南海フェリーで四国へ(2)

和歌山港から南海フェリーに乗った今回の旅、2時間かけて徳島へ向かう。

淡路島を見ながら進む。
雲行きがあやしい。ポツポツくる。まあこの空模様ならそこまでひどくならないだろうが。
ちなみにソフトバンクは、圏外だすw

   
 

徳島港が見えてきた。

  
 

徳島港に到着、時刻表では10時35分着のはずだったが、時計を見るとまだ25分。10分ほど早く到着したようだ。

どかっと人がおります。
ここでの鉄道連絡はなく交通機関は基本的にバスとなる。かつては国鉄線が連絡していたが廃止されてしまった。ということでバス乗り場は長蛇の列、さあこれは何台待って乗れるだろうかというレベルだ。
徳島駅などがある市の中心部へは2kmくらいなので、歩いて行けないこともない。
ということで、迷わず歩く!(おい)
まあ、その方が楽しいっすけどね・・・。

   
 

30分少々あるいて徳島駅前にやってきた。ちょうどお昼時ということで徳島ラーメンでも、と思ったが、人気なんですかね。そちらも行列だす。時間も限られている日帰りの旅、迷った末に讃岐うどんを食べに香川に行くことにした。徳島の皆さん、ごめんなさい。。。

  
ということで徳島駅から高徳線の特急『うずしお』に乗車。二度目の高徳線、吉野川を渡って山の方へ。山が多いのが四国らしい。

途中、行き違いのために停車した阿波大宮で、下の特急が5分遅れているので車で停車するという放送。徳島駅や車内を含めて詳細は全く聞いてなかったが、その後たまたまニュースを見てびっくりしたのは高徳線でこの日の朝に、普通列車が大量発生した毛虫を踏んで、体内から出た脂で車輪が空転してしまい走行できなくなるトラブルがあったということだ。そのせいだろうか。しかし虫とはやっかいなものだ。

香川県にでて三本松に停車、サザンの時もそうだったが相変わらずうたた寝している。このところ、まじで疲れたしなぁ。
志度を過ぎて屋島を見ながら高松市街へ。久しぶりだ。
高松に到着、遅いお昼になった。前にも入った駅前のめりけんやで、さぬきうどんを食す。肉うどん特盛にてんぷら3個と奮発、東京でうどんをこんなに食うこともないな。まあ今は丸亀製麺とかも展開してるから割と気軽にうどんを食べられるようになってきていると思うが。

  
うどんを食した後は観光も兼ねて、まだ全部乗っていない琴電琴平線に乗るべく高松築港駅へ。

最終目的地は琴平の金刀比羅宮だが、まずは栗林公園を散策。前にも一度きているが、山がすぐ後ろに控える構図はなかなか綺麗だ。

   
   

  
栗林公園から先は初めて乗る。
先ほど海上でも少し降ったが栗林公園散策の頃からまた降り出した。弱い雨だからまだいいが。
雨の中を走る琴電、前は水滴でびっしり。
2両編成ではあるが座席は全て埋まっていて立ってる人もいる。メイン路線ということもあるのか、あるいは金刀比羅宮への参拝客か、それなりに乗っている。
仏生山、車庫があり各車両が止まっている。各鉄道から譲渡された年代物の車両たちが並ぶ地方私鉄の車庫、それを見るのも面白い。

  
香川らしく、とんがり山が増えてきた。香川県は本当に、わかりやすいほどのとんがり山とか、屋島のような特徴的な山とかが多い。
円座あたりからは国道32号が進路右に並行してくるようになる。香川県高松市と高知市と、県庁所在地同士を結ぶ国道である。考えたら琴電のとっているこのルートの方が高松から高知へ向かうには近い。JRで行くと予讃線を多度津まで行き、そこから土讃線に入るルートしかないが、特急など速いからあまり気にならないものの実のところ遠回りしている。もっとも今は高速があるから律儀に国道で行くことはないだろうが。

