待したいところですな。

東武8111号、スカイツリーへ

九州旅の途中ですが、ここで臨時ニュースです!(はぁ?)

2013年8月11日、18日、25日の日曜日、東武鉄道で営業運転を離脱し動態保存されている8000系8111号(6両編成)が臨時列車として復活運転された。
1963年から700両以上が製造され、東武鉄道といえばコイツというほど幅を利かせた8000系。今でも活躍が続いているが時を経て車体のカラーリングが変わったり、大規模リニューアルで前面デザインも変わり製造時の原型をよくとどめた車両はほぼ皆無となったほか、新型車両の投入により廃車も進んでいる。主要路線からはほぼ撤退状態で、まとまって見られるのは野田線や、主要路線でも終点付近のワンマン列車が中心となっている。そして全車8000系だった野田線でも、今年から新車60000系や10000系の転属でついに体制が崩れようとしている。
そんな8000系の中で原型を残しているのが8111号筆頭の6両編成、2012年に営業運転から離脱、カラーリングもデビュー当時のカラーに戻されたり、可能な限り当時のデザインが再現されて動態保存されている。今後もイベント等中心に走行する機会がつくられることだろう。
臨時列車は野田線の大宮から春日部経由でとうきょうスカイツリーまでを1往復。往路は大宮10時発、とうきょうスカイツリー11時着、復路はとうきょうスカイツリー15時43分発、大宮16時41分着。停車駅は大宮〜春日部間の各駅と北千住、とうきょうスカイツリーである。

東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)、とうきょうスカイツリー駅。
スカイツリーそのものはきたことがあるが押上駅から来たので、この駅に降りたのは実は初めてだったりする。かつて業平橋駅だった頃は時々通ったものだが。言うまでもないが面影はほとんどない。

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停車する特急『スペーシア』。業平橋時代は特に普通の駅だったが、今は特急停車駅!駅ホームもソラマチにマッチするようなデザインにされている。

そしてやってきました、8111号の送り込み回送列車。ここでは折り返しが出来ないので一旦浅草まで行って戻ってくる。

 

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先に出る下り列車で隣の曳舟へ先回りし、通過する臨時列車を捉える。
いぇ〜〜〜い、スカイツリーショットぉ〜〜〜!!!

 

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大宮へ向け走り去っていきました。
前面にサボ受けがあり、行き先は特製の「大宮 とうきょうスカイツリー」のサボが入れられている。
また会う日まで・・・。

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曳舟に停車中の亀戸線8000系。カラーが変わり、新車並みにリニューアルされて前面マスクも変わっている。改めて見るとがらっと変わってしまったものだ。乗ってみればしっかり、60年代風の雰囲気があるが。

東武8000系撮影記(3)

野田線8000系撮影記録最終回は六実駅にて、船橋からの列車を迎え撃つとしよう。

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8148F、柏行き。

 

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8154F、柏行き。

 

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8131F、柏行き。

 

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8162F、船橋行き。

 

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8148F、船橋行き。

 

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最後は改めて、60000系で締めるとしよう。61601F、柏行き。あー、やっぱり60000系が輝いてみえてしまうなぁ。

東武8000系撮影記(2)

続いて豊四季〜流山おおたかの森間にて。

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8106F、むむ、コイツは確か8000系の中でも一番最初に落成したんじゃなかったかな(違っていたらすみません。8101は、実は最初ではないというのを聞いたことがある)。いずれにせよ、8000系の中でも古参のグループで1963年製であるのは間違いない。

 

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8101F、8000系の記念すべきトップナンバー。上の8106Fと合わせて、今年御年50歳を迎えられる編成である。後年、車体が大規模な修繕工事を受けて前面も変わっているので、外観上はいつまでも若さを保っているように見える。機器類は(使用状況によりけりだろうが)ある程度長持ちさせられるのだろうが、車体の方はステンレスでなければ、錆びて強度も落ちてくるので、だいたい製造から20年以上経つと修繕するか廃車するかということになってくる。東武の場合、路線網が長く車両数もそれだけ大量の車両が必要という事情もあったのだろうか、新車の製造も行いつつ、並行して古い車両を修繕したり、古い電車の車体だけを取り替えて新しい車体を載せたり(更新)といったことが盛んに行われてきた。

 

