今年も残すところ(2)

あと2日ですな。

というわけで阪急今津線で、宝塚から西宮北口まできたんだったな。この先西宮北口で神戸線を挟んで反対側の今津方面が残っている。まあそこについてもちゃっかり乗ってるわけですがw

神戸から阪神電車で大阪に帰る道すがら(というか普通ならそのまんま阪神電車で梅田に行くか初っ端から阪急神戸線に乗るもんだろうがw)、西宮市は今津駅で電車を降りる。

阪神電車で西宮の一つ隣、快速急行までは止まるが特急は止まらない。特急に乗ってきたので西宮で普通に乗り換えて今津へ。ありふれた都会の高架駅だが六甲山系をバックに市街地が広がるのは実にこのあたりらしい景観。こう言ったらなんだか怒られそうな気もするが『六甲おろし』という語が確かにしっくりくる気がする。ちなみに今津から梅田行きの普通で二つ目が甲子園である。

阪神の駅を出て連絡通路を通り、阪急今津線乗り場へ。かつては両線とも地上であったが今はどちらも高架駅。地上時代だった頃には線路もつながっていた時期があり(阪神と阪急はレール幅が同じ)、阪急電車が暴走して阪神の線路に乗り込み今津から一駅走って停止する事故もあったという。かつて阪神と阪急といえば強いライバル関係であり阪急の殴り込みかと言われた逸話がある。
   
 阪急今津線の今津〜西宮北口間は途中阪神国道駅があるのみ、わずか3駅である。西宮北口から北側の宝塚方面はそれなりに距離も長く、梅田への直通もあり利用客が多いが、今津側はひたすらこの区間の折り返し便のみで、列車も3両編成のワンマンカーである。

最初の駅、阪神国道。その名の通り駅の南に阪神国道(国道2号線)が交差する。珍しい名前だ。まあこれと同様のものが関東は鶴見線の国道駅(こちらも第一京浜国道の上に駅が存在)となるだろうが。

JR神戸線の線路群を越えると単線になり西宮北口へ(もう一方の線路は車両回送用の神戸線への連絡線となる)。高架駅だが線路は行き止まりで完全にぶった切れており、ホームからそのまま先端へ進むと駅の2階コンコースである。今津線の宝塚方面行きは神戸線を挟んで北側、1階のホームでこちらも行き止まり式、双方が繋がる望みはもう完全に絶たれてしまったようだ…。
   
 駅コンコースから。奥の2階の壁の中が今津線(今津行き)ホーム。下の線路は神戸線との連絡線。

ここで神戸線に乗り換えるがやってきた8003Fは車体に埃がビッチリ、少々残念な感じだ…。
今度は神戸線を塚口で降りて、伊丹線に乗り換える。特急は通過し、昼間は普通しか停車しないが通勤客の多いラッシュ時は通勤特急が停車する。

伊丹線は塚口から伊丹までを結ぶ支線。神戸線から分かれるように伸びるが直通列車はなく全て線内折り返し便である。

   
   
塚口駅構内は敷地の関係か単線で、神戸線上りホームと同じホームを共用している。いきなり速度制限15km/hのきついカーブを抜けて、複線の直線に入る。

住宅街をゆく普通の通勤路線。4両編成の列車が往復する。山陽新幹線をくぐり新伊丹。

高架に上がって伊丹中心部に入り、早くも終点の伊丹。駅周辺はマンションが林立している。阪神大震災時は駅舎が倒壊する被害を受けて営業出来なくなり、南側に仮駅を設置して営業していた。その後駅ビルと合わせて再建され現在に至っている。

   
   
時を経て再生した伊丹の街。真新しい駅ビルに、何事もなかったかのように見える街。しかしその背景では計り知れぬ苦難を乗り越えてきたものだ。

来年も、前向きに行きたいものです!

それでは、良いお年を!

今年も残すところ(1)

はや5日となってしまった。全く早いものだ。

しかし今年は本当に色々あったものだ。まあ一番でかいのはまとまった期間大阪で過ごすことになったことですかね。公私ともに初めてなことではあったがお陰さんで鉄活動もはかどったもんだしw

そんなわけで大阪でよくお世話になったもんと思えば阪急電車w ここではそういえばそこまで大々的に取り上げてなかったかもしれないが、住んでいたところが阪急沿線に近かったこともあり実は結構な頻度で阪急に乗っている。というわけで阪急の旅から振り返ってまとめてみよう。

最寄り駅の一つだった三国駅から阪急宝塚線に乗る。8000系先頭車転換クロス、それもパイプ式のフットレストがついている。ちょっと硬めだが通勤電車にしては破格!

  

  
中国道をくぐり、石橋。山が目前になってくる。ここで箕面線に乗り換える。昼間は折り返しなので行き止まりのホームに着くが、朝夕は梅田直通があるので直通用のホームもある。

支線用3000系、4両編成。阪急は外見は同じマルーンだし、8000系とあまり遜色ない車体だが、設備面は違うし音的にも古さが現れている。
  
踏切が鳴り発車。山が近いからか。軽い登りになる。住宅街を走るが、バックはすっかり山。終点箕面に到着。周囲は観光地ムード、駅には足湯、名物はもみじの天ぷららしい。駅から少し行くと温泉がある。

 
   
  
山の上にある温泉施設。どうやって登るかといえば目の前巨大なエレベーターが…。

石橋から6112 急行宝塚行きに乗る。高架になり飛ばして、池田。季節柄だ。川に鯉のぼり❗️
川を渡ってすぐ川西能勢口。でかい高架駅。能勢電鉄乗り換え駅だが、能勢電鉄もすっかり阪急色になってしまった。もともと阪急の譲渡車が中心だから無理もないが。