綾川町に入る。さぬきうどん発祥の地らしい。確かにうどん屋の本店らしいのを国道沿いに見たりする。でもイオンモールも負けないくらい目立っている。
滝宮、折り返し便の設定があるのでそこそこ広い。駅前に、森永ホモ牛乳!
昔の年代の人はまあ見慣れているだろうしあまり気にしないだろうけど、我々若い世代はまあ昔からの牛乳屋さんに出くわさない限り滅多に見ることがない。

雨が少し強くなってきた。並行する国道32号も車が多い。
岡田では綾川町のPR電車と行き違う。
琴平に近づいてきて、金刀比羅宮のある象頭山が見え始める。最後の駅、榎井を過ぎ、激しい縦揺れを起こして走るwローカル線ならでは、っていう感じだがちょっとひどいな。。。
JR土讃線をくぐり、左にカーブして終点琴電琴平。この日はなんと卒寿を迎えたかつての車両がお披露目されていた。ホームに普通に停車していて、高松築港行きとして営業運転されるようだ。琴電ならではのイベント。

   
 
   
 

というわけで今回も金刀比羅宮を参拝。四国に来たっていう感じがするなぁ。

帰りは土讃線の特急南紀で岡山、そこから新幹線で帰路へ。駆け足的だったけど満足。

金刀比羅宮へ

琴平駅で降りて金刀比羅宮へ向かう。駅から商店街を少し歩いて参道へ向かう。金刀比羅宮は象頭山の中腹に位置する神社で、長い石段で有名。登山スタイルではないが、実質登山!御本宮まで785段の石段が続く。

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表参道に入る。土産屋や食事処がひしめき合い店頭のおばちゃんの声が絶えない。リックを重たそうに背負って歩いておれば「そんな重いのしょって…」と、もれなくお声を掛けていただけるはずですよ…www

 

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ほどなくして石段の一段目にかかる。この先も踊場を挟みながら石段が続く。踊場に当たる所には土産屋が軒を連ねる。休憩していくのもよかろう。

 

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少し登ってきた所、まだ向うのビルが同じくらいの高さだし回りもさして見えないが…

 

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なおも石段を登り、ふと振り返ればこんな高さになっていて驚く…。眼下に平野が広がる。このあたりで大門の近くになるが、大門まででもまだ365段だそうで…。この先平坦な所を挟みながらなおも登る。

 

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ようやくたどりついた。この先なおも登って奥宮もあるが、今回は御本宮までにする。

 

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讃岐平野が一望できる。天気もいいし、爽快だ!山に囲まれた平野、特徴的な山が多い。画面左、讃岐富士が見える。形がそっくりだ。

ちなみに東京タワーで展望台まで階段で登るのは約600段。ここが行ければ、東京タワーも歩いて登れる…。

 

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冬の四国地方、2014年は全国的に記録的な大雪になった。天気は良かったものの山上には雪がしっかり残っていた。

琴平にて

四国の旅、多度津で二度目の土讃線に乗り換えて琴平へやってきた。土讃線の初乗車時、高知の観光を優先したため時間と行程の都合上入れることが叶わなかった琴平下車、金刀比羅宮(こんぴら)詣でがようやく出来ることになった。もっとも、この日の行程は松山から徳島県は阿南まで行くというものであり、四国の西から東へ一気にワープするというもので、距離にしたら300km近いものであった。が、前日が本数の極端に少ない予土線が入り行程に苦心したのと違い、ほとんど主要幹線のルートで特急で通せたことがとても大きく、時間の捻出が可能になった。ってなんだかまるで特急宣伝のキャッチコピーみたいな文章になってしまったが。当たり前のことながらも、普段普通列車主体の旅が多いだけに改めて特急の威力ってのはでかいと思い知る。
もっとも、既に午後に入りこの時まだ冬場だったとあって明るい時間はもう限られている。実の所、当初は多度津で土讃線に乗り換えずに特急をそのまま高松まで乗り、高松築港から琴電琴平線で琴平を目指すことで琴電の全線完乗も一挙に達成する目論見であったが、それでは徳島へ着くのが遅くなってしまうことから諦めた。琴電もすっかり好きになったものだが、ここはまたの楽しみにとっておく。