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8159F。下二桁59ということで、8000系の中ではまあ中期くらいだろうか。大きなスタイルの変更なく20年も製造され、修繕も受けているので、古いとか新しいとかがさっぱりわからない。まあしかし前面デザインまでも変更したことで、少なくとも見た目の印象で「新しく見せる」ことに成功したということだろうか。まあ乗った時の印象については、別ですが。

東武8000系撮影記(1)

長年にわたり8000系一色だったのが、今年度から10000系の転入、60000系の新造で車種が一気に3種類になった東武野田線。10000系、60000系ともに数少なく、8000系にとってはまだ痛くも痒くもないかもしれないが、3種類になった以上長続きはしない。というわけで今のうちに8000系をバシバシ収めておく。
60000系の所でも触れているが1963年登場、もう50年になる。1983年までの20年間に712両が製造、東武はもちろんJR以外の私鉄でもトップの数字で、この記録は今も破られていない。古い世代の車両がまだ大量にあるという状況は、古い物好きにとってはとてもたまらないだろうが、新し物好きにとっては早くなくなってくれないかと思う所だろう。賛否分かれる車両と思う。というわけで筆者、東上線が近かったもののさっぱり撮っていない・・・。
伊勢崎線、東上線でも主力として活躍していたが、両線とも50000系の大量投入で撤退が迫る状態。基本的に両線のお古が野田線やその他ローカル線に回されるので、現在まともに残っているのはそれらの路線の車両である。そういえば2003年にはデビュー40周年で記念のヘッドマークがついていたが、今年は50周年ということで、また付けられるのだろうか。
まずは船橋のお隣、新船橋で数枚。野田線では数少ない高架駅。乗客がそれほど多くないしホームも広めなので危なくない。ホームの塚田寄りが一番撮りやすいかな。ちょうど船橋行きの電車が高架に上がってくるところなので構図的にも面白いと思う。

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8445、船橋行き。あまり車両事情に詳しくないので詳細は割愛する(苦笑)。とりあえず、野田線は全列車が6両編成。6両単独で組成されているものと、4両と2両を連結して6両編成を組成しているものがある。あとはどれがどうだとかは、筆者はさっぱり分からない・・・。

 

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8155、船橋行き。

 

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8621、船橋行き。

 

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所変わって豊四季駅。84114の柏行きと8642大宮行きの並び。84114は確か、リニューアルでLEDの車内案内表示がついている。

 

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8153、大宮行き。

 

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8471、大宮行き。ちと斜めになった・・・。

 

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後追い。軽やかに走り去る60000系とは対照的に、どこか重々しい。まあ、その感じが良いのだろうが。

 

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(おまけ)2005年冬、伊勢崎線準急浅草行きに使用される8000系。羽生駅にて。
今でこそ、半蔵門線直通中心になっている東武だが、当時はまだそんなに主流ではなく浅草発着の準急が主力だった時代。赤地に白文字の準急幕が懐かしい。8000系もだいぶ数は減らしていたが、当時はまだ浅草まで乗り入れていた。写真の編成は前面のマスクが変更されておらず原型のままである。

東武野田線60000系就役

※一部訂正、動画追加しました。
2013年6月15日土曜日、東武野田線で新型車両、60000系が営業運転を開始した。伊勢崎線か東上線の中古車が回されるだけで、新型車両の投入が一度もなかった野田線。Yahooニュースやその他鉄系でないニュースサイトでもよく取り上げられかなりセンセーショナルであった。営業開始に先立っての試乗の一コマで「まるで未来の電車」という見出しが踊った。
もっともこちらはまあそんなことは気にせずに訪問するのみだが、そんな状況下なもので結構な混雑になるかと思いちょっと迷っていた。しかし最終的にはやっぱり行くことにした。(笑)

