東急世田谷線(7)

世田谷線の旅も最終回、終点下高井戸駅へ向かいます。それでは松原駅からスタート。

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松原駅手前から都道が並行しているため、かなり広々とした印象です。道の狭い住宅街の中を走ることの多い世田谷線の中でも、相当びのびした感じの場所です。傍らには公園もあります。

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しかし駅間の短い世田谷線、また少し歩くと線路沿いの道がなくなってしまいます。典型的な世田谷の風景に戻ったように家並みの間を通り抜けて、左に急カーブすると終点下高井戸駅です。

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松原で追い越されたピンクの電車が、三軒茶屋へ向けて折り返していきました。下高井戸駅も単線なので、着くと数分のうちに折り返し便として発車せねばなりません。意外とせわしないものです。

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下高井戸駅

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というわけで終点下高井戸駅に到着、京王線との接続駅です。
京王線は各停と快速が停車します。京王線の駅舎は橋上駅舎になって改札口が2階になったため、乗り換えには登り降りが必須です。ことに京王線下りホームは世田谷線ホームと完全に隣り合わせですが柵でシャットアウトされており、乗り換えはやっぱり一旦2階に上がらなくてはなりません。九段下の壁もなくなった訳だし(事業者が違うか・・・)なんとかなりませんかね・・・。
駅西側の踏切の通りは駅を挟んで商店街になっており、踏切のすぐ北側には下高井戸駅前市場があります。マンモス商店街というにはちょっと惜しいかもしれませんが、日を問わず、かなり人が集まってきます。ちなみにその道を南側(踏切の反対側)へ行くと日大にぶちあたります。そちらの利用もあってか駅の乗降は多いです。
というわけで今日も賑わう下高井戸駅からお別れです、さようなら〜!

東急世田谷線(6)

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宮の坂〜山下間にて。のんびり走る世田谷線を、今日もお楽しみ下さい!

 

山下駅
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山下まできた。小田急線豪徳寺駅と交差するところにあり、通路で繋がってはいないものの乗り換えることができる。

 

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駅を出てすぐの踏切。上は小田急線豪徳寺駅。各駅停車と区間準急しか止まらない駅だが、周辺は商店街が広がっており賑わっている。区間準急は新宿、代々木上原、下北沢、梅ヶ丘から先の各駅に止まる。まあ実質各駅停車みたいなもんである。だが豪徳寺は梅ヶ丘の次ということで新宿から4個目ということになるので、実は結構新宿まで早く行けたりする。それなりの効用はあるか。

 

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山下〜松原間、赤堤通りの踏切。タイミング悪く、切れた。このあたりは線路伝いに下高井戸まで道が並行している。

 

松原駅
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というわけで松原駅。
松原とは世田谷区北部の地名で結構広い地域だが、筆者の印象としてはどうも駅でいうと少しややこしく、地名と駅名がいま一つ一致していないような感じのする地域である。北側の1丁目、2丁目あたりに京王線・井の頭線の明大前駅、北西端の3丁目に下高井戸駅、西側4丁目あたりに世田谷線の松原駅、東側5丁目あたりに井の頭線の東松原駅があり、4駅が松原地域を囲むように存在している。
一応主要な駅としては京王線の明大前になり、文字通りの明治大学や日本学園などの学校、井の頭線が交差していることもあり駅周辺も賑わっているため、見た目中心のような感じになっている。一方で、本家(?)の松原を名乗るこちらの松原駅は、駅周辺こそスーパーやマンションなどあってある程度駅前の雰囲気はあるものの、率直な所、なんだか損しているような気もしなくもない。井の頭線には明大前の次に東松原駅があるが、そちらも各駅停車しか止まらないし・・・。実はかつては京王線の駅が「松原駅」を名乗っていたというが、近隣に明治大が来るということで、明大前に改称されたそうである(当時、世田谷線に松原駅はなかったらしい)。少し惜しい所だが、大学の名前が出てきてはまあ敵わない。

