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紀伊半島一周の旅(1)

2018/2/10 旅行記

2018年2月のものです。


気晴らしにまた乗り鉄してみたくなり二月の三連休で旅行に出た。行き先は、前々から行ってみたかったが、東京からだと鉄道での到達には時間がかかり、なかなか実行に移さずにいた紀伊半島に行ってみることにした。

というわけで、紀伊半島をぐるりと回るJRは紀勢本線と、途中和歌山県は御坊から出ていて以前は日本一短い鉄道としても知られていた紀州鉄道を今回のメインにすることとした。

三連休初日の2月10日土曜日、いつもの通り新横浜駅からのぞみに乗り込む。三連休とあって、行楽客でホームはスーツケースを持った人や家族連れで埋め尽くされている。
まずは新大阪へ向かい、そこから紀勢本線に入る特急くろしおに乗り換える。天気は良かったが寒い。北陸方面などは大雪で大変な状況である。そんな気候を示すかのように、新幹線の車窓から見える富士山は美しい雪化粧で笠雲までかぶっている。新幹線にとっても泣き所となる関ヶ原周辺では、降ってはいなかったもののやはり辺り一面、雪景色となっていた。

201802_傘雲を被った富士山

201802_伊吹山付近

関東を出る時の天気は良かったが、大阪に近づくにつれ怪しくなり雨が降り出した。今日の天気は残念ながら、和歌山方面は雨だ。このところすっかり天候に祟られてだし、普通の雨ならむしろまだありがたい方だと思わなくてはならない。

新大阪で降りる。寒い・・・。
コンコースに出るとまたすごい人だ。在来線ホームに移動して、特急くろしおが発車する11番線に降りる。紀伊半島方面への観光客か、ここでも結構な人がおり指定席券は売り切れとのアナウンスも入っていた。指定券を買っておいて良かった。しかし私の隣に座る人は、どういうわけかいなかった。

地形の厳しい紀伊半島では海沿いを走る区間が多く、景色は美しいが自然災害のリスクとも隣り合わせである。台風の通り道ともなりシーズンになると風雨の被害も多いが、もっとも恐れられるのは、大地震発生時の津波である。初めて紀伊半島方面の列車に乗ったが、列車には津波避難の際の用具や手順などが備えられており、特急の座席にもパンフレットが入っている。また半島内の各駅にも避難を促す表示が出ていたり、各所の高い建物は「津波避難ビル」として指定されている。

新大阪を発車すると列車は梅田貨物線を走る。しばらく東海道線(JR京都線)と並行するが、淀川を渡り終えると右カーブして分かれる。大阪駅は直接通らずに、阪急中津駅など大阪駅の北側を通っていく。福島駅近くで高架になって大阪環状線に合流する。貨物線ではあるが特急くろしおや、関空アクセスの特急はるかがこの線路を通る。よってこれらの列車は大阪駅を経由せず、新大阪駅から直接和歌山・関空方面へと直通する。
環状線で大阪の街をしばらく走るが、本数が多いこともあってか速度はゆっくりである。天王寺で結構人が乗って、ここからは阪和線、その先和歌山駅からは紀勢本線に入る。くろしおは一部を除き、阪和線内はノンストップである。

阪和線内でもあまり速くなかったが、途中日根野を過ぎると関空方面の列車がなくなって余裕ができるためか速度が上がってくる。同時に和歌山との県境が近づいて峠越えのような感じになっていく。途中山に入り長いトンネルを抜けると和歌山県、峠を抜けると一気に平地に降りて、紀ノ川を渡って和歌山に着く。阪和線の終点で、紀勢本線、和歌山線と接続するため構内は広く、ターミナル駅という感じがする。

201802_紀の川

201802_和歌山駅




ここから紀勢本線となる。和歌山駅はターミナルとはいえ途中駅のような構造で、途中紀伊田辺までは複線化されていることもあり、和歌山近郊は阪和線の延長のような感じもする。多分、普通なら言われない限りわからないだろう。ただ、紀伊半島に本格的に入り陸地はほとんど山になってしまうため、トンネルを交えながら山々と海が連続する車窓となり景色はだいぶ変わって見える。
桜で有名な紀三井寺を過ぎて、海南市に入り高架の海南に停車する。海沿いということもありこの辺りの都市は工業都市が多く、海沿いはもっぱら化学工場が占めており工業地帯の景色になっている。

201802_紀勢本線海南周辺


カーブやトンネルを繰り返しながら進む。山と山の間、あまり広くないところに町が広がってそこに駅があるような感じだ。


やがて御坊に到着、御坊市の代表駅で紀州鉄道との接続駅。まずはここで降りて御坊の町を歩きながら、紀州鉄道を訪問する。

201802_御坊駅

201802_御坊駅と特急くろしお


紀伊半島一周の旅(2)に続きます。



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