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立山黒部アルペンルートの旅(2)

2022/6/5 旅行記

※2022年5月訪問

さて、この日の目的地信濃大町駅に降り立った。
少し時間があるし駅の内外を見てみるとしよう。

先にも触れたが、信濃大町までは町を走るが、この先南小谷方面は山になり利用客も少ない。
そのため、基本的に松本からの列車は信濃大町止まりとなっており、ここで南小谷行きの列車に接続・乗り換えというパターンが多い。
信濃大町までは211系の3両編成が多いが、南小谷方面はE127系2両編成によるワンマン運転となる。





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JR東日本の駅では観光地などでその地の風景・ゆかりの写真を背景にした駅名標がある。
ここ信濃大町は北アルプスが背景になっている。




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南小谷方面からやってきたE127系ワンマン列車。



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基本的に1時間に1本しかない大糸線。
列車が発車すると人影がなくなり静寂に包まれる。
長野県側の黒部の玄関口として、以前は今よりも賑わっていたであろう広い構内、
今となっては少々寂しい感じもするが、一方で都会の喧騒を離れた実感が湧いてくる部分もある。



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駅舎に面した1番線側には「写交場」なるものが。
関電トンネルの破砕帯の写真が掲げられている。



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1番線改札付近の様子。駅そばもある。
1番線は主に特急が発着するようだが、特急も現在1日1往復しかない。
普通列車は主に3・4番線に発着して、同じホームで乗り換えられるようになっていることが多い。



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駅前はタクシーが待機していたりバスの待合所があったりと、この地域の中核でありまた観光の拠点らしい佇まいである。

この日は駅近くの宿に宿泊し、明日は天気がよければ立山黒部アルペンルートだ。難しければ大糸線をそのまま糸魚川まで乗り通して沿線観光をしながら富山へ向かうことにしようと思うが、そこまで悪くはなさそうだしなんとかアルペンルートに行ってみたい所。

さて、もう一つの楽しみとして地方都市でみる夜空がある。都会ではなかなか味わえない空。今回も灯りが少なそうな場所へ歩いて空を見上げてみる。大町市は町であるのでまだ灯の影響は少しあるようだが、それでも東京よりは全然見えた。5月の夜空は春の星座、頭上に北斗七星が輝いている。左下に目をやればうしかい座のアークトゥルス、さらにおとめ座のスピカと、春の大曲線もたどれる。オリオン座などは見慣れていたが、春の大曲線を見たのは初めてかもしれない。

※立山黒部アルペンルートの旅(3)に続きます。



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