JR総武線で船橋へ行く。野田線で最も南に位置する駅で、もうちょっと南へいけばベイエリアという所である。野田線は大宮〜船橋間を結ぶ路線で、全線を通して「野田線」として一つの路線になっている。しかし実体としては一部を除いて途中の柏で区切られ、大宮側、船橋側それぞれ折り返し運転が基本である。
船橋駅からとりあえず8000系の柏行きに乗る。情報によれば柏9時41分発の大宮行きに60000系が使用され式典も行われたそうだが、自分は全く関係のない船橋から野田線に入ったので、あえるかどうかも分からない行き当たりばったりの状況で入ってしまった。
60000系は現在2本あるが、初日なんだし大宮側、船橋側で1本ずつ走らせるようなことをしてないかなと勝手に期待を膨らませて出かけた。柏で狙えば良いじゃんと言われそうだが、なにせただでさえターミナル駅の柏では混乱必至と思ったので足が向かず、船橋側の人のいなそうなところでひっそり撮るつもりでいた。ところがどっこい柏〜船橋間で当の時間帯に走っていたのは8000系だけだったという状況。とりあえず柏をまたいで向こうへ行くしかなさそうだ。柏、混んでそうだなぁ〜!

というわけで柏に到着した。先頃、柏を9時41分に出て大宮へ向かった60000系、時刻表で計算してみると往復2時間少々はかかるので戻ってくるのは12時前後とふむ。少し時間があるので何か記念もの残ってないかと2階のコンコースに出ると、窓口で60000系就役記念乗車券販売との告知発見、しかも意外と人が並んでいない、ニヤリ!というわけでまずはすんなり記念乗車券をゲットした。大宮から300円区間、柏から160円区間、船橋から140円区間の3枚の硬券セット、600円也。

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11時58分の柏行きで、大宮発の60000系が戻ってきた。61601、トップナンバー編成である。ただ案の定、駅ホームはすぐに人だかりになった。そいつは見送って、先に発車する12時3分の大宮行き8000系に乗車し先回りすることにした。
柏の一つ隣、豊四季で降りて待ち構える。駅間撮りもしてみたかったが、とりあえずは駅撮りにする。こちらは、人はそんなにいなかった。

 

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柏行きの8000系発車後、颯爽と現れた大宮行き60000系。早速の新旧交代絵図に。といっても今は8000系ばかりですから比較的容易に撮れるでしょうが。

 

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豊四季駅に停車する60000系。新車ってやっぱし、かっこいいっす!

 

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側面、基本的には伊勢崎線、東上線を走る先輩の50000系と共通で、カラーリングは独自のフューチャーブルー、窓回りはブライトグリーンの二色となっている。一足先に営業開始した10000系も同じ色になったが、青と黄緑という色が大手コンビニチェーンの色に似ているということで「ファミマ色」、「ファミマカラー」などと早速呼ばれているようですな。

 

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ヘッドマーク(というかステッカーか)拡大。

 

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大宮へ向け、発車していった。このあとは、いつもの8000系天国に戻ってしまったが。いやいや、むしろ逆で8000系を撮るなら今のうちだ。60000系は今年度中に6本追加されることが発表されている。60000系の製造は年に2、3本くらいのペースと思っていたが、意外とハイペースのようだ。それに60000系だけではなく、新車ではない10000系も野田線に転属させているので、やはり8000系をそれだけ早くなくす方針なのだろうと思う。まあ8000系はなにせデビューから50年経過、一番新しくても30年は過ぎている車両である。延命しているとはいえ、そろそろ限界には近づいているはずである。

 

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再び折り返してきた所を今度は駅間から撮影。豊四季〜流山おおたかの森間にて。14時25分に豊四季を発車する下り列車。本当ならこの列車も柏行きなのだが、この日は60000系デビュー記念のお披露目サービスか特別ダイヤが組まれ、船橋行きになっていた。ということで60000系はこれから、柏〜船橋間の列車に使用される。前の10000系デビュー時も、こういうダイヤで特別に走ったという。「今日動く60000系は1本だけ?」と思っていたら、こういうことだったんですね。