進行方向右手は山に住宅街が張り付く。平野部は終わり山岳地帯に近づいた。雲雀丘花屋敷。普通のほとんどがここで折り返す。ここから先は多くの時間帯で10分毎の急行のみ運転になる。平井車庫がある。このあたりで眼下に福知山線が並行しているのが少しだけ見える。

山本。宝塚線らしく?急カーブを走って中山観音。山の上の方にお寺が見える。

すぐに売布神社(めふじんじゃ)。読みが難しい。その次もまた難しい清荒神。阪急は難しい読みの駅が多い。
先に潜った中国道を再びくぐる。左を見ると福知山線の207系が走ったいるのが見えた。そういえば中国道としても悪名高い宝塚トンネルを通過するあたりだ。連休となれば東は東名高速の大和トンネルとセットで、東西の渋滞個所としてテレビに登場する地点だ。

清荒神をすぎ、目の前に宝塚のメルヘンチックな建物が現れ、高架になって宝塚へ。2面4線だが昼間は片面のみ使用し、今津線と同じホームで乗り換えられるようにしている。

   
   

あっという間の宝塚滞在を終えwここから、今津線で南下して西宮北口へ向かう。映画『阪急電車 片道15分の奇跡』の舞台ともなった路線だ。7000系の6両編成。

宝塚を出るとカーブを曲がって武庫川を渡り、宝塚南口。駅名票に宝塚ホテル前と書いてある。車内はそれなりに乗車がある。

逆瀬川、結構乗車あり。混んできた。沿線の山に宝塚神社がある。小林、おばやし。読めないってのw

沿線には桜があるがほとんど散ってしまった。仁川、阪神競馬場前ちょうど桜花賞開催の前日で、列車もヘッドマークを付けている。引き上げ線があり西宮北口〜仁川の幕を出した電車が止まっていた。競馬向けの臨時便だろうか。

山陽新幹線をくぐり、門戸厄神。いつの間にか先頭車は人で埋め尽くされていた。宝塚から約15分で終着駅の西宮北口へ。神戸線との接続駅で乗降も多い。今津線そのものはここから二つ先の今津までの路線で、かつては実際にそこまで通しで運行されていた。接続する神戸線とは平面交差で線路が直交しており、双方の電車がまるで交差点のように相手の路線の線路を渡るダイヤモンドクロッシングとして親しまれていた。しかし神戸線のホーム延長が行われるにあたり支障となるため廃止され、今津線は西宮北口を境に今津方面と宝塚方面とに分断された。そのため今は双方とも西宮北口で完全に行き止まりの構造で、まるで無関係な路線のようである。ちなみに宝塚方面の路線は神戸線との連絡線があり朝ラッシュ時には直通の準急があるが、連絡線にはホームが設置されておらず直通準急は西宮北口には停車しない。

  
さて、次は今津方面に乗車するが続きはweb、ではなくて次回に!

能勢電鉄(2)

  

妙見線を終点妙見口まで乗った後、途中の山下まで戻って、日生線に乗る。日生線は山下〜日生中央間の一駅のみ、途中駅のない路線だ。もっぱら、日生ニュータウンの交通手段として存在するもので、自然豊かな妙見線とは対象的である。

まずは川西能勢口行きの上り電車に乗って、分岐駅の山下に戻って降りるが、ここで珍妙な光景が展開する。筆者も思わず唖然としてしまった。

筆者が乗ってきたのは上りの川西能勢口行き、山下は途中駅で、この先も終点川西能勢口へ向けて、お客さんを乗せて走る電車である。そして、山下では筆者の降りた所の向こう側のホームにも電車が止まっていたのだが、その電車が先に、上りの方向へ発車した。しかし車内をよく見ると、そちらにもお客さんが乗っている。タイミング的には同じ時間で、回送なんじゃないか、と思ったのだが、見ると車内は空っぽではなく、お客さんが乗っている。ということは、あっちも川西能勢口行きだろうか?
でも自分のたっているホームに止まっているのも、間違いなく川西能勢口行きで、先の電車が発車したのと同じく上り方向へ向かう電車である。そして、先にお客さんを乗せて発車した電車が発車したのち、しばらく待つのかと思いきや、すぐに上りの方向へと発車していった。タイミング的に、やけに近すぎやしないか???
しかし改めて時刻表を見てみると、時間的に川西能勢口ゆきはやはり筆者がここまで乗ってきた電車しかないようだ。能勢電鉄は昼間、各駅停車が10分ごとの等間隔ダイヤで、1、2分の間隔で列車が走るが来るなんてことは、あり得ない。
だとすれば、先に向こう側のホームからお客さんを乗せて発車した電車は、一体何だったんだろうか?
これは西村京太郎のネタにでもされそうなミステリーだ。(大げさだ・・・)

謎を残したまま、通路を通って次の日生中央行きが来る1号線に移動する。「山下始発」の日生中央行きに乗る。
が、ここでまたも変な光景に遭遇することになる。

しばらく待って、電車が入ってきた。電車の行き先は「山下↔️日生中央」と書いてある。そしてその電車は、日生線とは逆の川西能勢口の方向から入ってきた。つまり、山下まで「回送」でやってきて、ここから始発になる電車である。ということで当然ながら、車内は「空っぽ」のはずだ。

座席も含めてすっからかん、座れて当然の状態である。

だが乗り込んでびっくり。
フツーに他のお客さんが、なんとすでに乗っている…。
そして堂々と、席に座っている。

は???

さっぱり、理解できん・・・。
てか、始発やろ?

というわけで、「回送のはずの電車にお客さんが乗っている」という変な光景を目の当たりにした。乗ったはいいんだけど、真面目に「この電車で合っているのか?」と一瞬思ってしまった。
まさに、ナニコレ珍百景!

