阪急電鉄新駅開業、同時に駅名変更で神戸三宮駅誕生へ

阪急電鉄では今年度中に京都本線に新駅、西山天王山駅の開業を予定している。それに合わせて4駅の駅名を変更するほか、駅ナンバリングを導入する。
この駅名変更により、神戸側ターミナルである三宮駅が神戸三宮駅に改称される。また、同駅に乗り入れる阪神電鉄についても同じ名前に改称するという。
三宮駅を神戸三宮駅に改称することについては、関西以外の旅行者にとってはわかりやすいものになるかもしれない。反面、西へ行った所には神戸駅があることから、かえって紛らわしくなるのではないかという懸念もある。阪急の京都側ターミナルである河原町駅についても、京都河原町に改称するか否かの議論があったが、地元側からはかえってわかりにくくなる、京都駅と紛らわしいのではないかという理由から、実現はしそうにないようだ。京都駅と河原町駅とでは全然場所が違うから、実際間違えると確かに痛い。
ここで、その地に馴染みのない旅行者にとって最も分かりやすい状況と言うのは、中核と言えるようなJRの駅が一つだけあって、そこがその町の名前を名乗っているということではないかと思う。全くの筆者の独断と偏見であるが、札幌、仙台などは、割とそういう感じに近いのではないかと思う。元々の町の規模がそこまで巨大でなく、乗り入れる鉄道事業者や路線のネットワークも、そこまで複雑でない所である。とりあえず札幌駅、仙台駅を目指せばまず間違いない。八王子へ行くにはまず新宿駅へ行って、川越へ行くにはまず池袋駅へ行って・・・といったようなことまで考えなくてもいい。
しかし町の規模が巨大になってくると輸送需要を満たすべく数多の鉄道路線ができ、そうなると昔からのコアの駅以外に別に地の利の良い駅が新しいコアになり、そこを中心に町がまた発展していくという状況が生まれる。そして町が形成されるくらいだから当然といえば当然だが、そういう駅は概してターミナル駅ということでそこを行き先とする電車が自ずと走ることになる。というわけで案内に困るという状況が発生してくるのではないかと思う。新宿のように全国区的にその町の名前が知られていればまだ良いかもしれないが、そう都合良く行くものでもなく、大概はこのようにちょっとややこしいことになってしまうのだろう。

西武の芝桜臨

西武鉄道では毎年恒例の、秩父の羊山公園で見頃を迎える芝桜見物の輸送のために臨時列車(通称:芝桜臨)運行を行う。今年は4月27日(土)〜5月6日(月)の間に運転、特急を増発するほか、一般の列車も秩父方面が増発される。
以前は西武秩父へ行ける車両に限りがあったこともあり、普段見られないラインナップが見られちょっとした撮り鉄ネタになったものである。最近は西武秩父方面へ顔を出す車両も増えてきたため、あまり普段と大きく変わった感じはしないかもしれない。
詳細は西武鉄道ホームページにて。

相鉄・JR直通線の話題

相模鉄道では平成27年度を目処に相鉄・JR直通線の整備を進めているが、このほど開業時期が3年遅れて平成30年度開業になると発表された。並行して、東急線に入り渋谷(東横線)、目黒(目黒線)方面を目指す相鉄・東急直通線の事業も進められており今の所平成30年度開業予定としている。こちらについては今の所は特に大きな動きはないようだ。
相鉄・JR直通線は、相鉄線の西谷駅より線路を分岐させ、近隣を通るJR東海道貨物線に接続することで、横浜駅をターミナルとする相鉄が東京都心へ乗り入れるというもの。しかし当の貨物線との接続の工事が遅れているという。貨物線に接続する横浜羽沢貨物ターミナル付近には、新たに旅客駅として羽沢駅が新設される。JRへの直通はそこから既存の貨物線の線路を走行、途中鶴見付近で横須賀線に合流して新宿方面を目指す。現在は基本的に、定員制のライナーなど一部を除いて貨物用の線路であり、旅客の列車は走っていない。
また、羽沢からは新横浜、新綱島を経由して日吉へ向かい、東急東横線・目黒線につなぐ相鉄・東急直通線も建設される。こちらについては、ようやく本格的に工事が始まるようである。
しかし、「神奈川東部方面線」として以前から言われていたこの事業、正直現実にはさすがに無理なのではないかと疑っていたところである。詳細な運行計画はさすがにまだ明らかになっていないが、実際に開業すると相鉄とJR(横須賀線、新宿方面)、東急東横線・東急目黒線と、その先の地下鉄(渋谷で副都心線、目黒で南北線、都営三田線)がレールでつながることになるので、それ相応の列車が走ることになるはずである。確かに相鉄から都心へ出るには便利ではあろうが、何の電車が、一体どこからどこへ行くのかいよいよ訳が分からなくなると思うし、どこかで障害があった時の運行上の混乱もいよいよ大きなものとなりそうな気がする。
しかし相鉄・JR直通線の工事は遅れてはいるもののかなり進捗しており、無理だろうと思っていたことはもう現実のものとなりつつある。そういえば日本全国的に見れば北陸新幹線の工事も進んで開業が近づいている。今後の鉄道事情、いったいどこへ向かうことやら。

