さて、11月の三連休真っ只中、そして平成もまもなく終わろうとしている頃ではありますが、そんな中平成9年に営業休止になった京成電鉄の旧博物館動物園駅が、実に21年の時を経て一般公開されました。
初めてニュースで見たのは勤務休憩中のことでしたが、まあ一人でソワソワしてましたね。(怪しいわ…)とはいえ営業休止になったのは平成9年(その後平成16年には廃止)、まだ幼かったし特に沿線住民でもないので京成線も乗ったことない頃です。ただ、地図を何気なく見ていてこのあたり上野公園の中を通る京成線に、「博物館動物園」というなんだか読みづらい長い名前の駅が存在したことは記憶にありますし、駅舎がレトロな洋風建築を思わせる特徴的な造りで新聞記事に出ていたこともありましたかね。ちなみに地図は平成元年発行のミニマップで自宅で保管していましたが、しっかり載っていました(ちなみに地下鉄路線図を見ると、副都心線がないどころか南北線も大江戸線も、路線の端っこの方が「建設中」として載っているだけですね…)。その後、もう休止後ではありますが上野公園あたりを散歩して駅舎を見る機会があったり、通過する京成線の車内からホームを見ることはありました。薄暗くて不気味でしたが何かそそられるものがありました。ホームにある有名なペンギンの壁画も、この目でゆっくり見てみたかったものです。
三連休だししばらくは凄い人なんだろうなと思い、直ぐに行くのはやめておこうかな?とは思ったのですが、ちょうど日暮里に行くことになったので、帰りにちょっとだけ様子を見てきました。
案の定、駅舎の周りは人だかり!中に入るには整理券が必要ですが、今日の分の配布はすでに終了したとのこと、聞こえてきた感じだとやはり朝のうちに予定枚数が終わってしまったようで、整理券を持った方々が信号の向こうからずっと並んでいて大変な人気ぶりです。というかこの勢いで営業再開なんてことは考えるのは、私だけではないはずです。(笑)
おお、今まで閉ざされていた、駅舎の口が開いている!
今回は単なる駅の公開だけでなくインスタレーション作品が展示されており駅舎にふさわしいアートとのコラボレーションという形になっています。中に入ることは叶いませんでしたが、外からちょっとだけ様子を伺うことができました。駅舎の天井部分初めて見ましたが中のつくりも芸術的ですね。それ以上に中のアナウサギさんもインパクトがある…。
公開は来年2月24日までの金、土、日曜のみで、また入れるのも階段の踊り場までだそうですが、ガラス越しに上りホームに隣接した改札の部分まで見ることができるようです。まだ始まったばかりですし、落ち着いた頃にでもまた来てみようかと思います。