最初は「なんか俺のアタマがおかしくなったんか?」と思ったが、どうもそうではなく(当たり前や!)、日生線の電車が、以下の方法で運行されていることによるためだ。
日生線は川西能勢口への直通便と、山下折り返しのシャトル便が交互に運行されている。シャトル便の電車は妙見線の電車と接続することで、それに乗っても川西能勢口へ行けるようにしており、逆に川西能勢口からやってきた能勢線妙見口行きの電車からも、山下で乗り換えて日生中央へ行けるようにしている。
しかし線路の都合上、シャトル便はホーム上で直接折り返すことができず、一旦上り方向に引き上げ、下り日生中央行きのホームに入ってくる。山下では、能勢線の下り妙見口行き乗り場と、日生線の上りが同じホームとなっていて階段を経ずに乗り換えられるため、日生線の山下止まりの電車は、到着するとお客さんを降ろし車内を空にして引き上げるのではなく、妙見口行きの下り電車で来て日生線に乗り換えるお客さんを、この時点で乗れるようにしているのである。
かくして、お客さんを乗せたまま列車が引き上げて折り返す光景が生まれた、ということである。しかし、乗り換えたお客さんもまた、日生中央行きのホームに入るまで、一旦逆向きに進んで、ホームもない場所で停車して折り返すという妙な光景を見ることになるわけだから、これまた慣れないものだ…。

珍妙な光景なおかげで、始まる前にだいぶかかってしまった・・・。

というわけで一駅の旅。山下を出ると左にカーブし、長いトンネルを抜ける。線形は良く能勢電にしてはかなりスピードを出す。トンネルを抜けると谷越えで立派な高架線になる。完全にニュータウンの路線、妙見線とは対照的で、だいぶ能勢電らしくない感じだ。高台にトンネルで突っ込んで終点日生中央。ウッディタウン中央のようなニュータウンの終点駅。本当にニュータウンの駅はどこも良く似ている。ただ、山が近い分ニュータウンとしては規模は小さめに感じる。

自然と人工物とが共存する環境。いかにも人間様が作ったと言わんばかりだ。

  

  

能勢電鉄(1)

阪急宝塚線の川西能勢口から、能勢妙見堂のある妙見山方面へと向かう路線。川西能勢口自体山の麓といった感じで、そこから山へ分け入っていくような山岳路線だが、山間の地まで宅地化、ニュータウン化され、利用実態的には通勤路線である。しかし山岳路線ということですぐ山は迫っているし、急カーブやらンネルやら渓谷やらと変化も激しい。

川西能勢口〜妙見口間を結ぶ妙見線と、途中山下から分岐して日生中央へ向かう日生線で構成される。基本的に線内運転だが、朝夕ラッシュ時には阪急梅田と日生中央を結ぶ、特急日生エクスプレスが走る。朝夕ラッシュを除き、各駅停車のみの運転である。

   
 川西能勢口で降りて、4号線に移動する。阪急と共用の高架駅で、阪急宝塚線の3号線とは同じホームで乗り換えられる。ほか、朝夕ラッシュ時には阪急梅田へ直通の日生エクスプレスがある。

能勢電鉄の1500系が入線。車両も阪急のお古で、塗装も同じマルーン、目立ったところは会社のロゴくらい。かつては独自の車両塗装だったが、阪急と同じになってしまいちょっとつまらない。阪急の子会社ではあるが、最近は名実ともに阪急の一員になってしまったような感がある。車内の路線図も、能勢電鉄専用のものではなく、阪急宝塚線の路線図が掲載されている。もともと能勢電の路線も描かれているものだ。

発車メロディーとともに発車。列車は4両編成だが、阪急と同じく10分毎の運行。夕方とあってかそれなりな混雑。発車するとすぐに急な左カーブ、高架を降りて山に向かっていく。川西能勢口は都会的な駅だが、山が近い。

急な左カーブをまた曲がる。カーブは宝塚線よりもきつく制限45km/h。
絹延橋。5100系とすれ違うが、すっかり阪急色だ。進行方向右手は家をバックに山、気持ちが良い。複線で進むが速度は低速、鶯の森。
すぐトンネルに入る。渓谷を抜けてトンネルを行く。すっかり山岳鉄道だ。それでもトンネルを抜けると住宅地になる。このあたりは高尾あたりに似ている。鼓滝で結構降りるが、まだ立っている人も多い。1700系とすれ違う。
駅間が短くすぐ次の駅に着く。多田。車庫をみながら平野。それなりに大きい駅で阪急の駅に匹敵する。日生エクスプレスが停車する。なんか写真を撮ってるてっちゃんが多い。留置線に1757が止まってたのだが、それを撮ってた。なにか珍しいのだろうか?よくわからない。
右手は崖になりへばりついて走る。道路を渡り警笛とともにトンネルへ。箱根登山電車みたいだ。

  

長めのトンネルを抜けて、すぐに畦野。うねのと読む。難しい。急に住宅街に出て、高架駅の山下。日生線との分岐駅。乗ってきた列車は日生中央行きだったので、乗り換える。
乗り込んだ1550は緑色の復刻塗装。
右カーブして3000系をみながら進み、単線になりすぐに隣の笹部。能勢電鉄では最短の0.4km、利用客も少ない。駅の周りは集落みたいな家がぽつぽつあるだけ。山間をゆき、軋み音を響かせながらきついカーブを行く。

  