さて、降り立った琴平駅。琴平町、金刀比羅宮の玄関口となる駅。昔ながらのムード漂う駅だが立派な造り。「ようこそ琴平駅へ」のフレーズと、金刀比羅宮ゆかりと思しき、○の中に見たことのない不思議な字の入ったマークがつけられた改札に出迎えられる(調べてみた所「金」の字の違う字体のようで。多分金刀比羅宮でしか見られないもの?)。でもって、お約束のアンパンマンもしっかり出迎えに上がっているのですね…。今日も琴平の上空をパトロール、でもしているのでしょうか…。構内には『かまど』と並んで香川名物の『灸まん』の看板も目立ちます。

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琴平駅前。大きな看板が目立つ。ちょっとレトロな洋風駅舎。多度津もそうだったがここにも機関車の動輪があった!

 

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動輪の主はシゴハチことC58機関車。1938年から登場しハチロクよりも後輩、こちらも全国的に活躍した。今も363号機が秩父鉄道のSL『パレオエクスプレス』に使用されているほか、2014年から東日本大震災復興の後押しに、岩手県内は盛岡市の岩手県営交通公園に静態保存されていた239号機が整備されて復活、釜石線で『SL銀河』として運行を開始したのも印象的なことである。持ち前の存在感のある勇ましい走りで日本を永く支えてきたSL、無煙化や電化、新幹線と鉄道も発展を遂げ本来の使命を終えつつはありますが、これからも夢を与え続ける存在であってほしいものです。

 

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駅を出て少し行くと琴電琴平線の琴平駅がある。その名の通り琴平を目指した路線でここが終点。JR琴平駅に比べると駅舎がきれいだが、1988年に改築されたものだそうだ。駅前には美しい川が流れている。

特急『しおかぜ』で松山から多度津へ

四国の旅、今回は予讃線の特急『しおかぜ』で松山を後にする。電化区間の少ないJR四国、ここまで気動車が続いたがここで久々に電車特急に乗る。やっぱり静かだ。ちょうどお昼になるので松山駅で穴子ずしを買っておいた。
しばらくは松山の町をいき、昨日乗った伊予鉄道高浜線も見るが、じき海沿いに出る。

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船や島々がよく見える。石油工場群も抜ける。瀬戸内が工業地帯であることを思い起こさせる。
波止浜通過、橋が見える。しまなみ街道か。
ほどなくして、タオルで名高い今治に停車。2面3線の高架駅。バリィさんとは松山駅でご挨拶してきた。

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海を離れ山側へ入っていく。並行する道路にタオル美術館の看板!美術館にまでなるとは…。
しかしさっきから見てるとデッキドアはセンサー悪いのか、自動ドアなのに車体傾く時や揺れた時などに勝手にあいている。
石鎚山で運転停車、通過する下り特急と交換する。予讃線は本数がかなり多いが、それでも香川県内を除き大半が単線である。発車後すぐに伊予西条に停車する。ここで行き違いはできなかったか。眠くなりうたたねしてしまった。新居浜停車。貨車止まっている。
列車は8両編成だが。自分の乗った5号車10人くらいしか乗っていない。

遠く山裾に街が広がっている。
なんか急に小刻みな縦揺れが激しくなってきた。でもってまたデッキドアが勝手に開く。
伊予三島、川之江と停車していく。川之江は愛媛県最後の駅。
また海沿いを行く。次の箕浦までの間にトンネルを一つだけ通るがちょうどそこが県境。鳥越トンネルという。県境であることを感じさせないような短いトンネルだが、かつて非電化だった頃のサイズのままで電化されているトンネルのため高さ制限が設けられており、快速『マリンライナー』に使用される5000系など一部の車両はここを通過できず愛媛県内に進入できない。