小田急MSE5周年記念ツアー

小田急電鉄、小田急トラベルでは東京メトロ千代田線に乗り入れるロマンスカー「MSE」(60000形)が2008年の運行開始から登場5周年になるのを記念して『MSE5周年記念ツアー』を開催する。
通常千代田線でロマンスカーが運行されるのは北千住までだが、今回は同線始発駅の綾瀬から運行される。代々木上原で小田急線に入り、新松田ではJR御殿場線に入って御殿場まで走行、その後唐木田、片瀬江ノ島を経由して新宿へ向かう。小田急線のほぼ全線と千代田線(本線)の全線を走破、御殿場線についても現在MSEで運行されている『あさぎり』のルートを走破することになる。
記念イベントとのことで記念弁当、関連のお土産品があるほか抽選会も行われる。
開催日は5月18日、19日、25日、26日の4日間(いずれも土・日曜日)、参加にあたっては小田急トラベルでの申し込みが必要とのこと。

東武野田線10000系就役記念乗車券発売

今までずっと伊勢崎線や東上線の中古車しか回されてこなかったのが、今年から当線用にあつらえた新型車両60000系が走るということで話題沸騰中の東武野田線。純新型とともに、今年からは伊勢崎線からの転籍ではあるものの10000系が走りだすということで、そちらの注目度も高まっている。従来の野田線を全て受け持ってきた8000系は昭和30年代の登場とあって省エネに対応した設計となっていなかったが、10000系、60000系の登場で省エネ化がようやく図られることとなる。
そんな東武鉄道では4月20日から、野田線での10000系デビューを記念して「10000系車両 野田線デビュー記念乗車券」を発売する。1セット500円で、内容は野田市駅からの大人350円区間の片道乗車券と、西新井駅からの小児150円区間の片道乗車券となっている。発売個所は東武鉄道の一部の駅と東武博物館、東武グループツーリストプラザにて、発売数は3,000セットとのこと。
ちなみに10000系といえば、ステンレス車体で銀色の地肌にマルーンの帯を締めた外観であるが、野田線に転属する車両については初のデザイン変更が行われ、帯の色が新しい東武のカラーで60000系でも採用される、フューチャーブルー、ブライトグリーンの二色に変更されている。

京王電鉄100周年記念入場券、スタンプラリー

京王電鉄では今年で開業100周年となるのを記念して、記念入場券の販売及び京王メモリアルスタンプラリーを開催している。記念入場券は4月14日より京王電鉄の全69駅で発売(1枚120円)、当時のデザインの硬券で各駅の名前が入ったものを駅の窓口で発売している。発売期間は今年の12月31日までだが、各駅1,000枚の発売でなくなり次第終了する。複数駅分のセット販売は行わず、台紙なども特についていない。
スタンプラリーについては開催期間は4月15日〜12月25日までで、全10駅にスタンプが設置され月ごとに設置駅が変わる。スタンプ帳は各駅で合計5万部を無料配布している。6駅分集めると達成賞として先着5,000名にオリジナルのクリアファイルプレゼントとWチャンス賞の応募ハガキが与えられる。Wチャンス賞では全69駅分の記念入場券がセットになったものもプレゼントとして入っている。
100周年というだけに、全線全駅を巻き込んだ大掛かりなイベントである。ただしWebサイトや列車内などのポスターでは宣伝されているものの、実際のところ各駅では殺到防止のためか駅窓口も含めて、入場券の販売やスタンプ帳の配布など、目立つ案内はほとんど出ておらず窓口で駅員さんに聞くまで分からないような状態になっている。それがためか大々的なイベントとして行いつつも、意外と大きな混乱はないようで普段通りの駅として営業することに成功しているようである。参加される方は窓口で状況確認するとともに、ぜひとも心静かにお祝いしましょう!