光風台、駅舎つきの立派な駅だが谷底にあるため、車窓から見ると駅設備以外は、車素晴らしいほどひたすら緑しか見えない。立派すぎる駅設備に比べて車窓は自然豊かである。しかし立派な駅がある以上、とはなるが実際は駅の上はニュータウンで、一つ先のときわ台から戻ってくると光風台駅の方角に団地が見えるのが確かに見える。トンネルの合間にあり、駅を出るとまたすぐトンネルとなる。
住宅街が広がり、ときわ台。車内はさすがに?1両に数人になった。
再び山の中へ入ってトンネルを抜け集落っぽくなると、終点妙見口。2面2線。山下もそうだったが時間がないようで、電車は着くとすぐに折り返し発車する。

   
   
都会人の感覚ですっかりPASMOで乗ってしまったが、能勢電鉄で使えるのはPiTaPaのみで、PASMOとの相互利用にはなっていない。阪急乗り換えの川西能勢口駅も、改札を通らずに乗り換えることができてしまうため、うっかり阪急からそのままPASMOで乗ってしまいやすい。関東では京成に乗り入れている芝山鉄道もそうだが、なんとかならないものだろうか。。。
P残額も足りないので駅員のご厄介、と思ったら駅員もいない。
無人駅である。と、傍に機械、おお、自動精算機で精算かと思うが前に使っている人の動きを見ると、何やら妙だ。お金を入れて精算しているのではなく、どうやら係員と通話して、指示に従って改札を通り抜けているではないか。自分の番になって行ってみると、それは精算機ならぬ、「自動筆談機」というやつであった。
置いてあるメモ帳に鉛筆で書いて、機械の読み取り部に置いてボタンを押すと、職員と通話できる仕組み。自分の場合、阪急から通しで来たがPASMOの残額も足りなかったので、実質「乗らなかった」ことにされ、改札を出て妙見口から乗車駅までの切符を買うように指示された。ということで指示に従って改札を通り抜け、妙見口から逆向きに乗るように切符を買って、傍にあるインターホンの下にある投入口に入れて完了。なかなか優れたシステムではないか。これは驚いた。
  
風情のある妙見口駅、夕刻だったので逆光になっちまった…。

有馬温泉

神戸の街を回ったのち、有馬温泉へ向かうことにした。
少々お高いイメージもあったが、ちょっと行ってみたかったし、行ってみたw

神戸の街、特に三宮や、布引の滝がある新神戸から行く場合は、バス、もしくは電車なら地下鉄(北神急行直通)に乗り、谷上で神戸電鉄に乗り換えるのが早い。でも敢えて遠回りして、一旦新開地にでて、神戸電鉄を始発から乗ることにした。
新開地あたりは前に同じ神戸電鉄の粟生線のことを取り上げた時にも一度登場している。

有馬温泉へは、神戸電鉄の有馬線が唯一ダイレクトに乗り入れる鉄道である。神戸の中心部の新開地から有馬温泉までを結ぶ。距離はそれほど長い訳ではないものの、六甲山系を越える山岳路線とあって速度が出ず、各駅停車ばかりのダイヤなので時間はかかる。六甲山の車窓をゆっくり楽しみながらゆきたい向きにはうってつけではあるが。
新開地から三田行きの「準急」に乗る。「準急」というからには確かに「普通」よりは早いのだが、通過するのはたったの2駅…。ほとんど各駅停車である。有馬線は有馬温泉が終点だが、列車のほとんどは一つ手前の有馬口で接続する三田線に乗り入れる三田行きなので、有馬温泉へは有馬口でシャトル便に乗り換えである。

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神戸中心市街地の新開地、湊川を地下で走り、その後は急な登りで一気に標高を上げて六甲の山地に取り付く。そんなところにも家並みやマンションが所狭しなのが、狭い土地に人口170万という神戸ならではの光景。
準急なので長田に止まると次は鈴蘭台、途中の丸山と鵯越(ひよどりごえ)を通過する。しかしカーブ、勾配ともにきついので、通過するといっても大してスピードは出ていない。。。
60km/hも出れば良い方である。

長いトンネルを抜けて車庫を見ながら走ると鈴蘭台。神戸市北区の中心部で、山間に都市が展開する。標高ははるかにこちらが低いもののボリビアの首都、ラパスさながらか・・・。
鈴蘭台で西に粟生線を分けて、北へ進む。
鈴蘭台あたりも標高278mとそれなりに高いが、このあたりにしては「すり鉢の底」みたいな感じで低い。ここを出るとずっと登りっ放しで、登りきったところが次の北鈴蘭台となる。標高にして346m、この間1.9kmだからその間に約70m登ったことになる。
鈴蘭台、北鈴蘭台、山の街と、北区の中心部の街が続く。このあたりは乗り降りが多く、三田行きの場合はこのあたりで降りる人がかなり多いようだ。ということで山の街を出ると空いてくる。
北鈴蘭台を頂上のようにして、山の街、箕谷と、今度はずっときつい下りが続く。山の街あたりまでは結構街に囲まれていて、山と思えるのは線路の起伏くらいなものだったが、箕谷へ向かって行く所になると車窓の緑が濃くなって山の色合いが強まる。

前方の山を背に谷底に街が広がり、谷上。先の北神急行との乗換駅。北神急行だとここから新神戸へ一駅、三宮へ二駅とワープするように行ける。今回は旅だからというものの、律儀に新開地経由で行くととんでもなく時間がかかる。
有馬線はほとんど複線で、谷上駅も複数のホームがあるが、昼間については北神急行と同じホームで乗り換えられるように、上下列車とも同じ線路・ホーム(3番線)に発着している。北神急行が同じホームの反対側の4番線に発着することで、階段を通らずに便利に乗り換えられる。本数の増える朝夕ラッシュ時に限っては一つの線路ではさばけないので、その時だけ上下別々のホームに発着になり、乗り換えもコンコース経由になることがある。北神急行は三宮方面にダイレクトにつながるだけに、乗り換え客は多い。