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香川県に戻ってきた!別に自分ちでもゆかりがあるでもないが…。それに、もうなんか一回りした気になる。でもこれから徳島へ行ってはじめて達成なので、まだなのだが。
観音寺停車、香川県西部の主要駅で普通・快速は高松方面への折り返し便がある。113系が止まっている。しかし見ていると多度津以西電化区間の普通は大半が7000系だ。ワンマン対応も理由だろう。
讃岐の平野を走り、また海沿いに出て土讃線が合流し、多度津に到着。ここから先琴平で降りてこんぴらさん詣での後、阿波池田経由で徳島へ向かうために二度目の土讃線乗車となる。

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四国鉄道発祥の地、とある。四国の鉄道網は明治22年、讃岐鉄道がこの駅を含む丸亀~琴平間で営業開始したのが始まり。当初はここで本州へ向かう航路と接続していた。かつて四国の地を走っていた8620形(通称ハチロク)蒸気機関車の動輪が記念物として駅前に保存されている。

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そのハチロクの一員である、58685号が駅からすぐの場所に保存されている。ハチロクは日本の鉄道開業当初の海外から輸入された蒸気機関車を参考にし、初の国産の蒸気機関車として設計開発されたという、日本鉄道史にとっても意義深い機関車である。実に700両近い数が製造され全国で活躍した。ちなみに東京は青梅鉄道公園に、トップナンバーの8620号が保存されている。

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特急『南風』で高知へ(1)

宇多津から特急『南風』で高知へと向かった。丸亀の先で高架をおりあっという間に多度津、
車掌アナウンスが四国訛りで面白い。
多度津から左カーブして土讃線に入る。しかし、速い速い。

山並みが迫ってくる。昨日から見ているがこのあたりの山は形がどれも特徴的で面白い。たいがいとんがっていてなだらかなのは少ない。成立過程によるものだろうか。
弘法大師ゆかりの善通寺、こんぴらさんで有名な琴平と過ぎていく。

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ここからは非電化区間になる。町を外れて田園広がり、気持ちの良い風景。狭い地形になってきて山越えムードがし始める。
結構カーブするが、振り子車体のためかスピードは極端に落ちない。その変わり傾きが大きいが。讃岐財田の先でトンネル連続区間に入り、進行方向左は完全に崖になった。高知の重要幹線である土讃線だが、電化されているのは今も香川県内の多度津~琴平間だけ。琴平から先は高知に入るまで山間部が続き特急以外の利用客が少なくなるのと、トンネルが非電化時代の規格のままということが影響しているようだ。なおこれより先徳島県に入る。
やがて車窓下の方に山に囲まれた町が見えてくる。三好市の市街地である。思わず飯田線の水窪あたりが一瞬想起されるが、かなり規模が大きい。土讃線はちょうど街を回り込むようにU字型に走っており、山を降りてくるとU字にカーブして徳島自動車道と共に吉野川を渡る。渡った先で徳島線と合流する。合流した地点には佃駅があるが両線とも特急列車は通過し、一つ土讃線を走って阿波池田に停車するためそちらが実質的な乗換駅になっている。このため土讃線と徳島線の乗継では佃~阿波池田間で区間外乗車が認められている。

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阿波池田は三好市の中心駅、徳島線との接続駅ということもあり結構な乗客がある。徳島線の特急『むろと』と接続し乗車があった。ちなみに地図を見るとこのあたりの地名、「池田町ハヤシ」、「池田町イケミナミ」、「池田町トウリン」など、どういうわけかカタカナ地名が並んでいる。極めつけは駅周辺の地名で「池田町サラダ」、思わず首を傾げたくなる。
いくら市街地とはいえ周囲は完全に四方八方、山であり阿波池田を出るとすぐにまたトンネルに突入する。吉野川の右岸を走る。速度はある程度出ているものの沿線は険しく、川も渓谷という感じになってくる。

