立山黒部アルペンルートの旅(6)
2022/6/19 旅行記
※2022年5月訪問
さて、立山ロープウェイに乗る。
少しずつ高度を上げていく。景色は大変美しい!しかし、中盤近くなってくるとやはり恐さの方が優ってくる。そんな筆者、ふと思いついたのがスマホのカメラを掲げてひたすら動画を撮るというもの(笑)。案の定そちらに集中していたら、かなり気が紛れた。この方法、意外と効果があるな(個人差はあると思います…)。
この日は風が強く、到着時はロープウェイがホームにぶつかる。そこは流石に覚悟が要った。(笑)ということで大観峰駅に到着である。
標高2316m!ついに2000mを超えた。屋上には展望台「大観峰展望テラス」があるが、そこまでは54段の階段を登らなければならない。標高2000m以上ということで空気が薄くなり、注意しないと高山病のリスクも高まる。そのため体力的に自信がない場合は建物内の展望テラスにすること、辛かったらマスクは外しても良い旨書かれていた。
最初はいきなり行くのもきついかと思い、建物内の待合室で休みがてら外を見ていた。が、やはりせっかく来たからには、屋上展望台に行ってみたくなった。(笑)
ということで階段を少しずつ登ってみる。人にもよるかもしれないが確かに空気は少し薄く感じる。しかし、今回黒部ダムを経て少し高度に慣れたのか、階段を上がっていてもそこまで気にならなかった。とはいえただでさえマスクで苦しくなりやすいほうなので、マスクは一時的に下ろして、上がる速度もゆっくりにしておく。
ちなみに今回のように長野県側から来ると、途中黒部ダムを挟んだり、交通機関が小刻みにあるので、乗り換えで必ず歩いたり待ち時間が発生する。特に関電の電気バスから黒部ケーブルカーへは、通過するだけでも途中黒部ダムを必ず歩くことになる。高度も段階的に上がっていくので、個人差はあるだろうがこちらのルートの方が体を慣らしやすいだろう。
逆に富山側から来ると、スタート地点の立山駅からまずケーブルカーで標高977mの美女平まで登るが、そこで立山高原バスに乗り換えて途中下車しないでいると、1時間弱で一気に標高差1000m以上を登り、最高地点2450mの室堂駅まで来てしまう。寒さと空気の薄さに順応しきらないまま、一気に高度を上げてしまうことになる。下手すると高山病を発症するリスクもそれだけ大きい。しっかり時間を取り、美女平でケーブルカーを降りた後や、途中弥陀ヶ原でバスを降りて散策するなどして、体を順応させることを意識した方が良いだろう。そもそも観光のためのルートなのだし、一気に通過してもちょっともったいない。
うん、意外と行けた。
しかし、最初は54段と書いてあったが、上まで上がってみるとこんな表示が。いいね、面白い!(笑)
屋上展望台は3段ほどの階段状の展望台になっている。
さて、景色を楽しむとしよう。
絶景…。
最高だ。これは本当に来た甲斐がある。
建物からは雪のトンネルが。外の景色もそうだが、もはや別世界だ。
ここまででも既に心揺さぶられるような風景だが、この先もまた素晴らしい。
ここからは立山トロリーバスに乗り込み、いよいよ次は最高地点の室堂駅へ。雪の大谷も待っている。
※立山黒部アルペンルートの旅(7)に続きます。
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