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立山黒部アルペンルートの旅(1)

2022/6/4 旅行記

※2022年5月訪問

忙しい最中だったが気晴らしも兼ねて小旅行へ。
天気次第でどうなるか、というところはあるが、行ったことのない立山黒部アルペンルートに行ってみようかと思い立った。

202205_立山黒部1

202205_立山黒部2

まずは『あずさ』で松本駅、そこから大糸線に初めて乗る。
6番線発、211系の3両編成、松本車両センターから入ってきた。
反対側7番線は上高地線だが水害の影響で運休しており、旧塗装復刻の3000系がドアを閉めて留置されたままである。
(2022年6月10日運転再開とのこと)

松本市を起点として、安曇野の町々を結びながら走る大糸線、日中でも利用客は比較的多い。座席はほぼ埋まっている。全線単線で、日中はほぼ1時間に1本、30分に1本位運行するのは難しいだろうか。
学生も多いがスーツケースを持って観光客と思われる乗客もいる。荷物こそ違うが私もその一人。


スピードが乗らぬ間に最初の駅北松本。篠ノ井線がまだ並行しているが同線に駅はない。
ここでも結構乗ってくる。大糸線は駅間が短く、スピードが乗ってきたと思うともう減速してしまう。



202205_立山黒部3

篠ノ井線と分かれて島内。行き違いできるが右側に停車した。島式ホームだが狭く、かなりカーブしている。
行き違い待ちで停車する。


北アルプスの山々を背景に田園風景が広がり始める。大糸線ならではの風景だ。

202205_立山黒部4

202205_立山黒部5


梓川を渡って梓橋。特急あずさの由来になった川だが、川の名前だということはおそらくあまり知られていないのではないだろうか。
千曲川(信濃川)の支流で、途中から奈良井川と合流し、その先は犀川という名前で知られている。


方向転換して北の方へ向かうようになり、北アルプスを構成する山々が車窓左側を占めるようになる。
雲をいただいている。麓から見ると晴れているように見えても山上は雲の中だ。

安曇野の市街地に入り南豊科、豊科と進む。乗り降りも少し多め。
独特なジョイント音を奏でながらハイスピードで走る。ローカル線らしくて良い。
遠くに雪を被った山々が見え始める。本格的にアルプスに近づいた気分だ。

202205_立山黒部6

有明駅、構内が広い。ここで島内以来の行き違いで、上りの特急『あずさ』が通過する。大糸線には『あずさ』が1日1往復だけ乗り入れている。


雪を頂いた山々が近づいてくる。大町まであとわずかだ。
並行する国道の距離表示には「黒部ダム」の文字もある。

大町の市街地を回り込むように走って、南大町を過ぎると次は終着駅の信濃大町。
安曇野も終わりに近づき、行く手も山になってくる。
大糸線も町の中を走る区間はこのあたりまでで、ここから先は山岳路線の趣に変わる。
乗客数も大きく変わるため、基本的にはここ信濃大町で乗り換えとなりこの先はワンマン列車になる。
今日はここで一泊、旅としても一区切りだ。

202205_立山黒部7

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※立山黒部アルペンルートの旅(2)に続きます。



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