京成の赤電引退

3月20日をもって京成電鉄から通称「赤電」が引退する。
昭和30年代〜40年代にかけて投入された車両にかつて施されていた塗装で、車体の下半分を赤に塗装したことから「赤電」として親しまれた。その後、車体全体をファイヤーオレンジ一色に塗る塗装に変更、平成に入って以降ライトグレーをベースにブルー、ピンク帯を配する現在の塗装へと変遷した。赤電になる前は真反対(?)の「青電」なる塗装と、京成は車体の色についてバリエーションが豊富な路線であった。
一旦は姿を消した塗装であったが、2009年頃に3300形3324編成(4両編成)1本が復刻塗装として復活し運転されていた。他に青電塗装、ファイヤーオレンジ塗装の電車も復刻されている。しかし3300形自体が寿命を迎えており、新型3000形への置き換え対象となりこの度引退することになった。3300形までは普通鋼製車体で車体全面が塗装されているが、昭和47年の3500形からはステンレス車体に移行したため銀色の無塗装車体にカラー帯を入れたスタイルになっているため、間もなく全面塗装された電車そのものが京成から姿を消すことになる。ちなみに青電塗装は3356編成で2月18日に一足早く引退、ファイヤーオレンジ塗装の復刻車両は3312編成でこちらは3月24日をもって引退するという。
2年程前に京成上野駅でたまたま遭遇した時の赤電写真がありました。酷いですが一応。

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東海道新幹線駅関連の動き

JR東海では2月14日、東海道新幹線の全駅に喫煙ルーム設置、名古屋駅へのホーム可動柵設置について発表した。喫煙ルームについては三島、静岡、浜松など11駅13カ所に設置、2月下旬より着工し来年度末までに順次使用開始するという。また、2月から名古屋駅へのホーム可動柵設置工事を開始し、平成29年3月までに全4線で順次使用開始する。可動柵は品川駅、新横浜駅の一部ホームと熱海駅で既に使用開始されており、3月16日からは東京駅、新大阪駅の一部ホームでも使用開始予定となっている。