谷上からまたきつい登りになり、花山、大池と進む。しかしこのあたりも道路が並行し、ロードサイド店舗なんかもある。東京なら多摩ニュータウン的な雰囲気なのか知らんが(一緒にすんなって?)、いかんせん環境がきついところである。足腰はとても鍛えられそうであるが。。。

有馬口に到着、ここで有馬温泉行きに乗り換える。ここの駅ではここ数年の間に3回ほどの脱線事故が起きていてニュースにもなっていた。ポイントが原因だったのか、取り替えられて現在に至っている。

有馬温泉までは一駅だが、2.5kmと結構離れている。有馬口という駅名でここでうっかり出口に出てしまいそうだ。

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有馬温泉まで単線の線路を走る。ここまでとは打って変わってガチで山の中を通過する感じになる。が、そんな山中に阪神高速の有馬口ランプが突如現れたりする。
山の中を進んで行くと最後にトンネルがあるが、その手前にちょっとした広い空間がある。このあたりにかつて新有馬駅があったが、昭和50年からの長年の営業休止を経てついに廃止されている。ホームの跡は近年まであったそうだが解体されて跡形もない。しかし周りは山で本当に何もないのにここにずっと駅があったのか。

新有馬駅跡を過ぎてトンネルをくぐると、一気に賑やかな温泉街に出て終点有馬温泉に着く。

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ただでさえ狭い山の中にびっちりホテルや温泉旅館や土産物屋が並ぶ。ついでに言うと道路も狭く、すれ違いも結構危ない。土曜日の夕方近くということもありマイカーやバスが集中して大渋滞である。歩道もあまりまともにないので、車列が止まっているのを見計らって歩く感じだ。
景色はとても良いとは思うのだが。。。名産は炭酸せんべい。温泉らしい・・・。

有馬温泉には金泉と銀泉がある。銀泉は透明だが金泉は赤色をしており、鉄分が含まれている。太閤の湯でひとっ風呂。混んでいたが何種類もある風呂に逆上せそうになる・・・。極楽!

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海から山へ

日帰りで巡る神戸市内観光、市内にスポットは色々あって関西に住んでいても本気で回ろうと思えば1回では済まないが、地形の関係上市内散策であればそれなりに決まったエリアに集中しているので、ある程度は無理なく行くことができる。
そして、最大の特徴はなんといっても海と山の両方が味わえる街ってえことだ。こんな都市は、他になかなかないわな・・・。さすが古くから発展してきただけのことはある。

ハーバーランドから地下鉄海岸線で、終点の新長田へ。長田区の中心部で、地下鉄西神・山手線、JR神戸線と接続している。震災では、火災も含め特に甚大な被害が出た地域である。

よく見ると、駅名に「鉄人28号前」とある。「なんとか百貨店前」とかならわかるが、こんなのは初めて見た・・・。
一体どういうことだろうか???

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件の「鉄人28号」、確かに駅を出てすぐのところにモニュメントが立っている。今日は行ってみるとこれまた鉄人絡みのイベントをやっていた。

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調べてみると長田区による地域活性化プロジェクト「KOBE鉄人プロジェクト」によるものだそうで、鉄人28号が取られているのはここの出身の漫画家、横山光輝にちなんだものという。その手の方はピンと来ることだろうが横山光輝といえば三国志でも知られる。ということで地下鉄の電車や駅には三国志関連のPRのイラストも大きく貼られている。
このご時世やっぱり振興というと漫画やアニメになりますなぁ・・・。

新長田駅に乗り入れるもう一本の神戸市営地下鉄、西神・山手線に乗り換える。これで三宮へ向かってお昼にするとしよう。

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神戸市営地下鉄の歴史は比較的浅く、昭和50年代に開業した。
元は西神・山手線の一路線(正確には一つの路線ではないが・・・)しかなかったが、平成13年になって海岸線が開業して二路線になった。

西神・山手線は、新神戸から三宮など市の中心部を通り、市の西部の丘陵地帯に広がる西神(せいしん)ニュータウンに向かう路線である。新神戸〜西神中央間の、22.7kmを結んでいる。
神戸市の中心部を通るメイン路線、かつ西神ニュータウンにとって唯一の鉄道路線であり、それゆえか公営地下鉄の中では利用客が多く、大阪市の御堂筋線などと同様に経営ぶりは良好である。
そんな理由からはわからないが、土曜日の12時近くだというのに電車はかなり混んでいて、新神戸行きの先頭車はドア際まで立つ人が多くラッシュに近い状態であった。ちなみに電車は6両編成、車体も別に大江戸線みたいに小さくなく普通のサイズなので、収容力が小さいということもない。海岸線が4両編成、小型の車両でがら空きなのとは、対照的である(お察しではあろうが、経営状態的には海岸線がすっかり足を引っ張っている)。

なお、新神戸では接続する北神急行電鉄と相互乗り入れをしており、半数程度の電車は同線の谷上(たにがみ)駅まで運行されている。北神急行は新神戸〜谷上間、途中駅がない鉄道路線で、それもまた面白いところである。実体としては六甲山を貫くトンネルであり、谷上より北の地域(有馬温泉方面)と神戸都心部のショートカットに利用されている。

都心部の駅をいくつかすぎて三宮へ。ここで一旦降りる。混んでいた電車だがここでどかっと人が降りる。東出口がメインであり、他の路線の乗り換えなどにも近いためのようだ。
実は朝降り立った時に気になる店があって目をつけていたのでそこに行ってみた。
何を食べるかなど特に考えてきておらず、適当な店見つけていこうというだけだったが、阪急三宮駅前の商店街を歩いていて「ステーキランド神戸」が目に入った。
神戸といえば神戸牛、これは「いかないわけには・・・」と思わせるお店やないですか!
が、そうは問屋が卸すはずもなく、時間も時間だけに再び行ってみた店は、既に長蛇の列!「最後尾」の文字に、思わず気力を失う・・・。
ちなみに表に看板が出ているのだが、商店街から路地に入ったところに別館のようにもう1店舗ある。そこはビルの6階にあって、エレベーターを上がっていくようになっている。一応行ってみたが人影が少ない。これは・・・と思ったのだがエレベーターを上がってドアが開くと、案の定・・・店の前にずらり並べられた椅子には、待ち客もずらり・・・。
うぅ・・・肉の力、恐るべし!
よおし、こうなったら関西にいるうちに、この店に一番手で来れるぐらいの行程でリベンジだwww
どうせ神戸の街とて、一回で観光を終わらせられるほど甘くはない!