東急世田谷線(5)

宮の坂駅

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上町でほぼ直角に曲がって西から北に向きを変えると宮の坂。隣の山下では小田急線の豪徳寺と接続しているが、その豪徳寺へは鉄道駅としてはここ宮の坂が一番近い。もっとも世田谷線は駅間が短いので、散策がてら小田急線豪徳寺から歩くのももちろんいい。

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駅前、下高井戸行きホームの横には世田谷区の宮坂区民センターがあるが、そこには江の電601号が保存されている。かつての玉電を走行した車両で、後に江ノ島電鉄に譲渡され第二の人生を送ったが、そちらでの車両の世代交代により引退したという。

 

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車内にも立ち入ることが出来る。子供達の格好の遊び場にもなっているようだ。今日も子供達は電車ごっこで元気に遊ぶ。やはり子供にとって身近に憧れるものといえばまず電車なのだろう。その影響力は今も強い。

 

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豪徳寺は駅前の道路を東へ少し歩いた所、道路に面して参道の入口があり看板が立っている。ちょっと散策してみよう。

 

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境内は相当広い。まるで京都に来たような感覚だ。世田谷にもこんな所があったとは驚きである。

 

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招猫殿、招猫観音が祀られている。よく商売繁盛の縁起物としてお店においてある招猫、一説では実はここ豪徳寺が発祥と言われている。

東急世田谷線(4)

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松陰神社前から沿線を歩く。次の世田谷駅まで道が通じている。

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微妙に歪んだ風景、ここから異次元世界?
いやいや、撮るつもりなかったのに間違ってシャッター押してしまったものです。
でもなんか面白いから載せてみた。
カメラが動きに追いつけなかったためでしょう。

世田谷駅

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路線の名前になっている世田谷駅。区役所がすぐ近くにある。この付近から世田谷通りが近づいてくる。

上町駅

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三軒茶屋行きホームは立派な駅舎。
世田谷線の車庫がある。
ここから右に直角にカーブして下高井戸方面へ向かう。

東急世田谷線(3)

若林駅

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若林駅まできた。
駅東側に環七通りがあり、若林踏切で交差している。踏切といっても遮断機はなく、信号機で交通整理されており、自動車と同じように道路が青信号の時は電車が信号待ちをする。ユニークな踏切である。環七通りの交通量が多いためにこのようになったとか。

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若林駅に並ぶ電車。しかし世田谷線といえば昔は全部緑だったのに、今は1本ずつ色が違っている。カラフルになったものです。

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松陰神社前駅

若林を出ると少し上り坂になり、500mほど行くと松陰神社前となる。駅名の通り、松陰神社の最寄り駅。国士舘大学も近い。
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駅から北へ行くと松陰神社
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東急世田谷線(2)

西太子堂駅

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三軒茶屋駅を出て300m程行くとすぐ西太子堂駅。路面電車とあって元々駅間は長くないが、三軒茶屋〜西太子堂間はその中でも最も短い。駅周辺は閑静な住宅街で、列車の発着時以外はひっそりとしているようだ。

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停車中の300形電車。かつてのデハ200形を模した塗装。

 

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ホーム全景

 

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駅前の様子、商店も少なく閑静な住宅街の中の駅といった感じ。

 

次の若林に向けて歩いてみる。駅間の短い路線だが、線路沿いに続く道は多くない。広い道が少なく、迷路のように入り組んだ世田谷の住宅地を行く路線とあって、少々わかりにくい。

 

踏切を過ぎた所に線路沿いの道を発見したが、途中で行き止まり。まあ走る電車を見たかっただけですから気にしません。

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踏切を通過する電車。タイミング悪く、切れた。。。

 

よさそうな所を発見。住宅街をのんびり走る、世田谷線らしいと思う所かな。架線もいかにも路面電車という感じの架線だし。

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三軒茶屋行きが接近、おお、いい感じ!

