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弥彦線の旅(2)

2022/11/13 旅行記

腹ごしらえを済ませて神社へ。菊まつり開催中で菊の花がずらりと並んでいた。あまり詳しくないが、自分で育てて出展するというのもまた育てがいがありそうだ。

弥彦神社_鳥居

弥彦神社_社殿


せっかくきたのでロープウェイで山頂まで登ってみようと思い、参拝を終えて裏の道に出て、乗り場へと登ってみる。徒歩でもいけるがシャトルバスも運行されている。
山の麓ということで林が広がって鬱蒼とした感じ。歩いていてとても清々しく落ち着いた気分になる。が、乗り場まででも結構登るな。ちょっと息が切れてきた。

弥彦山ロープウェイ_山麓駅



今日は観光客が多い。ロープウェイ2台分くらいは待っただろうか。
しかしアルペンルートの時もそうだったが、高所恐怖症なくせによくぞまあこういう山上はなぜか行きたがるものだ。まあ、怖いもの見たさっていう言葉もありますし…。



弥彦山ロープウェイ車窓から

ロープウェイからの景色は絶景、山肌の紅葉に、眼下には越後平野が展開…怖かったが美しかった!(笑)
恐怖対策と言ってはなんだが、イヤホンでずっとBGM流してました…。

山頂駅に到着。標高634mの弥彦山、スカイツリーと同じ高さである。実際には山頂駅あたりは九合目らしいが、それでももう山頂同然の眺望である。

弥彦山_山上


弥彦山上から日本海1


弥彦山上から日本海2


目の前には日本海!今日は実はこれを拝みたくて、わざわざ登ったようなものだ。
日本海に面した新潟県だが、車窓から日本海が拝める場所は、実は意外と少ない。柏崎〜新潟間で、信越本線よりも日本海側を通っている越後線でも、海沿いの山々に阻まれたり、新潟近郊は沿線が発展して住宅地に囲まれており、日本海を見ることは出来ない。海水浴場としても有名な信越本線の鯨波や、旧北陸本線である日本海ひすいライン、村上から先の羽越本線なんかの方が日本海至近の場所を通っている。要するに越後平野から外れた、海まで山が迫る険しい地形の所だけが海沿いを通っているというわけだ。旧北陸本線にあたる親不知は特に難所として有名である。列車はほとんどトンネルで通過、片や高速道路(北陸自動車道)はこれまた珍しい海上を通過するルートとなっている。

山頂駅から少し階段を登ると山頂の休憩所がある。3階建ての建物になっており屋上の展望台まで登ることができる。展望台も一応登ってみたが、遮るものがなく風も強く、さすがにちょっと怖い…。眼下の日本海は美しいが、油断すると足が震えてくるな…。

反対側は越後平野が望める。海に面した山とあって日本海、越後平野と両方の眺望が楽しめる。うむ、これはなかなか贅沢だ。
秋の雲もまた美しい。

弥彦山上から越後平野1

弥彦山上から越後平野2


下山して、参道の途中の休憩所で一服。のりしょうゆの五平餅をいただく。久々に磯部巻きの餅を食べた。これは美味い!



弥彦をゆっくり堪能して、すっかり夕暮れ時に。新潟訪問の折には、また尋ねてみたい所だ。

夕暮れの弥彦線吉田駅1

夕暮れの弥彦線吉田駅2

帰りの弥彦線列車は、吉田駅止まりだった。
越後線への乗り換えで降り立ったホーム、ちょうど弥彦山越しに沈む夕日の風景がまた美しかった!

(完)



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