商店街をうろついてみるも、一度、肉を見てしまった身である。
どうにも諦めきれず・・・スマホで探すも電車で移動の手間も出てしまい、都心部ではこの時間は同じく行列覚悟で臨まねばならないだろう。

ちなみにお昼のあとは新神戸に行って、布引の滝や北野の異人館などを見物しようと考えていた。新神戸は前に行って店にも一度入っているし、何かあるかもしれない。ということで期待を抱きつつ再び地下鉄に乗って新神戸に移動してみることにした。
結構地下鉄乗っているがこれも一日乗車券の力だな。神戸市の地下鉄、初乗りは210円である!

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ということで新神戸へ移動。神戸牛ではないかも・・・だが、なんとかステーキにはありつくことができた。
さて、腹も満たしたことだし次は布引の滝に行ってみるとしよう。
まずは新神戸駅へ向かう。山陽新幹線の停車駅。

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新幹線の駅構内の看板だが、その中にさりげなく「布引の滝」と書いてある。

 

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新神戸駅の1階に、布引の滝へと続く道がある。
でもどう見ても、タクシーなんかが通る駅の道路にしか見えないが・・・。

 

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新幹線の駅をくぐると変化がわかる。背後は山になっていて道はここから登りになる。

 

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新幹線をくぐったところにある「こうべの森」案内図。
今まで海を歩いてきたがここで180度変わって、山になってしまう。
布引の滝も含め。山の上にも見所が多数ある。完全登山でなくてもロープウェイなどが整備されているので、アクセス的にそんなに困難でもない。

 

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新幹線駅から数分行くと小川を渡る。この川の上にいくつかある滝が布引の滝となる。

 

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橋を渡って少し行くとまずは雌滝。
リアルに滝だ。
この辺りまではそれほど登らないので歩きやすく、気軽に来られる。
新幹線の駅の裏で、駅の方にちょっと戻ると駅放送など、新幹線の駅関連の音が聞こえてくる。後から結果的にこうなったものではあるにせよ、もう駅の裏庭みたいなもんだな。

一番なのは雄滝だが、到達するにはある程度長い石段を登っていかねばならない。ここから少し登山な感じになる。
石段に葉っぱが散らばっていると滑る・・・。

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しばらく歩いて行って雄滝に到着。着くなり圧倒される。
スケールが違うぞ・・・

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近くで写真を撮るが、近づくと飛沫も結構飛んでくる。
自然の美しさよ・・・。
(もっともダムから放流されているので、水が少ない時は調整されるらしいが)

阪急で神戸へ

大阪に来たからには、京都や神戸なんかも行っておきたいところw
京都は何度か行ったことがあるものの、神戸はほとんど歩いたことがないもんで、先に神戸に行ってみることにした。

阪神間の移動も路線が多いが、JRと阪神電車は乗ったことがあったので、ここでは阪急電車を選択!
梅田から阪急神戸線、9:30発の7000系新開地行きで向かうことにした。
「私鉄王国」と言われる関西、その一角を占める阪急。各線ともそれなりに見所があるわけだが、阪急の場合、まずは広大な梅田駅のホームだろう。京都線、宝塚線、神戸線と、3つの本線クラスが乗り入れる梅田駅は10面9線のホームを持つ。JRを除く私鉄としてはここまでの規模を持つターミナル駅は希少である。そして各路線とも本数が多いということで梅田駅の各ホームの動きはせわしない。特に本数の増える朝のラッシュ時は休む間も無く出入りする。

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どの車両を見ても外観はマルーン一色の阪急電車。古いとか新しいとか、見た目ではあまり感じづらいところではある。が、それなりに世代交代は進んでいるらしい。外観は昔からのものだが乗ってみると液晶ディスプレイなど、最新式の設備が整ったりして驚かされる。

「ただいま発車いたします」のアナウンスに、梅田駅ならではの発車メロディーとともにドアがしまる。そしてもう一つ、梅田駅の発車では3本の路線のレースが見ものだ。神戸線の特急、宝塚線の急行、京都線の特急は、昼間のダイヤではすべて同じ時刻に梅田駅を発車(毎時0分、10分…と10分毎に発車)、そして3本とも次の停車駅である十三まで並走する、ということで、自然と競争状態になるというものだ。
さあ今回はどうなるか。先行したのは我が神戸線の特急、そして京都線特急が続く、宝塚線急行は大きく出遅れた・・・。
3本の複線、合計6線で進む。最初の駅、中津をゆっくり目に通過する。見ているとここのホームは極端に狭い。「日本一狭い駅」だった阪神の春日野道駅が広いホームに移って久しいが、ここの狭さも負けていない?