宇多津にて

朝の予讃線宇多津駅にて。特急『南風』を待つ間に往来する列車を眺める。

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121系、快速『サンポート』

 

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121系のワンマン化改造編成。帯色が変更され、登場当初の赤色に戻されている。

 

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113系。JR東日本からやってきたもので編成ごとに塗装が違っている。なおこの編成は『瀬戸内国際芸術祭』の作品のひとつとして写真家の荒木経惟氏の手でラッピングされた「アラーキー列車」。芸術祭の作品ということで期間限定の運行。これはラッキーだったかもしれない。

 

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お目当ての2000系気動車『南風』、岡山発だがここで高松発の『しまんと』2両を連結して5両編成で土讃線、高知方面へ向かう。

 

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岡山寄り先頭車の貫通扉が開けられ、連結準備。

 

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高松からの『しまんと』が入線。さて、今日はこやつで高知入りするぞ。

121系の車両紹介はこちら

2000系の車両紹介はこちら

琴電志度線(3)

八栗に戻り、ふたたびことでんで瓦町へと移動する。
夕刻になってあたりはだんだん暗くなる。屋島を過ぎる。遠くにビル街見え始める。

高松の市街地に入り、車窓が賑やかになってくる。春日川あたりでは屋島が邪魔されずに見える。

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しかしよく川を渡る。それも低い鉄橋で。鶴見線に似ている。
急なs字カーブで徐行、松島二丁目。
ゆっくり走ってすぐ今橋、かつての軌道線そのままみたいな感じだ。左急カーブして終点瓦町。前にも書いたが琴平線、長尾線とは線路繋がっておらず、遠く離れた志度線専用ホームに着く。琴平線、長尾線への通路は長く動く歩道もある。

この時間にやってるうどん屋ないかと少し瓦町をうろつくが、見つけられず高松築港行きに乗ってこの日の宿へ向かった。これでとりあえず志度線も完乗だ。

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琴電志度線(2)

五剣山(八栗山)が見えてきた。山の中央に岩肌の露出した峰が突き出ているという異様な外観をしている。名前はそこからついたようだ。

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五剣山登山のため八栗で途中下車する。
ちなみにことでんでは普通乗車券に限り本当に「途中下車」ができる。途中下車可能な駅は指定され、かつ指定駅が購入したきっぷと同じ金額のエリアにある場合は途中下車不可、という条件になっている。ここ八栗も途中下車指定駅である。

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五剣山には登山口から八栗ケーブルが運行されているが、登山口に向かう公共交通はなく、タクシーに乗るか20分程歩く必要がある。登山のスタート地点である割に、駅は小規模だし駅前広場やバス乗り場も一切ない。
駅舎から延びる道を進み、突き当りを右に曲がる。一帯には源平の屋島の合戦の史跡が点在する。こちらは平家の総門跡。

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総門前を過ぎて右に曲がる。県道の交差点の所に公園・資料館の案内とともに「八栗ケーブルのりば」の案内。しかしここからだいぶある。それも、上りが・・・。

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県道なので歩きやすいが、ひたすら上りが続く。振り返ると町を見下ろせるくらいになってきた。はあはあ…。

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やっとのことで山上、ではなくて登山口に到着…。立派なつくりの駅で広々としているのだが、本当にバスなど何もいない。徒歩がきつければ自家用車かタクシーを使うしかない。自家用車で来る人は多いのか駅前は駐車場になっている。

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ということでやっとケーブルカーに乗り込む。山上には四国八十八箇所第八十五番札所の八栗寺がある。行けるのはお寺の所までで、山頂(岩場)へは危険なので行くことはできない。

 

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ケーブルから眺めた屋島。行ってみたかったが今回はそこまで時間がないので、またの機会に。

 

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八栗山上駅。出たところは八栗寺の境内になっている。本来は下から登山するようにたどってくるため、駅から本堂へは少し離れている。

 