一本後の列車で追いかけて柏へ戻り、待っていた船橋行きの60000系に乗り込む。ここで晴れて60000系初乗車と相成った。発車時間数分前だったので既に座席は埋まっていて、立ちではあったがまあそこは仕方ない。車内の照明はLED、省エネということもあって最近流行だが電車内の照明となるとこれがまた異質で、遠くから見えるととにかく車内がピンク色に見えてしまう。乗ってしばらくすればなんてことはないものの、乗り始めもやはり違和感だ。基本的に白系でまとめられているが、連結部の壁は木目調、ドアはガラス張り、このあたりは東京メトロ銀座線の1000系などとも共通で最近のトレンドであろう。確か、メーカーも同じ日立製作所なんだろうけど。野田線では初となる、ドアの上に液晶画面の案内表示がついているほか、兼ねてから話題になっていた、車内無線LANも利用出来る(利用可能なキャリアはauとwifiスクウェア)。
自動のアナウンスが入るが、車掌の肉声の放送も入り「今日から60000系が営業運転を開始した」と放送される。走行音はかなり静かで、レールのジョイントの音もかなり軽い感じだ。特急列車と遜色ないだろう。このあたりは最近の騒音対策の賜物だろうか。
充実感たっぷりに船橋に出て帰路に着いた。東上線に50000系がデビューする時も、ワクワクしながら森林公園でのデビューイベントに出向いたものだが、なんだかその時みたいな感覚だ。
梅雨の中休みかという感じで朝はからっと晴れていたが、昼間からは怪しくなってきた。天気が持つか心配だったが、太陽もなんとか途中雲間から覗いたりして最後まで雨にたたられることなく終えることができた。ちょっと残念だったのは、この日10000系が動いてなくて撮れなかったことだが、まあまたの時にしよう。

六実駅で60000系を見送った。とっさに撮ったもので途中からになってしまったが。

東武野田線10000系就役記念乗車券発売

今までずっと伊勢崎線や東上線の中古車しか回されてこなかったのが、今年から当線用にあつらえた新型車両60000系が走るということで話題沸騰中の東武野田線。純新型とともに、今年からは伊勢崎線からの転籍ではあるものの10000系が走りだすということで、そちらの注目度も高まっている。従来の野田線を全て受け持ってきた8000系は昭和30年代の登場とあって省エネに対応した設計となっていなかったが、10000系、60000系の登場で省エネ化がようやく図られることとなる。
そんな東武鉄道では4月20日から、野田線での10000系デビューを記念して「10000系車両 野田線デビュー記念乗車券」を発売する。1セット500円で、内容は野田市駅からの大人350円区間の片道乗車券と、西新井駅からの小児150円区間の片道乗車券となっている。発売個所は東武鉄道の一部の駅と東武博物館、東武グループツーリストプラザにて、発売数は3,000セットとのこと。
ちなみに10000系といえば、ステンレス車体で銀色の地肌にマルーンの帯を締めた外観であるが、野田線に転属する車両については初のデザイン変更が行われ、帯の色が新しい東武のカラーで60000系でも採用される、フューチャーブルー、ブライトグリーンの二色に変更されている。

東武野田線新車の話題

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これほどまでに東武野田線という路線にスポットライトが当たったこともなかろう。もはや「歴史的瞬間」といってもいい。
東武野田線に来年度から、新車60000系が投入されることが公式発表された。沿線やファンの間で相当な反響を呼んでいるようだ。ある所では、東武野田線への新車投入がどれほど凄いことか例えて言うと、というような話題まで出たとか。私はYahooニュースのトップページに載っていただけでも、十分凄いと思ったが。
東武野田線は、それほどまでに新車が投入されなかった。各駅停車しかないが6両編成の電車が5~10分くらいの運転間隔で走っている、東京周縁部の通勤路線である。しかし車両はといえば、みな伊勢崎線か東上線の中古車。今の車両は全て8000系だが、これは昭和38年~58年に投入された車両で(来年でもうデビュー50周年になるのか)、伊勢崎線・東上線では引退寸前なほどに減っている。電車の高性能化が進んだ頃の設計なので性能や乗り心地はそう悪くないが、野田線では2004年くらいまで、戦前~戦後間もない頃に投入された旧型車の足回りを流用した車両が普通に走っており、性能面、乗り心地の面でも相当な格差があった。
2005年から50000系の大量増備で8000系の廃車を進めた東武、野田線にはそれをベースに開発した60000系を投入する。車内無線LAN利用可能というのも目玉だ。東海道新幹線、つくばエクスプレスなどで実用化の例があるが、さらなる拡大に一役買うことになる。
写真は東上線の8000系とデビュー前の50000系。2004年、森林公園研修区一般公開の時に撮ったもの(懐かしい!)。50000系は2005年、東上線でデビューしたが、1996年〜2004年頃は東上線にも新車が入らなかったので、これも話題になった。多くの路線を抱える鉄道では、新車をあちこちに投入するのも大変なことだ。