東武鉄道ダイヤ改正

3月16日に東武鉄道でダイヤ改正が行われる。東上線系ではこの日から副都心線、東急東横線乗り入れに合わせたダイヤ改正が行われるほか、浅草を始発とする伊勢崎線系(スカイツリーライン・伊勢崎線・日光線)も同日にダイヤ改正をするという、かつてない規模の改正となりそうだ。東上線系については既に1月22日の段階で公式発表されていたが、伊勢崎線系については昨年12月に特急関係のダイヤが先行で発表されたのみで一般列車の発表はなかった。このほど2月14日、伊勢崎線系の一般列車についても公式発表があり、全貌が明らかになった。
東上線系では日中時に副都心線・東横線・みなとみらい線直通が川越市〜元町・中華街間に毎時2本運転(東上線内普通、副都心線内急行、東横線・みなとみらい線内特急で運行)される。現行は渋谷行きで毎時2本運行されているのでそれを延長するような形である。ほかに従来の有楽町線新木場行きも継続して運転される。また、地下鉄に乗り入れない池袋発着列車については、従来日中の速達列車は急行毎時5本、準急3本としていたのを新たに快速を新設し快速2本、急行4本、準急2本に改める。快速は急行と快速急行の間の位置づけとされ、池袋〜川越間は急行と同じ停車駅だが、急行が川越以北各駅停車なのに対し快速は川越以北でも快速運転し、急行よりも4駅減らして池袋〜小川町間をスピードアップさせる。また、現在急行が毎時5本でややいびつな運行間隔になっているのを運行間隔を揃えて分かりやすくする。
ほか、夕ラッシュ時運転のTJライナーの小川町延長や一部時間帯限定で運行している快速急行の増発が行われ、快速急行は平日朝上りにも設定される。
伊勢崎線系では、スカイツリー最寄り駅のとうきょうスカイツリー駅について、下り特急列車の停車を拡大し、快速・区間快速については全列車停車とする。また、区間快速については各駅停車で走る区間が新大平下以北に改められ、東武動物公園〜新大平下間で停車駅が8駅減って、浅草〜東武日光間で平均18分短縮と大幅にスピードアップする(浅草〜新大平下で見た場合はとうきょうスカイツリーの追加停車分が含まれるため7駅減となる)。元々日中の特急料金無しで乗れる最速達列車は快速で、浅草〜東武日光間のすべてを快速運転していたが、平成18年のダイヤ改正では朝の一部を除いて区間快速に格下げされて東武動物公園から先は各駅停車になり所要時間が大幅に増加した。今回の改正では完全ではないものの、かなり取り戻すことになる。
他の列車では日中に浅草〜久喜間毎時3本あった区間準急をなくし、浅草〜竹ノ塚間の普通に変更する。これにより北千住〜新越谷間の速達列車は現行の急行6本、区間準急3本の計9本から急行6本のみに削減となる。ただしその分種別が整理され、運行間隔もきっちり10分間隔になると思われるので分かりやすくなるだろう。急行については伊勢崎線久喜発着、日光線南栗橋発着が各3本から久喜4本、南栗橋2本に変更され、南栗橋方面が減る分は現在東武動物公園までの日比谷線直通を毎時2本南栗橋へ延長して補完するなどの変更がある。
また、伊勢崎線館林以北、日光線南栗橋以北はホームが短く6両編成までしか入れず、始発の浅草駅も最大8両までしか入れないため、半蔵門線直通以外の8・10両編成については館林、南栗橋で増結・切り離しがあり、上り浅草行きも北千住で一部切り離し(10両⇒6両など)が行われてきた。しかし、この改正では館林、南栗橋で運転系統を分割、それぞれの折り返し列車を接続させるように変更して基本的に増結や切り離し作業を廃止する。これにより乗り換えは必要となるものの、所要時間が大幅短縮される。浅草行きの北千住切り離しについても、浅草に入れる最大両数の8両編成に抑えることで廃止する。

東京メトロ 銀座線の各駅をリニューアルへ

平成34年度を目処に、東京メトロ銀座線の全駅についてリニューアルを行うことが発表された。日本初の地下鉄である銀座線、今回のリニューアルはそ のような歴史の面も併せつつ、新たな機能を持たせるという「伝統×先端の融合」というコンセプトで行うという。具体的には路線を5つのエリアに区切り、エ リア毎にコンセプトを設定し、対象の駅についてデザインも広く一般公募するコンペの形式を採るという。12月17日発表では早速、下町エリアの上野、稲荷 町、神田の3駅のデザインについて募集要項が発表されている。
古い路線なだけに、銀座線の各駅は既にどこもリニューアルを経験しているが、前は営団地下鉄だったこともあってかデザインはどの駅もほぼ共通という感じ の、画一的なものであった。東京メトロになってからも一部の駅でリニューアルが進められているが、それらの駅は明らかにそれまでとはデザインが違い、独自 性が強くなってきている。そんな中で提示された今回のリニューアル、しっかりとコンセプトが出されている。全駅を10年程かけて完全改良、しかも一般から のデザイン公募。日本初の地下鉄という非常に重みのある路線らしい、並々ならぬ気合いの入り様である。
今年から01系の置き換え用として新車1000系がデビューしており、この車両もレトロな車体のイメージと最新設備とが見事に融合した車両と思う。しかし その次はちゃんと駅についても、同様のことが計画されていたんですね。レトロな車両がレトロな駅を行く、いいですねぇ!路線の持つ特色を生かした見事な戦 略と言えそうですね。