北陸のローカル私鉄を訪ねて~北陸鉄道浅野川線~

北陸新幹線乗車にあたって、せっかくなので金沢周辺を観光とこの辺のローカル私鉄である北陸鉄道を訪れた。
浅野川線と石川線の二つ路線で成る私鉄である。浅野川線はJR金沢駅に隣接する、北鉄金沢駅から出発、石川線は少し離れ、金沢市中心にほど近くの野町駅から出発する路線で、同じ北陸鉄道ながら直接連絡していない。
今回は浅野川線に乗車。金沢から終点までそれほど距離もなく、予定の新幹線までに行って戻って来れるのでちょうど良かった。

浅野川線は北鉄金沢駅から、浅野川沿いに日本海に向かって終点内灘まで走る路線。長さは短くわずか6.8kmしかないが、駅間が路面電車程度に短く12も駅がある。全線単線で昼間は30分に1本、地方の私鉄では標準的な運行体系と言える。短い路線ながら以前は急行が運転されており、車内に掲示された路線図には今も急行を示す赤線が引かれている(急行の名前の所はさすがに黒塗りで消されている)。
車両は、これまた地方私鉄では人気(!)の元京王井の頭線3000系を譲受した8000系である。外見上は顔と横のラインがオレンジになっているくらいであまり手は加わっていない。

北鉄金沢駅はJR金沢駅の駅前地下道と直結した地下駅。地方の私鉄で地下にある駅は珍しい。

IMG_8576

IMG_8601

 

発車するとすぐに地上に出てJRの線路群をくぐる。と思うともう次の駅、七ツ屋(ななつや)。その後も上諸江、磯部とちょこちょこ止まっていく。駅間の短い路線だ。列車はワンマン運転なので基本的に前のドアだけが開く。
金沢駅周辺の住宅街を行く。北陸の中心的な都市である金沢は人口も多いだろう。進行方向右側には浅野川が並行する。
三ツ屋で行き違いをする。駅間が短く本数も少ないということか、行き違いのできる駅は少なくほとんどの駅がホームと線路一本ずつしかない小さなものである。
地方では未だ現役の電鈴式の踏切がある。
大河端、北間と過ぎ、左に急カーブして、蚊爪(かがつめ)。読みづらい上に駅名に「蚊」の字が入ることも珍しい。
鉄橋で大野川を渡るがここで列車は徐行運転になる。見ていると確かに速度制限15km/hと書いてある。なんだろうか。川の向こうは河北潟で、電車もゆっくりなので日本海近くの風景をゆっくり楽しめる。この路線のハイライト的なシーンだ。

IMG_8597

IMG_8580

 

渡ってすぐ最後の駅粟ヶ崎、その後終点内灘に到着。
住宅街の中にある特にそれといった特徴もない駅だが、少し歩くと日本海に出る。確かに潮風を顔に感じられた。

IMG_8588

IMG_8592

IMG_8584

北陸新幹線初乗車(1)

ネタが色々あって整理しないといかんな…。
大阪にいたころ、開業から一週間の北陸新幹線に乗る機会があった。
もともとすぐに乗るつもりなどなかったのだが、ひょんなことから切符を頂いてしまい、行くことになってしまった。どこかで売ればいいじゃんとか言われそうだが、まあせっかくいただいたことですし、席まで指定してあるしw

普段なら東京からそのまま新幹線に乗るだけ、なのだが大阪にいるもんだから新幹線に乗るまでが長い…。

まずは特急サンダーバードで金沢へ向かう。ああ、北陸新幹線が大阪まで全通すればこんなことはないがw
大阪駅8時10分のサンダーバード、1週間前に切符を買いに行ったが指定席はすでに満席、やむなく自由席の特急券を買った。しかしバタバタして発車10分前にホームについたが案の定ホームの乗車口には自由席狙いの長蛇の列!帰省ラッシュの新幹線かと思うほど。こんな時期にこんなに混むとは考えにくく、これはもう明らかに新幹線狙いとしか思えない!

IMG_8487

 

駅ホームは長い列だったが乗ってしまうと席数が多いのか意外とそうでもなく、窓側の席に陣取れたし、席も全部は埋まらなかった。
まずは東海道線(JR京都線)を走り、新大阪、京都と停車する。東京からはるばるやってくるはずの京都が、まるで横浜みたいに近いのは本当に慣れない感じだ。
山科からは湖西線に入り北陸地方を目指す。文字通り琵琶湖の西岸部を通り、関西と北陸をショートカットする路線である。もともとは東海道線しかなかったので米原まで行って北陸本線に入るルートだったが、湖西線が出来てからはほとんどの特急が同線を通っている。この路線を通るのも初めてだ。比較的新しい路線で全線立体化され、西側には比良連峰も拝め、美しい。

IMG_8503

 