この先で淀川を越えるが、ここで京都線の特急が追い上げてきた。
減速して最初の停車駅、十三に進入。ということで京都線に負けて二着だった・・・。
宝塚線はこちらが停車してもまだスピードが出ているくらいで、だいぶ遅れているw
ちなみにいうと先に通過した中津駅、神戸線と宝塚線にはホームがあるが、京都線にはホームがないい(普通も停車しない)。中津を過ぎて淀川あたりで京都線が追い上げられたのは、それによるところが大きいでしょうねぇ。以上、どうでもいい結果解説でしたw このレースに払戻金はありませんwww

気を取り直して最初の停車駅、十三。これで「じゅうそう」と読むわけだが、関西に住んでおればお馴染みの地名だが、それ以外の地域の者にはまず、読めない・・・。
梅田から並行してきた京都、宝塚、神戸の3路線は、ここで各方面に散らばって行く。ということでホームも梅田寄りを頂点に、扇を広げたような形をしている。京都線は右、宝塚線は真ん中、神戸線は左に進路をとる。
3路線の結節点とあって乗客は多いようで、梅田の時点では空いていたがここで結構乗ってきた。

十三からは単独走行、新幹線をくぐると特急らしくハイスピードで走る。神戸線は最高速度115km/hで走る。
時にカーブもあるが直線が多く、あまり減速しない。

福知山線を乗り越えて、阪急塚口を通過、伊丹線が分岐するが、特急は止まらない。
武庫川を越える。結構大きな川だ。
右手に車庫を見ながら減速、線路がいくつも分岐して、西宮北口に到着。
今津線の乗り換え駅で、ラッシュ時には今津線から梅田に乗り入れる準急が走るが、ホームのない連絡線を通るためこの駅には停車しない。

このあたりから六甲山系が車窓に近づいてくる。しかしここは日本、山の中腹あたりまで、家でびっちりだ。
続いて夙川に停車、上りホームの途中に、直角に交差する甲陽線が見える。
六甲山の麓の高台のせいか、きつい上り勾配、アップダウンが激しくなる。でもそんな路線をものともせずにハイスピードで走る。
岡本に停車、ここまで梅田からちょうど20分、早くも次は三宮だ。
沿線には桜が咲き始めている。大阪来ても昼もずっと寒かったけどここにきてようやく暖かさが感じられるようになった。というか最近思うのは明らかに冬が長くなり夏もやたら暑くなり、と寒暖がはっきりし過ぎている。

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S字カーブを通過し、少し速度が落ちる。御影を通過する。
六甲を通過、かつては姫路からの山陽電車がここまで乗り入れていた。そういえばもう相当前のことだが阪急電車と山陽電車がここで衝突する事故も起きたという。

前方遠くに神戸市街地のビル群がそろそろ見え始める。
王子公園を過ぎて、速度が落ち始め、左側にJR線が合流してくる。神戸三宮に入る態勢になる。
ホームの狭い阪急春日野道を通過する。中津も負けていないが…。
JR三宮駅の真横を通り過ぎて、神戸三宮に到着。
神戸最大の繁華街であり、名実ともに阪急の神戸側ターミナルともいえるが、特急のほとんどはこの先、神戸高速線に乗り入れて新開地まで走る。

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阪神淡路大震災前は神戸阪急ビルがそびえ、その中に駅があるというもので、ビルの中に電車が出入りする光景が見られた。しかし、震災により建物に破損が生じ、鉄道駅の部分を残して解体されたため、今では駅ホーム部分が最上階になっている。しかしホームから下のコンコースなどは、アーチ型の天井など、歴史を感じさせるものである。

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駅前(駅北側)の様子。線路沿いに続く道に飲食店が並ぶ。

ということで神戸にやってきた。
まずは三宮界隈から、ぶらり・・・(純平さんじゃないですが)
旧居留地、名前に似合わずビルの立ち並ぶ場所だが所々に昔からの建物。

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居留地近くには三宮神社がある。神社もさることながら「神戸事件発生地」の石碑が印象に残る。
慶応4年、この神社の前あたりで、備前藩兵の隊列をフランス人が横切る事態が発生。静止にも応じなかったフランス人は槍で突かれてしまう。その後、列強各国の兵と生田川の河原で撃ち合いに発展したという。明治政府としては初めての外交事件であった。

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神社内には大砲が置かれている。事件の銃撃戦で備前藩が応戦に使用したとされる。

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神戸市営地下鉄で移動してみる。海岸線に乗車。海沿いルートを行く路線。
三宮・花時計前から新長田まで。路線としては長くなく15分程度のコンパクトな路線だ。

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ハーバーランドで下車。ハーバーランドのど真ん中、と思いきやなんのことはなくJR神戸駅の真ん前だった・・・。
ともあれここで降りて少し歩けば神戸港の風景。赤レンガ倉庫も見られる。
海の街っていいですなぁ!

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近鉄特急、阪神に乗り入れへ

2009年に阪神なんば線が開業し、大阪難波で線路が繋がった近鉄と阪神。現在のところ直通運転は最長近鉄奈良〜阪神三宮間で特急以外の一般列車だけで、兼ねてから特急の直通運転の話が持ち上がっていたが、このほど3月22日から晴れて運行開始されることになった。
列車は当初言われていた通り団体専用の貸し切り列車で、阪神三宮から伊勢志摩へのツアーとして施行される。車両は近鉄22600系が充当される。

