ケーブルカーに乗り大山寺へ。ぎちぎち状態の中、乗務員が立ち上がり乗客の波をかき分けて、内側に開くドアを開ける。慣れたものではあるだろうが、この時期はことに忙しいだろう。ご苦労様です。
ケーブルカー同士行き違う場所に駅が設けられていて、反対側に阿夫利神社行きが停車する。のりば案内には「線路にロープのある方が上り ロープのない方が下り」とある。ケーブルカーらしい。ケーブルカーの構造、言われてみれば「ああそうか」と思うのだが、思わずちょっと考えてしまう。
大山寺、あまり広くない山の中腹にあるお寺。それがまた、俗の世界とは違うような、独特の雰囲気を出している。古来からお寺と言えば山にあるものだった。
女坂を下って行く。男坂とは全然違う感じ。女坂の七不思議がある。こちらは逆さ菩提樹。
小川が流れていて滝もある。こちらの方が、穏やかな自然の中をゆったり歩けるかのような感じだ。道も参道として整っていますし。少々距離が長いがこちらから阿夫利神社へ行くのも良いだろう。
大山ケーブル駅を過ぎて参道の石段を降り、バスターミナルへ向かう。ここがまた長く、ある程度の距離を自分の足で登って降りて来た者にとっては最後の試練だ。アハハハハハ・・・もぉ膝が笑ってしょうがない。冗談言っている場合ではない。バス乗り場が見えてくると、冗談抜きでホッとする。(苦笑)
再び直行の臨時バスに揺られて伊勢原駅、小田急線で充実感たっぷりに帰路に着く。
そうそう、駅には帰りのメッセージもちゃんと用意されていた。