近江塩津で北陸本線に合流し、柳ケ瀬トンネルで福井県入り、一気に日本海側に出て敦賀に着く。北陸地方に入った。中心部の金沢、富山あたりはそれなりに距離があるものの、福井あたりにちょっと足を踏み入れる程度のことなら、関西からだと断然近い。関西と北陸の結びつきが強いのも頷ける気がする。

敦賀を出ると長大な北陸トンネルを抜ける。全体的に険しい北陸地方だが福井県内は特に険しく先の柳ケ瀬トンネルなど難所が続く。
福井県に入るとまだ雪が普通に残っていた。時は3月、所によってはまだそんなところだろう。

IMG_8510

 

石川県に入り、小松を過ぎるともうすぐ金沢。途中、新幹線の白山車両基地が見え、そこから先は新幹線の高架線がべったり並走する。金沢はまだだが早くも車内は新幹線ムードで盛り上がり始める。

速度もゆっくりになって犀川を渡り、終着駅金沢に到着。

IMG_8518

 

駅に降りるやすっかりお祭り騒ぎ。なんせ人が多すぎて普通に歩くのも難儀だ。係員も総出で対応している。そしてコンコースには長い列。何かと思ったら入場券を係員が手売りしていてそれの待ち列であった。いつの時代も新しいものの開業というのはその地に夢を持たらすものですなぁ(笑)

IMG_8526

IMG_8527

3月14日の春のダイヤ改正で開業した北陸新幹線。しかしキャッチコピーがうますぎるなぁ…。

乗る列車は指定されていて遅めの時間だったし、せっかく金沢に来たので少しぶらりとしていく。ちょうどお昼になったので市内に出て昼食を取り、兼六園へ。普通の土曜日だが新幹線効果もあってかやはりなんとなく、人が多いような…。

IMG_8549

IMG_8562

 

そしてついに待ちに待った新幹線へ!
おおおっ、話題の車両!
「和」をテーマにしたというデザイン。ホワイトを基調にブラウンとブルーという塗装。スピードが第一にイメージされる新幹線に果たしてそのようなデザインは合うのか、とも最初は思えたが、実際現地で見てみるとそあまり違和感なく、コンセプトをよく出しているような印象で、意外と合っているなと思えた。あくまでベースの色は他の新幹線と同じようにホワイトで、アクセント的に他の色を織り込んでいるのが、割と自然な感じがしてすんなり受け入れられたのかもしれない。うむ、なんだか新しい文化を象徴する香りがするのぅ。しかしデザインのセンスって本当に繊細ですね…。色をどこに配置するかで印象は大きく変わってしまいますね。

IMG_8610

 

ノーズは大きく、ブルーを基調に塗装されている。ちょっと近未来的で、こちらは新幹線らしさをよく出していると思う。確かにこちらでブラウンを基調にしても、新幹線としてはいまいちパッとしないかもしれない。

IMG_8616

 

さて、折り返しの清掃が終わり、乗り込むとしよう。
指定席はレッドを基調とした座席。普通の指定席なのだが、なんだか気高い感じがするぞ。大阪行きですっかり東海道新幹線に乗り慣れてしまったが、あちらはどうにもエコノミーっていう感じが…。
ちなみに、全ての席にコンセントが確保されている。東海道にもあるもののあちらは窓側の席にしかないので、これは有難い!

IMG_8619

車内外ともに喧噪に囲まれながら金沢駅を後にする。

北陸方面

写真整理してたらもう10年前のものになるが北陸方面の写真。もともとほとんど行くところのない地域ですしにわかには実感の湧かない話ですが来年には金沢まで新幹線が開業、並行在来線になる金沢以東の北陸本線は第三セクター化されてなくなっちまうんですな~!そうものすごく遠い所でもないし、また出かけてみるかな~!

100_0141

475系?(たぶん、あまり詳しくないもんで)
少し前までは413系や食パンこと419系と併せて北陸本線普通列車をほぼ全面的にカバーしてました。今や223系似の新型521系に押されて活躍範囲は大幅に縮小されているようですね。元をただせば急行型車両。まあ長野地区の169系など地方では普通列車への使用は珍しくない話とはいえ、大都会に住む者にとってはやはり贅沢なと思ってしまいますね。
ちなみにこの写真は高架化工事まっただ中だった福井駅です。この少しあとに高架化されて車両ともども様変わりしてます。

100_0179

こちらは七尾線の415系。北陸本線の津幡から和倉温泉へ向かう能登半島を走る路線。途中金沢~津幡間は北陸本線に乗り入れます。七尾線含め、金沢より東にある北陸本線の支線区は、新幹線開業後も第三セクターにはならずJR西日本が引き続き管轄することになっています。大糸線の非電化区間なんかも結局そうなるようです。こちらは北陸本線金沢から相当離れてかなりの「飛び地」になってしまいます。