まだ団体列車のみだが、いよいよ相互乗り入れによるネットワーク拡大の本領発揮といった感じになってきた。近鉄は東は名古屋から西は大阪までと中部・近畿に広範囲の路線網を持ち、阪神電鉄も自社線内に神戸、またレールの繋がっている山陽電鉄を経由すれば須磨や姫路にも到達できる。お互いのビジネスチャンス拡大に大いに寄与する所であろう。また、この直通運転により、JR以外の私鉄列車の運転距離日本最長記録を更新するという点も注目される。なにせ三宮から伊勢志摩まで200km超あるからだ(現在の私鉄日本最長は近鉄の京都〜賢島間の通称京伊特急で195.2km、これでも十分長い。というかこれ近鉄の路線網だけで完結している。どんだけ広いねん)。その気になれば近鉄名古屋発山陽姫路行きの特急を運転することも可能で、もしこれが実現すれば距離にして300km近くなり大幅な記録更新になる。まあその辺りは新幹線とルートが被るので需要的にはどうかという所もあるが、もうそれくらいの夢が描けるレベルにはなっている。
いずれは団体列車だけでなく定期列車でも観光目的で設定されるのだろうか。伊勢志摩なら伊勢神宮参拝、観光需要が高いので恐らくそう遠くはないだろう。ダイヤが乱れるとお互い影響するなど苦労も多いが、長距離特急列車の運転は乗り入れの面白い部分である。

新幹線で一気に(2)

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山に囲まれた広島、斜面も住宅で埋め尽くされなかなか壮観である。
岡山停車、岡山を出たところで夕陽が沈む。姫路に停車、山陽区間もあっという間に終わりという感じだ。通過線を持つが、今やのぞみもほとんど姫路に停車する。トンネルばかりの山陽新幹線だが、姫路~西明石間だけは播州平野となるので珍しくトンネルがない。景色をまともに拝むことができるわずかな区間である。

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なんか気になる山だ。

 

 

西明石をすぎてもしばらくは平野が続くが、やがて六甲山地が迫ってきてトンネルの出入りを繰り返す。そして2つのトンネルにぴったり挟まれた箇所に新神戸駅がある。すぐ後ろは山で、地形的に熱海に似ている。通常新幹線駅は追い越しができるようになっているが、ここと熱海は上下でホーム一本ずつで追い越しができない。
新神戸ではかなり人が乗ってきた。時はお盆休み。自分は上りだが、下り方向はもう満席だろう。
長い六甲トンネルで六甲の山を抜ける。19時をすぎて外もかなり暗くなった。ゆるく右カーブして行って減速、山陽新幹線の起点新大阪に到着する。2時間強で到着した。多くの客が一斉に身支度を始める。やはり大阪、ここでおりる乗客も数多い。
きらびやかな夜景に囲まれて新大阪へ。19時15分着。関西から東京へ戻ってくる時ならそろそろ新横浜だが、今日はまだまだかかる。なんだか、もう帰ってきたような気になってしまうが、いかんいかん!増設された27番線に到着、背の高いホームドアがついている。
けたたましくベルがなって発車する。さあここからはようやくいつもの東海道区間だ。乗客は入れ替わりという感じで、やっぱり空くことはない。自分の乗っていた席の列だけ他に誰もいなかったが、他の列がほぼ埋まっていることだしまあこの先の停車駅で乗ってくるだろう。
そういえばさっきみた広島でのvs巨人戦の速報を見てみると6回に入ったところで、3ー0で巨人にリードされていた。筆者自身はまあそこまで広島、巨人とも贔屓というわけでもないですがね。

山陽道へ

播州赤穂発の列車に乗り赤穂線をさらに進む。ここからは車両も変わり、ここまで大阪近郊のネットワークということでそちらの新車が走っていたのが、ここから先は国鉄からの113系、115系などが天下を握る所である。まあ、別にそれだけならいいんですが・・・。ここ最近のカラーリングがねぇ、見事なまでに真っ黄色なんですね。少し前までは国鉄そのままの色とか、塗り替えられたにしてももう少し落ち着いた色(後で取り上げますが)とかいたんですけどね、ここ最近急に、コスト削減でしょうか、真っ黄色への塗り替えが進んだようです。しかしなんでまた黄色なんでしょうか。幸せの黄色い・・・とかあやかったんですかねw
まあ、ちょっと乗るだけなら大して気にならないでしょうが、これから岡山、広島、山口と中国地方をずっと通り越して行く訳ですから長くお世話になる訳でして。乗換駅の旅にまあ見ることになるわけですね。
相方も揃って二人げんなりしておりました。。。まあ、そんなに気にしても仕方ない話でありますが。

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ともあれ黄色い列車で出発。しかし乗ってしまえばなんてことない国鉄車両。むしろすっかり新車に変わってしまった首都圏、大阪圏から来たものにとっては、久々に昔ながらの車両に乗れて、なんだか懐かしいというか、ほっとする所もある。中国地方では当面は活躍することになるだろうか。

住宅街、工場と入り交じる地域を走る。海沿いとあって地の利があって工業地として発展しているんだろうか。
ところでさっきから戸袋の中でクモさんが上へ下へと行ったりきたりしている。よく見ると巣を張っている最中のようだった。端から見てると上へ下へと動いているようにしか見えないが、しばらくしてよーく見てみると小振りながらしっかりした巣が出来上がっていた。ついでに戸袋の中には蚊らしいのが一匹飛んでいて、早速対決と相成った。狭い中でやっとやっと逃げ回るも、クモも持ち前の糸を武器に自在に動く。何度か取っ組み合いになるが最後は力つき、御用となった。

さてそんな自然界の戦いをよそにこっちは能天気に楽しんでいる。先にも少し触れたが瀬戸内海というのはなかなか険しい所で、リアス式海岸という感じで海のそばまで崖のように山が迫っている所が多い。海近くを走っているものの相変わらず海はほとんど見えず、山々かトンネルをくぐる所が多い。ただ、沿線はそんな中を塗ってちょっと窮屈そうに工業地や小都市が続いていて、人口、乗客とも結構多い。

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ぱっと海が見えて立派なフェリーも止まっている所に出る。日生(ひなせ)、小豆島フェリーがここから出ている。

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