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岩山をバックに展開する八栗寺、よくこんなところにお寺があるというような景観だ。まあ、東京の高尾山も山上にお寺があるが、こちらはちょっと地形が厳しい。古来からの山信仰というのが、大変よくわかる景観。山頂の峰々も、自然のダイナミズムを感じられる。ちなみに五剣山という通りかつては本当に峰が五つあったそうだが、一つ崩壊して現在に至っているらしい。

 

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お寺からの眺め。

 

すっかり日暮れになった。さ、ことでんで夜の瓦町へ繰り出すとしよう(笑)。

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琴電志度線(1)

琴電三路線の結節点瓦町から、志度街道・JR高徳線に並行するように琴電志度(旧志度町、現さぬき市)へ向かう路線。
沿線は高松近郊で都市化、宅地化されているが、屋島、八栗山といった主要な観光名所も複数抱えている。高松市内~志度間の交通では最も海側を通り、観光地も海側に集中していることからアクセスも良い。JR高徳線が瓦町近くの栗林~志度間で全線に渡り並行しており競合関係にあるが、速度では負けるものの運行本数の多さ、駅の多さでは琴電に軍配が上がる。JRは30分、下手すれば1時間来ないが琴電は20分に1本運行されている(ただしJRも屋島には特急が停車するので遠路からの観光には使えないことはない)。また四国八十八箇所関連では屋島、八栗とも札所があるほか、終点の志度にも志度寺がある。屋島はその景観の特異性もあり香川のシンボルとしても名高い。かつては琴電屋島駅で降りて屋島ケーブルで山上へ行けたが、2004年に運行休止、翌年廃止された。現在はJR・琴電両屋島駅と、山上とを結ぶシャトルバスが交通手段となっている。
琴平線・長尾線が18m車まで入線可能なのに対し、志度線は16mまでしか対応できず小型車しか入線できない。元京急1000系や京王5000系など18m車が多い琴平線・長尾線に対し、志度線は2014年2月現在全車が元名古屋市営地下鉄の小型車となっている。近年に長尾線が改良されて対応サイズが琴平線と揃えられたが、志度線については当面その計画はないようである。

 

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JR志度駅で降りて琴電志度駅へ向かう。志度街道を挟んですぐの所、上写真の看板の下の電話マークがある建物が駅舎、志度寺まで700mの所にある(こうしてみると寺がメイン、駅がおまけの扱いになっているかのよう・・・)。同じ並びの建物に紛れて目立たず、この看板がなければ通り過ぎてしまいそうである。ちょうど道路にぶち当たる形で線路が終わっている。駅舎側から見ると構内は単線に見えるが、実際は写真奥のホーム瓦町寄りの右側には線路が敷かれており2列車発着できる。

 

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駅舎。明るく塗装されているが、松本清張のドラマにでも出てきそうな雰囲気。

 

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元名古屋市営の600形3両編成が入線。長尾線はちょっと寂しい感じがしたが、志度線は志度自体が結構な町だし沿線も総じて賑わっているようで、乗客は多いようだ。ダイヤの都合で折り返し時間は短く、すぐに発車してしまった。志度線は3両編成が多いが、線路2本あるうちのもう一方の乗り場は2両までしか入れず実際にはほとんど使われない。

 

志度を出て一つ目の原を過ぎるとダイナミックな車窓が展開する。右手に志度湾が間近に広がるのだ。海沿いの鉄道はそう珍しくないし、関東でも江ノ電が湘南の海を行くものの、さすがにこんなところまで走る路線はなかなかない。まるで電車で砂浜を行っているような、手を伸ばしたら届きそうな感覚!観光客と思しき人々が次々にシャッターを切っていた。これは車窓だけでも十分見ごたえがある。

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近隣には撮影できそうな場所もあるようで、志度線の写真にも海をからめた写真が多い。機会があれば一度撮ってみたいものだ。