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後追いで下高井戸行きも。

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踏切に戻って別の道を若林方面へ行く。草の生い茂る線路、なんだか気持ち良さそう〜、って寝る所じゃありません。時折線路端に雑草が生えている光景は目にするものの、ここまで行ってるのは珍しいと思うが。芝刈りしなくていいのかな。

 

 

東急世田谷線(1)

さて、GW後半真っ只中。遠出をするのもいいが、都会の近くにだって行ってみたい所や旅気分を味わえるような所もある。(前と同じような前振りを書くな!)東京近郊の気になる路線を取り上げてみるとしよう。
東急世田谷線。三軒茶屋〜下高井戸間を10の駅で結ぶ短い路線。駅数は小柄な2両編成の電車が走り駅間も短い。元々は「玉電」で親しまれた玉川線と言われた路線の一部。渋谷から二子玉川に向かう路線がなくなって(その後、代替に出来たのが今の田園都市線)、三軒茶屋で分岐して下高井戸へ行く方だけが残されたもの。というわけで今路上を走る所こそないものの、路面電車、チンチン電車の類に入っていて東京では都電荒川線と並んでわずかに残る路線となっている。今でこそ全て新型車になってしまったが、平成に入ってからも70形、80形といった古き良き時代を感じさせる板張りの路面電車が活躍していた路線だ。
概して世田谷の閑静な住宅街の中をコトコト走る。下町を走る都電荒川線と比べるとやや活気に欠けるかもしれないが、静かな環境下で気軽に散策するにはうってつけの路線だろう。沿線には豪徳寺や松陰神社など散策のスポットがある。
というわけで三軒茶屋からスタート。

三軒茶屋駅

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キャロットタワーの1階に駅がある。渋谷から出る玉電が田園都市線になった今も両者の接点として機能しているが、田園都市線が地下駅であるのと世田谷線の駅も移動してしまったため、乗り換えには少々距離がある。ちなみに田園都市線は他の東急の路線と同じ鉄道線の運賃(対キロ制)であるため、軌道線で残った世田谷線だけが運賃別建てになっている。世田谷線は全線均一で大人140円、子供70円。乗車券の販売はなくバスのように乗車時に運賃を現金か、Suica、PASMO等のICカードで支払う。回数券の販売はされている。以前は世田谷線専用のICカード定期券、回数券である「せたまる」があったが、世田谷線でのPasmo定期券の利用開始に合わせ2012年に廃止されている。

駅構内、キャロットタワーと一体化していることもあり、同ビルのテラスであるかのようなデザイン。高いドーム型の天井と丸い照明がいい。外国の駅を思わせるようだ。

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高層ビルのキャロットタワー。1996年に完成したもので、27階建てで高さは127m。今ではこれを越す建造物も珍しくなくなったが、周辺には他に高層ビルがないこともあって、今でも区内では非常に目立つ存在である(少し離れた井の頭線、小田急線沿線からでも確認出来る)。ちなみに名前は公募によるが、外見がにんじんの色に見えるということで付けられたそうである。レンガ調の外壁になっているためだが、その特徴も手伝って離れた所からでもあそこが三茶だと一目で分かる。まさしくランドマークとして機能していると言える。

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そんなキャロットタワーをバックに世田谷線の電車が発車する。現在は1999年に登場した300系に統一されている。世田谷線では平成に入っても長い間70形、80形などが活躍、全面緑色、床も板張りと古き良き路面電車の風情があったものだ。

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三軒茶屋駅の構内は単線になっていて、駅を出るとすぐに複線になる。下高井戸もそうだが、なぜか世田谷線は終端駅が単線になっている(その分ホームは乗り場と降り場が分かれている)。そのため列車の往来は慌ただしく、終着駅に着いてもあまり息つく暇もなく折り返し便として発車する。
線路沿いに道があるため転轍機が間近に見えた。高架化も進んでいるし、そうでなくてもおあつらえ向きに道があるとも限らないので、こういう光景はなかなかない気がする。

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