琴電長尾線

瓦町で琴平線と分かれて南東方向へ向かい、路線名になっている長尾まで向かう路線。長尾駅のある所はかつては長尾町だったが、2002年にいわゆる平成の大合併で近隣の4町と合併し「さぬき市」になっている。高松近郊ということで通勤・通学がメインだが、終点長尾駅はすぐ近くに四国八十八箇所霊場、第八十七番札所の長尾寺があることから、お遍路さんの足としても使える路線である。また長尾寺から南へ、山の方へ入っていくと最後の第八十八番札所、大窪寺に行き着ける。もっとも第八十六番札所が志度寺であることから、順番通りに行くとすれば行程的には高松からまず東へ向かい、志度から南下してくることにはなろうが。

起点の瓦町駅。琴平線の所でも少し触れたが当初コトデンそごう、後に高松天満屋が入る綺麗な駅ビルを持つ。かつては上から見ると十角形に見えるユニークで年季の入った駅舎が特徴的だったが、すっかり現代的な駅ビルに取って代わられてしまった。
琴電の三路線(琴平線、長尾線、志度線)が接続する唯一の駅であり、高松都心部ということもあり乗客数は最も多い。長尾線は高松築港からここまで2駅だけ琴平線に乗り入れる。志度線はかつて高松築港まで乗り入れていたが、後に構内が改良された際に、離れた場所に独立したホームが設置されてそちらに発着するようになったため、現在は完全に分断されている。
トイレに行くのにコンコースを歩いているとどこかで聞いたような歌が。もはや日本全国巻き込んでるフォーチュンクッキー!

 

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瓦町駅。夕刻の写真になってしまった。天満屋が入る、と書いたものの(その時は特に気にしなかったんだが)写真をよく見てみると「閉店売りつくし」と垂れ幕がかかっている。残念ながら2014年3月で閉店してしまうらしい。初代のそごうに次ぎ、大型テナント二度目の撤退となるのか…厳しいものだ。

元京急1000形の、1300形の2両編成に乗り込む。元京急車がやたら多い。
長尾線は全線単線で、起点の瓦町駅構内でも行き違いできず上下同じホームに発着する。左カーブし徐行で進む。乗車率は座席半分埋まるくらいか。交換駅の花園。
前方に高徳線が渡っており、特急が通過するのが見えた。速度少し乗ってきて60キロくらい出した。
郊外になって少し時代がかったような町になり林道(はやしみち)。さっきから左手には道路並行している。
古い家並みの中を行き、元山。田畑が増える。
高松自動車道の高架が見えてくる。徐行で春日川を渡り、線路も高架になり水田(みずた)。現状、琴電では唯一の高架駅である。高松付近も高架化計画があったが、頓挫しているようだ。行き違いの列車が「おーいお茶」のラッピングをされていた。
上を走る高速、下の国道と交差するが、どちらも車の姿がほとんどない…。

駅付近で時々みる小さな踏切がかわいい。少しずつ降りる人がでて乗客減る。1両10人くらいずつ。
農学部前では出入り口のある2両目の客が何人か降り、ほとんどいなくなった。香川大学農学部の最寄り駅。
駅間が短く、次の駅に割とすぐ着いてしまう。読みの難しい公文明(くもんみょう)を過ぎ、直線を進みすぐ終点長尾に着く。

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長尾駅と停車する1300形。構内も単線で一列車しか進入できない。そういえば琴電は路線のカラーが決められていて、駅の案内板や車両の塗装に使われている。琴平線は黄色、長尾線は緑、志度線は赤となっている。

 

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ずらりと並ぶ名所案内。いろいろあるようだがやはり先頭は長尾寺。

 

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ちょっとモダンな匂いのする洋風建築の駅舎

 

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駅を出て左へ少し歩くと長尾寺。平日だったためか、参拝者は少なかったようだ。
しかしさすがは四国、寺の近隣に来るときっちり案内が出ているのを目にする。

 

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境内にあった、大窪寺まで16.5キロ。長い。
いや、四国中を回ってきた身にとっては小さな距離かもしれないが。